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ヒロタが綴る日々の出来事

年末年始

2019.12/31

神保町いちのいちグランスタ丸の内店出店

好評開催中です。年末年始もお休みなく営業いたしますので、お近くの方も遠方の方もどうぞお立ち寄りくださいませ。

【グランスタ丸の内店年末年始の営業時間】
12月30日(月)・31日(火) 10:00~21:00
1月1日(水)~3日(金) 10:00~20:00
1月4日(土)・5日(日) 10:00~21:00
1月6日(月)より通常営業

私も年末年始通常営業で制作いたします。オンラインショップのご注文も冬休み期間に入って増えてまいりました。日頃お忙しくしているお客さまにも楽しんでいただけると幸いです。

石畳を歩く猫

2019.12/27

フルオーダーでマフラーをお作りしました。

裏側はシルクのシフォン生地を重ねて羊毛と一緒に縮めフェルト化させます。羊毛の色合わせとふさの色にあわせて黒のシフォン生地を使いました。

二つに折ってできた輪っかに端を通して使えるサイズをとのご希望で、長めの175cm。ボリュームがありつつ薄くて軽い仕上がりです。

今日は1日雨模様で日中は霰がぱらつく寒い日でした。外は深々とグレーの世界で、家の中はストーブをつけていて暖かい。山の上半分は霧がたっぷりとかかっていて雪が降ってもいるようです。あそこまで登ると寒いんだろうなあ。寒いと体を動かすのが億劫になってしまうのだけど、せめて掃除機はかけようと居間と寝室と工房だけ軽くお掃除をしてからオーダー作品を幾つか仕上げました。しっかり乾いたら明日には発送できそうです。裏庭をとぽとぽ歩くキジトラのねこを発見してひっそり喜びながら(どこの子だろう?)今日も過ぎていきます。苔のところじゃなくて石畳をちゃんと歩くんだな。苔は湿っているからねえ。

年末年始も変わらず、マイペースに制作をしております。お節料理の予約をしたし、年末は我が家恒例の紅白見ながらTwitter見てお蕎麦を食べるという行事をやりますが、あとは普通に工房にこもります。オンラインストアの受注などもお休みございませんので、よかったらふらりと遊びにいらしてくださいね。ヒツジフエルト縮絨室はいつでもみなさまのお越しをお待ちしております。

ペンとペン

2019.12/25

神保町いちのいち グランスタ丸の内店好評開催中です。

スタートして6日が経ちました。毎日多くのお客様にお越し頂けていて感謝の気持ちでいっぱいです。うれしい。クリスマスギフトにもしていただけているのかな?たくさんお届けしていますので、1/16までの期間中、ぜひぜひお越しをお待ちしております。

催事中はどんなアイテムが好評なのかを日々チェックしつつ、creemaのオーダーや個別のオーダー、来年のイベントの制作も始めています。

ラフスケッチや日記、アイデアを書くのに気持ちのいいペンNO.1は高校生からずっと長いことHI-TEC-Cの0.3mmペンでしたが、近頃はuniのJETSTREAM0.5mmも気に入っています。HI-TEC-Cはキャップを外さなくてはならないけれどJETSTREAMはノック式で書くまでのアクションが楽というのがまずあって、紙に文字を書くときの書き心地もいい。インクの紙の乗り方はHI-TEC-Cのほうが好きで、書き心地ではJETSTREAMが素晴らしい。手に伝わる感触は大事だなと思っています。書いている時にテンションが上がるのってけっこう重要。ささやかなことでテンションを上げて毎日を積み重ねていくのが楽しいな。

12/20(Fri)-1/16(Thu) 神保町いちのいちグランスタ丸の内店催事

いよいよ明日から始まります。新アイテムもおつくりしました。お時間ございましたらぜひお立ち寄り下さいね。制作して発送、次の制作としていたらUPが前日になってしまいました…。今回キーケースをめちゃたくさん作りましたので、今まで入手できなかったお客様にも届くといいなあと思っています。新作キーケースもできましたしうれしい。

 

田舎での制作と生活、2ヶ月が経ちました。ちょっと慣れてきたかなと感じています。一軒家なのでものを取りに行ったり作業をしたりするのに家中をあちこち移動する感覚とか、車の運転とか、庭掃除とか。朝はストーブをつけるところから始まるとか。新しいことは楽しいことでもあります。どうしたらうまくいくかを考えられるし体が慣れていくのも楽しい。週末だけ開いている美味しいパン屋さんを見つけたり、立派な野生のタヌキと目が合ったり。そんな中で繁忙期の制作を日々行っています。ものづくりの次のやり方に思いをはせる心の空間がすこしだけ空いてきたような気もしています。作業がより丁寧になってきている感覚もしているのですがその分仕上がるまで時間がかかるようになってきたなあ、という実感もあります。毎日お天気の様子を見ます。山に霧がかかる日、山に雪が積もっている日、晴れの日、文字通りの曇天の日。雪はまだ本格的に降ることなく、今年は過ごしやすい冬かもしれません。

アンナ・カリーナが旅立った。

初めて知ったのは大学生の頃。映画「ANNA」のリバイバル上映を観に行きその可愛らしさと美しさとチャーミングさ、以外と低い声、歌声とのギャップにすっかりやられてしまった1人だ。ゴダールと組んだ一連の映画も何本か観たりして、話はさっぱりわからん、だがアンナ・カリーナめちゃくちゃ魅力的や!!と。「修道女」も観たなあ。クルーネックのカーディガン、ボックスプリーツスカート、黒いコートに赤いマフラー、眼鏡。彼女のファッションも楽しくて自分はどちらかというと映画の内容よりもルックスに惹かれちゃったのだろう。ANNAの劇中で歌った「太陽の真下で」がとても好きでこの曲も入ったサントラは当時のヘビーローテーションだった。物の新陳代謝を活発にしているわたしが今も手元に残しているほどだ。18で田舎から出てきて大学生活を送り、アートを楽しみ、小さな映画館に通い出したあの頃の象徴的な思い出の一つなんだと思う。今現在に至る自分の礎。だからとっても淋しいな。ありがとう、アンナ・カリーナ。

今日はCDを引っ張り出して久しぶりにサントラを聴こう。

いっぷく

2019.11/2

自家焙煎の珈琲豆屋さん・máni coffeeに行ってきました。庄川の道の駅内にあります。道の駅で買った糀のプリンは濃厚でやわらかタイプのもので美味。昔ながらの固めプリンもあるといいなあ。(希望)

道の駅のフードコートでもこちらのコーヒーが飲めました。酸味が少なくてさっぱりとおいしい。

庄川の特産品柚子のロールケーキ。あっさりと甘み少なめで好みでした。次はチーズケーキを食べよう。フォークも素敵です。

今月の制作は3店舗分。おしりに火がついた日々の中にありつつもこんな時間を持ててほっとしました。好きなものを見つけて教えてもらって自分を守る。知る。動物たちのブローチはもう何年も創り続けていていますが飽きることはなく、動物の表情にもっと集中して「いい顔」を探求しています。美しい、静か、といったキーワードが今の心の中にあって、そこをやりたい。

まるい光の正体は、薄くなって穴が空いてきた障子からの日差しだった。張り替えなきゃ、でもちょっと惜しい。

田舎の暮らしは朝、昼、夜の雰囲気がまったく違います。夜は真っ暗で怖いものなんだ、という動物的な感覚を久しぶりに体感しました。もこもこのベッドに潜り込んでよく眠り、自然と早起きになる。お天気のいい朝の美しさには胸を打たれます。

グランスタ丸の内店さまの制作が始まりました。ここのところは黒猫づくり。白猫もつくりたい。

お引越し

2019.10/27

賃貸ではオブジェと化していたパーフェクションストーブは幾度となく住まいを替えながらも一緒に連れてきていました。ようやく使えるようになりうれしい。芯も交換済みで暖かく快適です。

この度、富山に住まいと工房をお引越ししました。静かな環境の中で毎日を過ごしています。暮らしと制作に集中していきたいなと何年か前から思っていて、様々な条件とタイミングが合わさり今回のお引越しとなりました。関西で仲良くなったいろんな人たちに送り出してもらったことがとても心強く、自分の軸がしっかりとある感覚です。自然に囲まれた環境でお客さまにより楽しんでいただけるようなものをつくっていけたらなあと思っています。

さあ、今日は何をつくろう。

秋のすがた

2019.10/22

神保町いちのいち神保町店さま催事、そして夜の博物館展、無事終了しました。ご来店くださったみなさまありがとうございます。次は12月に神保町いちのいちグランスタ丸の内店さまにて単独出店させていただきます。詳細はまたUPしてまいりますので楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。

今日は即位礼正殿の儀でしたね。古事記や日本書記、枕草子、源氏物語、そして宮中の着物などが好きなのでかなりしっかりと中継を見ていました。あとはお洗濯と納屋の掃除と庭木の剪定と新しい工房の窓ガラス拭きをしました。内側からと、外側からも三脚を立てて本気掃除。窓をぴかぴかに磨くと気持ちもすっきりします。無心で体を動かして結果の出る作業はシンプルに元気が湧いてくるものです。明日はオーダーの制作が2件。グランスタ丸の内店さまの制作も始まります。今期も静かに飛ばしていきたい。これは最上の喜び。あとは取っておいたグラタンを明日こそ食べる予定なので本気で楽しみにしています。

ねずみ年 2020年賀状受付スタート(11/24 24:00まで40%早期割引)のお知らせをUPしました。

今回もモチーフの制作をさせていただきました。ねずみらしさとおめでたいイメージをポップな作品へと仕上げていくのはとても楽しい。チーズねずみ合わせて全部で9種類のデザインからお選び頂けます。11/24の24時まで注文いただくと40%offとなります。どうぞよろしくお願いいたします!

ÉCHIRÉ

2019.10/13

フランスのエシレバターのお菓子をいただきました。エシレがお菓子を作っていることを初めて知ったのと同時に懐かしくなりました。

田舎で生まれ育った私は、オリーブという雑誌で木のカゴに入ったバターというものがあることを知りました。十代の終わり頃だったでしょうか。「こんな可愛らしい感じで?バターが?」あるらしい。田舎にエシレバターを置いているお店はそうそうなく、大学進学で引っ越してきた京都の明治屋でエシレバターの実物を見て芸能人に会ったときのごとく興奮したのを思い出します。見た目よく味も良くたまげました。田舎になかったものが現実にあるんだというドキドキは年齢とともに随分と落ち着き、それは少し寂しくもありますが、ここからは引き算と選択が進んでいくのかなという予感がしています。でも、街で欲しかったものでも手に入れられなかったものはたくさんあってそれが悔しいという思いも強く残っています。力及ばないとか、タイミングとか。いろいろな悔しさをバネにしてまた10年ギラギラとしてみたい気持ちもあります。どうなるかはさっぱりわかりませんが、わかりませんと言い切りたい。

白い秋

2019.10/11

実家に行くと、庭には白い花が咲き乱れていた。名前もわからないその花は、私が何年か前に母の誕生日に贈った鉢植えを地植えしたものだそうだ。根を下ろし、増えてゆき、毎年秋になると咲くようになったらしい。
居間から見えるその風景に、切り花にして玄関に活けるのも勿体ないような気がしてそのまま風に揺れ雨に降られている白い花を見ていた。
先だっての台風で落ちに落ちた柿の葉を竹箒でてみに集め庭の草木が植わる場所に肥料として撒く。腐葉土となり栄養となっていくだろう。
わたしは自分を守るためなのか真面目な話になるのが照れくさいのか時に道化のように茶化すことがある。大人はやさしいのでここ何年もその事を指摘してはもらえないし、されたくなさ過ぎて何年もわたしはそれをなるべく避けてきた。気まずい。しかし家族は家族なのでそれを忌憚なく指摘する。

此処にもわたしが住まいを変える意味があるのかもしれない。白い花は変わらず揺れている。

夜の博物館

2019.10/11

夜の博物館展開催中です。赤の心臓ブローチは完売しました。ありがとうございます!その他のアイテムはまだございますのでじっくり見ていただけると嬉しいです。

※明日12日は台風接近のため臨時休業となります。13日は営業予定とのことですのでお気をつけ下さい。どうぞよろしくお願いいたします。

心臓のブローチは3年ほど前にデビューさせて現在に至ります。ショパンの心臓がワルシャワの教会に眠っているということを知り、また「心臓ってすごいよ、こんな風なしくみで動いている。臓器ってよくできてる」というお話を聞いてむくむくと興味が湧き、つくろうと思いました。画像や写真はたくさんあれど、立体感がよくわからなかったので理科模型を入手して研究。ブローチにした時のサイズ感や立体感、色などあれこれ考えて3色展開となりました。静脈・動脈のパーツを5つつくり、ベースの心臓に取り付けてバランスや形を見ながら良い感じに仕上げます。

そして肺のブローチは今回初出しの新作です。臓器シリーズ第二弾がやりたいなあというのが最初の動機でした。肺の表面は段々になっていて、上葉・中葉・下葉とそれぞれ名前が付いています。

画像だとちょっと見えにくいですが、実物を見ていただくとうっすら段々がついているのがわかるかと思います。

体内では両肺のあいだ辺りに心臓があります。心臓は左に寄っているのでその関係で右肺に比べて左肺がちょっと小さくへこんでおり、そこも意識してつくりました。

あと、心臓・肺ともに言えるポイントとして「静脈・動脈・気管支の切り口」という地味ポイントがあります。ここの色もぜひご覧いただけるとうれしい。

ヒツジフエルト縮絨室のくま・ねこスマートフォンケースはポケットが付いているだけ。そのかわり(?)、フェルトの動物たちが前面に主張しています。これは正直に言うと自分自身がファスナーとかボタンとか付いていないシンプルなほうが出し入れしやすい、というズボラな精神から来ているのだろうなと思います。このアイテムはスマートフォンのお家というか、居場所というイメージ。作りはしっかりと長持ち仕様で、付属のメンテナンス書をご参考にお手入れすれば更に長く使うことができます。

・超シンプル

・でもなんか目立つ

・作りはしっかり

というこだわり。

スマートフォンケースから始まって、今ではサイズを変えてiPadケースやMacBookケースのオーダーもよくいただくようになりました。今はcreemaだけでオーダーをお受けしていますが、工房引っ越しと繁忙期が落ち着いたらヒツジフエルトのウェブショップでも出していきたいなあと思っています。

(もちろん蓋つきハンドル付き、ポシェットタイプなどご依頼があればそういったタイプを作ることはあります)

そんな(作家が)ズボラなスマートフォンケースは神保町いちのいち 神保町店催事にて期間限定で展示販売中です。10月3日までですので、よろしければぜひぜひ遊びにいらしてくださいませ。

羊の庭

2019.8/31

実家で仕上げ作業をしたので、いつもと違う撮影ができました。

今日の晩御飯は何を食べましたか?わたしは心太と梅ひじきのご飯、そして麦茶を飲みました。今日は野菜の日だったそう。次の制作に向けてあれこれご連絡と新作のモチーフをリサーチ、オーダーの内容をノートにまとめて今日はぼちぼちと進みました。ネットを見ていたら「ミルクコールドブリュー」なるものの作り方が載っていたので今夜仕込んで寝るとします。

八月下旬

2019.8/23

2019.9/6-10/3 神保町いちのいち 神保町店出店のお知らせをUPしました。今シーズンもどうぞよろしくお願いいたします。いっぱいつくったよー。

お引越しの準備もしなければ、その前にただでさえ少ない持ち物をさらに減らしてからだわと作業の合間にリフレッシュをするかのようにものを処分して片付けをしています。新居にも不要なものがたくさんあるので行っては片付け行っては片付け。お引越し、いざ決めてみると気に入って決めたこの真っ白なお部屋を離れるのはさびしいなと思ったり。ものも部屋も結局は生き物というか、愛着がわくものなのでものを入れるのも出すのも勇気がいります。とはいえ、次のステップに進むためにもやらねばならぬよ。繁忙期と重なってしまったので無理せず制作の合間に少しずつやろう。

ハロー

2019.8/16

自分は買うよりつくるほうが好きだ。そして発信するのが好きだ。作品をつくるのには時間がかかる。がんばる。

8月に入り、お盆ですね。こちらは今風はあまりなく雨が降っています。台風の心配があるとはいえ、ずっと雨が降らなかったので恵の雨といった趣。昔から自宅で聴く雨の音が好きです。今日はめずらしく少しお昼寝をして、すわり猫をひとつ完成させました。工房と実家との往復の日々は続いていて、毎日正解のない物事に向き合ったり休んだりしています。どうしたって考えてしまうことはいろいろあれど、毎日目の前にある「やること」をひとつひとつ積み重ねていくことが最善策であるといつも思い至ります。どこかに行きたいとか遊びたいとかそういう欲があまりなく、基本的に掃除が行き届いたお部屋にいることが好きなので、そこはありがたく思っています。

今日のこと

2019.7/17

食べる猫をつくりふと顔を上げれば七月も半ばを過ぎていました。いかがお過ごしでしょうか。

こちらは秋冬の催事に向けた制作がスタートしています。たくさんつくるのでまだまだこれから、登山は始まったばかり。作品のこと、ディスプレイのことで頭の中は賑やかです。でも今はなぜだか金沢のブックカフェでひと休みしています。休息は不可欠です。とても懐かしい友達に偶然再会した場所で、近くに来た時に寄っています。何事もご縁。

電車で長距離移動をするときイヤホンで音楽を聴くことが多いです。わたしの耳の穴って大きさか形が変なのか、イヤホンがすぐに外れてしまいます。特に右耳。しかたが悪いのか、はたまた外れにくいイヤホンというものがあるのか…。今はワイヤレスのものが主流なのでしょうか。街中でよく見かけます。ぽろっと落ちて無くしそうで心配になりますが、街中のみなさんは上手にイヤホンをつけておられます。

母と喋っていてふと着ているTシャツが気になりました。サイズ感やフォルム、そして何より特徴的なちょっとセクシーな女性のプリント。もしかしてと思ってタグを見せてもらったらヒステリックスのTシャツでした。やっぱり。というのは、わたしが1番ファッションに興味があった若かりし頃憧れていたブランドだったからです。しかも着ている本人はブランドの名前も何も知らず偶然買ったとのこと。この人はこういうところがあります。

虹色

2019.7/8

先週から副鼻腔の調子がよくなかったので早め受診をしてお薬をもらう。お薬手帳を見てみたら去年もこの時期に行ったようだ。先生もスタッフの方も皆てきぱきと無駄がなく、カメラを入れての診察とレントゲンもしてくれるし、例のごとく「副鼻腔炎にはなっていない」との診断。鼻が敏感なのはおそらく母譲りで、それと関連するのか強い香水も苦手だ。夏場は外に出ると香水をつけている人が増えるのでちょっと難儀する。(ときたまマスクをしても匂ってくるので困ったものだ)お昼ご飯を食べて、ピクルスを仕込んで、お薬も飲んだので調子がよくなるまで昨日気になっていたハワイの記事が載った雑誌を探そう。レインボーブレッドが気になっている。

今日は夕方から友人と待ち合わせて飲みに出かけました。クラフトビールのお店で城端麦酒があるのを見つけて、せっかくだからとこちらをオーダー。甘くて美味しいビールは桃色でかわいい。盛合せにあった野菜のピクルスがおいしかったので今度は家で作ってみようかな。特に大根。夏になると酸っぱいものが食べたくなります。盛り方がきれいでそれもうれしかった。目の前でスタッフの方が準備していたサラダも葉っぱがきれいでみずみずしくて美味しそうだったし、まるい眼鏡の似合うホールスタッフの女の子もかわいかった。近況、家事のこと、お仕事のこと、スキンケアのこと、おしゃべりはひっきりなしで集中しているのだけど、目からの情報はまた別の脳の場所を使うのかしら。

天体観測展、無事終了いたしました。月読みうさぎ以外のアイテムは引き続きJAMPOTさんにて販売していただくことになりましたので、ゆっくりお越しになりたい方は7/13より見にいらしてくださいね。イベント中はとてもにぎわって楽しいのですが、ヒロタのアイテムを見てくださるお客様はゆっくり空いている時にご覧になりたい方が多いのでは・・・とひそかに思っております。ぜひ手にとってご覧いただけるとうれしいです。

家主不在の家はさびしい。家は人が暮らすと息を吹き返す。そこで寝起きし、身支度をし、料理を作り食べて、掃除をする。窓を開けて風を通す。そんなことを思いました。家の布団でゆっくり寝たい、また仕事がしたい、おしゃれもしたい、もうちょっと生きたい。そんな気持ちにできるだけ添えるように家を守り、また私自身の生活も大事にする。Instagramでちょっぴり近況報告をしましたが、今はそんな気持ちです。どうすれば正解だったのか、いまだによく分からないことから始まった今年はいろいろなことが水面下でうごめいている。そもそも正解なんてないのかもしれないし、正解不正解を問うこと自体野暮ってやつなのかも。足りない頭で考えるのはやめて、前述の「自身のことも大切に」というわけでもないが(そもそも仕事だ)そろそろ秋冬の制作もやっていこう。

 

粒をあつめる

2019.6/27

天体観測展、最終週となりました。リンクでご紹介している以外にも天体にまつわる作品をたくさんお届けしています。今月末までの期間、皆様のお越しを心よりお待ちしております!

さて、こちらもようやく梅雨入りとなりました。この時期になると恒例となるのがくせっ毛との付き合い。今日はグールドの弾くブラームスのインテルメッツォを聴いています。近頃電車での長距離移動が多く、その時はブロンフマンのラフマニノフピアノ協奏曲第3番、カラヤンの第九など派手目な曲を聴くことが多いです。目抜き通り、NIPPON、スピッツもよく聴く。ピアノの音はぱらぱらと雨粒のような所がとても好きです。雨降りだから今日の選曲なのかしら。オーダーしておいた羊毛がようやく明日届くのでさっそく受注アイテムを仕上げよう。楽しみにお待ちください。

みどりと

2019.6/22

実家から見た満月の夜、とても明るい晩でした

実家の庭の草むしりが恒例行事となっている。だいたい1日1時間半くらいするのだけど、結構な運動量になるようで主に足が筋肉痛になる。庭が整えられるのは気持ちが良いし、土と草のいい匂いがするし、びっくり箱的にミミズと出会うのもなんかよい。「(土の中にいたのに)ごめーん」と声をかける。急ににょろっと現れるので自分の動揺隠しである。今の季節だとオオバコ・母子草・ハルジオンなどが相手だ。このエリアは虫がいっぱいいるから良い土壌だなとか、あっちのエリアは虫があんまりいない(栄養不足)から良い土壌で刈った草を集めておき半分くらいの量になるまで置いておいたものを後日撒いて均そうとか考える。また生えてくるものだし毎年のことだし生産的な作業ではないのに、得るものは大きい気がしている。子供の頃は祖父母が主に草むしりをしていたなと思い出した。わたしも手伝えと言われた記憶があるがあまりしなかった。蚊に刺されると直径10cmくらいに腫れ上がるし虫も苦手だったからだと思う。今は虫除けスプレーと長袖と手袋と日焼け止めで完全防備。大人になると武装で不可能が可能になる。今回は母と二人で1エリアをきれいに完了させた。母はちょっと落ち着かないようで少し遅くまでそわそわと外の作業をしていた。母を病院に送り届けた後工房に戻り、オーダーが3点入ったので足りない羊毛を注文し、父の方の支払いをすませ、叔母に連絡をし、友人に借りた本をお返しできるよう託し、ゆっくり蒸し器でごはんを解凍し、タマネギ串カツを焼いて今日の晩御飯を食べた。いろんなことをしようと思っている。自分は次に何を創りたいのかなと探っているようでもある。

【球根ブローチ】オンラインストアにUPしました。かわいいやつです。

球根あいかわらず好きなのです。それが伝わると良いな。

1点だけですが、ひさしぶりにUPできてうれしい。制作者あるあるで、つくったものが完成するところまでで全部「持って行かれて」いるのでそこから撮影して編集してUPするのはとてもパワーがいるものです。でも、1日1点なら良い感じでいけそう。自分でやらないといけない(主に予算上の都合で)のでパワーが削れますが、それは思い込みなだけでほんとうは気のせいなのだろうね。納豆食べよう。

6月5日

2019.6/5

天体観測展・Luna Park展始まって一週間が過ぎました。連日たくさんの方にお越しいただいているようです。今回もいろいろなアイテムをご用意しました。言葉でお伝えするのは難しいのですが、ひとつのアイテム・作品からも想像力が膨らむようなものができたかな、と個人的に感じています。ブローチ、最近では「小さな彫刻」といったものになっていて、着けていただくことを前提としていないようなものも増えてきたな…と。ゆえに飾られる方もいらっしゃるようです。2店舗をまわってお楽しみいただけると嬉しいです。詳細は上記のリンクをご参考ください。

 

麦茶を作っておく季節になった。作りたてでたくさんある時は安心、半分なくなると心許なくなる。でもピッチャー2つ分は作る気になれない。無印の耐熱ガラスピッチャー(1ℓ)は使いやすい。ゆらゆら揺れる存在にピンを打ってかたちを留めて自分に向くサイズでいろいろと工夫していきたいし、サイズが広がる隙あらば広げたい。時々どっと疲れてまたちょっと復活して、きれいなものがたくさん見つかる世界できれいじゃないわたしは生きるみたいな。

2019.5.31-6.30 中崎町本店 JAM POT「天体観測展」 × ギニョール2階ギャラリー「Luna Park」参加

こちらの詳細をUPしました。よろしければご覧ください。

今日はベランダの大掃除をしました。鉢植えが3つだけで他には何もないので掃除がしやすいのがいい所。

星のピアス

2019.5/13

「月読みうさぎ」

Luna Park展で展示販売いたします。

 

田んぼに水が張る頃になると夜蛙が鳴き始める。なんだか心落ち着く音だ。時々止まってはまたゲコゲコと再開したりする。撮影と納品は無事に終わり、画像編集もできそうだ。明日には次の制作の続きを始める。

月読み

2019.5/12

今日中にしておかなければならない納品の作業がなんとか終わった。これで明日撮影と発送をして先方に連絡すれば今月一つめの締め切り完了。撮影は自然光でないとできない。すぐに送れるようにキャプションも作り値段付けもしておく。あ、撮影した画像を編集して送る時間を捻出せねば。

今回は万葉集の中にある歌が付いている作品がある。気になって意味を調べてくださるお客様がいたら嬉しい。

4月29日 曇り

2019.4/29

制作楽しいんだ。

今の仕事以外でなりたかったなあと思う職業の一つは美術品の修復師。細かな作業をしているとふと思う。

4月21日 晴れ

2019.4/21

実家から戻ってきて来月末の天体観測展の制作の続きを始めて、今日までの予定をクリアした。明日からはオーダーの続きをやる。今朝の掃除は床をすべて雑巾掛けした。

天体観測展に向けての制作、うさぎ座ブローチのベースができた。フォルムは以前よりもちょっとふっくらさせて尻尾はモコモコにマイナーチェンジ。ここから刺繍を施して仕上げる。造形が変化していくことで、まだまだやれることあるなぁと勇気が出る。年齢を重ねるにつれ、成長・変化と共に後退ということも意識するようになったのは、家族の病気を見ることになったからだ。自分がどこまでできるか取り組みながら、できないことができてきたらできることをしよう、なども考える。あとは急がずにじっくり集中して制作する時間を取ることだ。急がずにじっくり制作できる状態を自分がキープすることだ。今日はリストアップした羊毛をオーダーした。複数のイベント、オーダーを並行して進めているのでまとめて大量に注文する。天気が良かったので布団も干せたし、眠るのが楽しみだ。ふわふわの毛布と一緒に眠るのが好きだ。眠ることがきらいな人もいる。眠るのがこわい人もいる。ということも知っている。夜はツイキャスを聴きながら日記を書く。

ピースと記憶

2019.4/13

窓を開けるとちょっと寒いが、お洗濯日和だ。いつものルーティンで朝食・身支度・掃除をして洗濯をする。ルーティンをしていくとだんだんと目が覚めていく。家の中の植物もベランダに出して日光浴させつつ洗濯物を干す。

引き続きデザイン画を描く。アイデアをまとめ、鉛筆でアタリをつけながら絵を描き、少しずつ線を1本に決める。色鉛筆で着色する。全て仕上げてスキャンし、データを送る。そのあとは天体観測展のために制作したできあがっているブローチにピンを付ける。ブローチ本体の形に合わせて革を切る。目打ちで縫うための穴を開ける。蝋引きした糸でピンを革に縫い付ける。それをブローチ本体に付ける。あとはアイロンをかける。完成。

オリーブ、ユーカリの鉢植えに今年も芽が出始めてきて、ああ春だな。柊の新芽はまだみたいだ。もう少し暖かくなったら植え替えをしよう。いいお天気で、風に揺れているグリーンたちをぼんやりと眺めていた。水仙は咲いただろうか。土筆や蕗の薹はすっかり顔を出しているだろうか。わたしが子供の頃から見て感じてきたことや記憶は誰にも分からない。わたしが去れば記憶は無かったことになってしまうのだろうか。そんなことを思うと世界に温度はないと感じる。同時に感動を覚える。

4月9日晴れ

2019.4/9

朝起きるといいお天気だ。カーテンからうっすらと空の青が見えるとちょっと嬉しくなる。パンがなくなったので鍋でご飯を炊き、フリーズドライのお味噌汁にほうれん草を入れ、甘酢肉団子を温めて朝ごはん兼昼ごはんにする。コーヒーも淹れた。オーダーの作品を仕上げ、最終チェックをし、納品書と住所を印刷する。一筆お手紙を書く。ラッピングする。植木に水をやってから郵便局へ出しに行って、友人のお店に寄り仕事の資料をいただく。このお店ではここのところある喫茶店の話題がいつも出る。本当にコーヒーが美味しいらしいので気になっている。スーパーに寄って新玉ねぎ、パン、レタスを買って帰る。今夜は炒飯。ちょっと味が濃くなってしまった。夜は仕事のラフスケッチ。資料と写真とでモチーフを確認しつつ、最終的に自分の作品になっていくよう意匠の余白も残して描く。というか絵が上手くないので毎回苦労するが、上手くないから自然と余白ができるので助かっているかもしれない。とりあえず2枚、提出用のラフを仕上げる。同時に買い付ける羊毛をセレクトしていく。他の制作に使う羊毛も一緒に買うのでリストアップしながらまちがえないように。ベランダに出ると今夜も夜風が冷たい。もうすぐ元号が変わるしお金のデザインも変わるし、変化というものは暴力的だなと思う。

Cool Hand Luke

2019.4/8

7時半に起きる。今日もいい天気だ。シャワーを浴びて髪を乾かし、白湯を沸かし、無印良品のコーヒー豆を挽き(安くて結構美味しい)、シチューを温め食パン半分をトーストし、溶けるチーズをのせて朝ごはんを食べる。掃除をし身支度をして出かける。帰宅後オーダー作品の作業をして整骨院へ行く。今日は足の裏が分厚くてとても固かったらしい。帰宅してスクランブルエッグを作り、トーストの上にのせ、チーズとサラダほうれん草とケチャップをのせて焼く。食べる。風が冷たくて強い。フェルト作業後に乾かしているエアキャップがベランダで激しい音を立てている。好きなものがあって暖かい家の中は安心だ。先週は天体観測展の制作も進んだ。

大林宣彦版「時をかける少女」を観たのでそのことを考える。子供の頃はわからなかったけれど、これは呪縛の物語だ。黒い何かを頬に塗られるのはその象徴だと思う。呪縛があるからこそ豊かな人生だと考えるか、ただただ呪いだと思うのかはその時々の気持ちによって変わるだろうな。切ない物語と、コラージュみたいな映像と、演技とがカオス状態でごっちゃになるけれどとても魅力のある、個人的に大切な一本になってしまった。また土曜日の実験室という言葉、ラベンダー、薬品のガラス瓶が並ぶ棚、植物の温室というディテールも好きだし、実験室にあった丸いイスも可愛い。

笑う月の雫

2019.4/6

顔のついた月、クレーター入り。

難しそうだなあとかちょっと手間だなあと思ってしまいなんとなく避けていた。でも「時は今」とばかりに思い立った。クレーター始めました。

新しく取り掛かったものができあがるとテンションが上がってしまい、夜なのに撮影をしてSNSに載せてしまう。混色している色味を撮るには自然光がいいのにこういうところは本当に子供だ。おかげでぜんぜん写っていない。「こんなのできたよ、見て見て〜」ってやつやな。明日撮り直そう。

ツイキャスを聴きながらこれを書く。明日はラフ画続きをやる、作業もできるといいな。

土星の雫ブローチをつくる。

以前のものよりふっくら感をアップして環も立体感を強めに出した。星の縞模様もつくり方を変えた。ここからビーズやティアドロップ(雫)型のステンドパーツ・スワロフスキーを組み合わせる。ビーズでキラキラ、雫パーツが胸元でゆらゆら揺れる作品だ。種類や色、付ける位置をどうしようか。異素材との組み合わせは一つ間違うと超絶ださくなってしまうので慎重に選ぶこと。

この位置から見ると模様と環の立体感が見えやすい。

風邪は治った。体調の悪い鼻声も新鮮だがやはり引かないのが1番だ。

4月2日晴れ

2019.4/3

朝起きると昨日よりは幾らか鼻風邪がマシになった気がした。寒い。富山は雪が降ったようだ。白湯、コーヒー、トースト、サラダと今日はシャウエッセンのチリ味、ヨーグルト in バナナで朝&お昼ご飯。部屋を暖かくし、掃除をし、セーターやお出かけ用の服をホームクリーニングする。メールやお問い合わせの返信をし、今日は球根ブローチの根っこを編む日とする。レース編み用の細いかぎ針でリネンとラメの糸を2本引き揃えながらビーズや水晶を一緒に編みこむ。4つ分編み上げた。

夜になり晩御飯を食べおわったらだんだん良くなっていると感じた。ごはん、茄子とサラダほうれん草のお味噌汁、焼き魚、サラダ、デザートに瀬戸内レモンのチーズ。白ご飯はパワーフードである。まだ声はちょっとおかしいが、鼻の通りが随分と楽だ。明日は子年用のラフ画を描いて天体観測展の作品リストをまとめる。追加仕入れは風邪が治ってからだ。

想いや感情を作品として表現しようというより、ただただ「よい」と思えるフォルムや質感、意匠を目指してものづくりをするほうが性に合っているなと感じる。昔から知っているお店がなくなるのはちょっとさみしい。ものづくりをしていた仲間が引退しちゃうのはちょっとさみしい。わたしは「なんかあの人ずっとやってるよね」という人になれたらいいなと思う。人生の春夏秋冬それぞれのものをつくりたい。

映画史・時代劇研究家の春日太一さんの本を半身浴中に読み直す。子供時代テレビっ子として育った私は、同い年の春日さんが研究し語る俳優、映画、ドラマはドンピシャ世代だということもありとても面白い。

風邪イベ

2019.4/1

なぜか風邪をひいた。今回は3日ほど前からちょっとだけ喉に違和感が出て時々鼻がぐずぐずするというもので始まり、風邪らしい風邪とは思えず「いよいよ花粉症デビューか」と戦々恐々としていた。今朝起きたらまごうことなき鼻風邪で、しんどい反面ちょっとほっとする。ゆっくりだんだん風邪になっていくスタイルか。なるべく薬は飲みたくないので部屋をあたたかくして換気をまめにして(我が家の換気扇は強力)箱ティッシュと共にひきこもる。どうしてもなときは無理せず薬を飲むけれど、できればしっかり悪くなってしっかり治したい派だ。鼻以外はごきげんなので、イベントのようにある意味楽しむのがいい。

ということで今日は事務作業。新しい元号は好き。自分も3つめの元号を生き始める。請求書を書きメール作業をして次の制作を考える。オーダーがちょこちょこ入ってきているので段取りも考える。来年の仕事の打ち合わせを先週したのでこちらのラフも上げる。(まだ途中である)

夕方に体のメンテナンスに行き、スーパーに寄る。食欲はあるので、握り寿司とお蕎麦のセットと揚げ茄子のお味噌汁、大根のサラダにコブサラダのドレッシングをかけ、おやつにチョコパイ、チーズ。焼き魚は明日のご飯にしよう。鼻を噛んですっきりする。

3月27日晴れ

2019.3/28

ここ数日仕上げに悩んでいるうさぎに後ろ髪を引かれながら朝ごはんを食べる。1日分の白湯とコーヒーを入れるお湯を沸かしている間にトーストをセットし、コーヒーサーバーとフィルターをセットし、バナナを切り野菜のスープを温める。白湯はいつも15分沸かす。沸いたら1日分のコーヒーを淹れるために月兎の白いポットに白湯を入れ、残りはマグカップに少し注ぎ、保温の水筒につめる。コーヒーを淹れる。途中でトースターのタイマーを回す。コーヒーを淹れ終わるぐらいにトーストが焼けている算段だ。焼けたパンにスライスしたバナナをボタンのように並べる。トーストはバターをつけながらこんがり焼くスタイル。麻のランチョンマット(随分昔にキャトルセゾンで買ったもの)の上に朝ごはんたちをセッティングして、白湯からいただく。食器を洗い、身支度をし、掃除をして天気がいいので布団を干す。お仕事で使うかもしれない素材を探しに出かける。平日の生地屋は空いていて見やすかったが目当てのものは見つからなかった。ちょっと特別な布だから仕方がないか。実物を見て買いたかったが次の入荷待ちでネットで買うしかないかなあと思い直して店を後にする。天気がいいので自転車が気持ち良かった。桜が咲き始めている。帰りにいつものカフェに行く。お仕事のことで聞いてみたいこともあった。偶然友達が来ていて談笑する。苺大福のお裾分けを頂く。美味しい。そのうち別の知り合いもやってきたので談笑する。おしゃれインスタグラマーさんを見て盛り上がる。みんなそれぞれ内職をしていた。聞いてみたいことも聞けて良かったし、お話を聞きたかった方とお会いする段取りをとりつけてもらえることになった。どうなるかはわからないが、長い目で見て準備して、今年は落ちても来年は受かりたいなと思う。朝ごはんのことは詳細に書けるが、お仕事のことは情報解禁うんぬんであったり、まあ他にも色々あるので詳細に書くことができないな。

店を出た友人はセリアに行くというので途中まで一緒に帰り別れた。帰宅して布団を取り込み、あるものでさっと晩御飯を用意して食べ、半身浴を1時間する。ほぼ毎日これでいろんなストレスやらを流す。今日はストレスなどなかったが。工房にいるうさぎが気になる。髪を乾かし、音楽をかける。今日は大森靖子を少し聴き、あとはMachinariumというゲームのサントラ。歯を磨いていたらうさぎのアイデアがちょっと浮かんだ。うさぎは5月末から始まるLunaParkに出品する。これは書けること。明日やってみよう。

3月19日

2019.3/19

つくっているものをほめていただけることはうれしい、同時に自分が目指す、求める(?)「なにか」には遠くてしばしば途方にくれる。その分「まだやれることがある」という希望になる。途方にくれながらも制作する、それを含めて仕事だ。もちろん途方に暮れない時もあるし、納期に数を揃えて仕上げるという喜びもある。素晴らしい作家さんの作品を観ると「がーん」ってなるし上には上が居過ぎてうれしくもなる。道のりを思えば一朝一夕にはいかんなと、面倒にもなる。私はなかなか旅には出られないから作品たちには旅をしてもらいたい。作品的にも物理的にも。これは悩みでもなんでもなくて、そういうお仕事なのだ。この道程をお客さまと共有できる瞬間は喜びだ。

ラムレーズンの甘いチーズとラムレーズンのホワイトチョコが好きで、ちょっとずつ食べていると幸せな気持ちになる。今日は工房の掃除の後ちょっとだけ配置換えをした。

月は笑う

2019.3/15

昨夜の月は三日月で、そういやにっこりしていたな。今日はオーダーの仕上げを完了して夜は新作のラフスケッチでした。

Crepuscule (黄昏 )

 

Terril (ぼた山) – Cristian Boltanski

(こうして撮影できるエリアがあるのも素敵)

 

大阪の国立国際美術館にて開催中のボルタンスキー展に行ってきました。

DEPART、暗い空間の数々、明滅する電球とともに鳴り続ける心音、胸元へ耳を傾けると聞こえる死者への問いかけ、咳をする男の音声をひたすらヘッドフォンで聴く、だんだんと消えていく黄昏の電球、ボルタンスキーが生きた現時点までの時間を表示し続けている作品(彼の死の瞬間に止まる)、来世、ARRIVEE。人が生きた痕跡とその不在、死を連想させるインスタレーションの数々を十二分に堪能し、自分の個人的な体験や今の状況を映す鏡のように引き寄せても楽しみました。こういうかたちでしかあらわせないものが現実に存在してくれていることは正直、最高の癒しになります。空間全体を使って鑑賞者を没頭させてくれる作品が好きなんだなあということもよくわかりました。お肌つやつやになって帰ってきた気分。

お昼も食べずに没頭していたので、京都に住んでいた頃大阪に納品などに出かけた帰りよく寄っていた川沿いのカフェでピクルスたっぷりのホットドッグとロイヤルミルクティーをいただきました。帰宅して鳥取のおみやげ(うさぎの洋菓子)とカフェオレでおやつ。半身浴をし、林檎とチオビタ。副鼻腔炎の兆候がまだあるので薬を飲んで早めの対処。日記を書き、今夜も早めに就寝予定。もともとおめでたい頭を持っているというのもあるけれど、私が元気だと周りの人も会わない人も安心してもらえると思っており。

3月10日

2019.3/10

体感で寒い日は続く。ベランダと室内で育てているオリーブとユーカリの木に少しずつ新芽が顔を出し始めた。本格的に暖かくなれば一気に育つだろう。本日の大阪は雨。

借りたまま中断していた本を読んでいる。獏園のお話あたりからだんだん面白くなってきて、今は蜜人のお話の途中だ。文章を読み理解できることや文字を書けること、文章を書けることのよろこびを想う。特別なことをしようとは思わない。つくったり読んだり書いたりし続けていこうと思う。母も何年か前から日記をつけるようになり運針でタオルを縫っては布巾にしている。

来春までの制作スケジュールもざっと埋まり、今年の目標もなんとなくおぼろげに定まってきた。来週は久しぶりに美術館へ行く。

晴れの日

2019.3/2

季節外れですがお鏡餅のオーダー制作中です。

木の枝にひとつひとつ串柿を模した羊毛をフェルティングニードルで刺していきます。串柿は色をミックスして深みある色合いにすることと枝に貼り付けるのではなくてちゃんと枝に通っているように仕上げるのがこだわりで、それにより根気のいる作業になります。でも、ちゃんとできると嬉しいからやる。見た目にも良いと思う。できるかぎりきれいなものをつくりたい。

工夫とこだわりと求められる価格帯との折り合いの中でどうやっていくか考えて行動し続けることって、仕事にも脳を動かし続けることにもいいんじゃないかと思う。ときには価格帯なんて無視してやりたいものをやるのもいい。

ははははる

2019.2/26

■天体観測点 in 東急ハンズ博多店参加のお知らせ

更新しました。今回は地球バッグチャーム、太陽系惑星のフェルトコースター各種を販売いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

 

■神保町いちのいちグランスタ丸の内店

好評開催中です。紹介しているアイテムの他、くまねこスマホケース&キーケース、ポーチ、動物ブローチもたくさんお届けしていますのでまだまだいろんなアイテムをご覧いただけると思います。

 

ここ何日かで春めいてきました。私の周りでは花粉に四苦八苦の知人がたくさんです。私はというと運がいいだけなのか杉の木に囲まれた家で生まれ育ったから耐性でもあるのか、未だ花粉症にならないという幸運の中にいます。数日分のラタトゥイユをル・クルーゼの大鍋に仕込んでおいたので、あと何日かのごはんの心配もいらない。明日は引き続き、お待たせ中のオーダー制作と新規のオーダー制作。早く寝よう。たくさん寝よう。

めがね×3

2019.2/21

小さなフランスパンの真ん中に切り込みを入れていただきもののチーズ(ミモレットおいしい)をスライスして挟みオーブントースターに入れてしばし温める。遅いランチ兼おやつの時間。オーダーのiPadケースの羊毛がやっと届きフェルト化する。試作の時はちょっと小さくなってしまったのでいろいろと気をつけて本制作ではぴったりに仕上げられた。

数年前から実家にいる家族のひとりが病で、今年に入ってからさらによろしくない。関西と北陸を行き来しながら病院や施設に行ったり、離れている分負担をかけてしまっている家族についたりしており、思った以上に実家で作業を行うことがむずかしい。よってさまざまな事態にそなえてこちらにいるときは少しでもお仕事を進めておこうと決めた。体調を崩したくないので言うまでもなくリラックスする時間や睡眠をしっかり取る。とにかくよく寝ている。友達に会う。音楽を聴く。体のメンテナンスもしてもらうしお風呂にしっかり入る。私自身にも家族にも老いというものは必ずやってくるのだな。とうとう老眼デビューをむかえた。近視用・ブルーライト用・老眼用と3つの眼鏡を持つことになる。どんなフレームの眼鏡にするかちょっと楽しみでもある。悲観も楽観もなく、自分の感情に嘘をつかず、目の前のことを粛々と淡々とやることの大切さを思う。病院で連日の見守り中、配膳のアジア人の女の子に「あなたイチバンヤサシイムスメさん」と一言言ってもらえたことが嬉しかった。できているかできていないかやさしいかやさしくないかはこの際問題ではなく、嬉しかった。

燃える匂い

2019.2/19

神保町いちのいちグランスタ丸の内店 出店中です。

お近くにお越しの際はどうぞお立ち寄りくださいね。

 

先週は1週間富山に帰省していました。積もってはいるものの雪は少なく、それでも突き刺すような寒さが身にしみました。実家では雪かきの手間を省くため私道に川から引いてきた水を流しています。今は雪が少なくその必要もないためある日の夕方長靴を履きざくざく雪を踏み分け水の調節口を探しました。しんとした空気と空、ぱちぱちと燃えるごみ焼きの音(田舎なので枯葉と紙類は庭のごみ焼きスペースで焼いても良いのです)、父の友人である池の魚のようすを見たり。

仕事を持ち帰ってはいたものの日中にやる暇がまったくなく、結局夜更かししての作業に。もくろみが甘かった。それでもなんとか完成にこぎつけ、母の協力もあって無事オーダー分の第一便を発送することができました。一旦戻ってきてからはこの反省もふまえて引き続き第二弾・三弾の制作と確定申告の作業を早く済ませるべく日々を過ごしています。今は神保町いちのいちグランスタ丸の内店さまで出店中。ひとつひとつしっかりとお作りしました。ひとりでも多くの方に作品を見ていただけるといいな。そして気に入ってくださったらお迎えいただけると嬉しい。

アナログ

2019.1/30

ドラマ版の「金田一少年の事件簿」第1作目は調べてみると1995年の4月放映だった。当時わたしは高校3年生で、この時は単発の2時間ドラマ。わたしは当時この放映を楽しみにしていて、リアルタイムでビデオ録画をしながら見ていたこと、その日は母が何かの用事で家におらず父と二人で家にいたこと、風があってアンテナが揺れ画面がとても悪かったことを思い出す。こういう時は父に屋根に登ってもらってアンテナを直してもらっていたけど、この日はどうだったっけ?なんてことない思い出は、忘れていても不意に記憶の引き出しは開けられるのだ。

冬は夜が長く

2019.1/27

冬は朝起きるのが大変だ。一晩かけて程よくあたたかく育ったふかふかの毛布からはなれるのがつらい。「名残り惜しいけど、また今夜ね」と一声かけてようやく起きる。

今までと同じようにここに書いているつもりなのに、文字のフォントや見え方が変わると何だか違うように感じてまだまだ新居だなと思う。こういう慣れない感覚も好きなほうだ。今週の作業の山をひとつ越えてちょっと気持ちが軽くなったところで、来月の締め切りに向けて制作のつづき。こんなに寒いけれど、春を意識した作品をラインナップに加えたので今はこつこつと球根の根を編んでいる。ビーズと水晶を一緒に編みこんでいくのはちょっと手間だけど、楽しい。明日は水晶のビーズを買い足しに行こう。寒いかな…。

ルミネ新宿中

2019.1/25

1/16〜31 Creema store ルミネ新宿店出店好評開催中です。

追加納品として上の写真にあるくま&ねこキーケースと地球バッグチャームを近日発送します。楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。(落下するくまブローチ、球根ブローチは完売しました。ありがとうございます!)

昨日フェルト化させておいた上記のキーケースとバッグチャームのベースが半分くらいは乾いたので、パーツを付けたりプレスして形を整えたりの作業でした。乾いていないと出荷できないので冬場はいかにしっかり早く乾かすかが大切。羊毛種によっては生乾きでプレス(アイロン)してしまうと色味が変わっちゃうものもあるので結構気を使います。ウェブショップの受注も入ってくれたので、2月の催事制作の合間にこちらもつくらねば…。

今日の昼間に1時間弱の停電が起こりました。パソコンも暖をとるものも工房の照明も使えず、改めて電気のありがたさを思った1時間でした。

2019.1.22

2019.1/22

今朝はゆっくり起きる。部屋をあたため、1日分の白湯を沸かす。歯磨きをしてコーヒーを入れる。今はDEAN&DELUCAのBOLD ROAST。京都の喫茶店を卒業するときにみんなにもらったプジョーのコーヒーミルで豆を挽く。コーヒーを淹れながらお餅をトースターで焼き出汁を温めてお雑煮をつくる。洗濯をしてお直しの作業。午後は髪のヘナ染めに。自分でもできるけれど時々はしてもらいに行く。誰かに何かをしてもらうとうれしい。お手製のぜんざいとご近所で売っている小さな肉まんをごちそうになった。お雑煮以来何も食べていなくてお腹が空いておりありがたかった。そして美味しかった。3時間ほどしっかりと置いて自宅でヘナを洗い流す。ふつうの白髪染めは髪が傷むのでヘナ染めにしてからストレスが減った。もっと白くなったらいつかは染めるのをやめて白髪になりたい。夜はメールの返信を3件、明日の制作日程の確認。

旧サイトからこちらの新サイトへと切り替わりました。ずっと見てくださっているみなさま、これからもよろしくお願いいたします。新たに見てくださったみなさま、はじめまして。

以前のものは2008年からでとても気に入っていましたが、システムが古くなっていたので今回ようやく変更することができて嬉しく思います。嬉しさたくさん、さびしさもちょっぴり。また10年、ものづくりを続けていけるように日々を過ごしていきたい。御尽力くださったみなさま、ありがとうございます。

 

今週は仕事、帰省、仕事。コーヒーを淹れ歯磨きをしていたら午前中に母から短い電話連絡。日中は洗濯機を回し、支払いに行きパソコン作業をして夕方から整骨院。今週はハードだったので時間がかかってしまった。施術中からぐうぐうお腹がなっており、帰宅してすぐに母が持たせてくれたラーメンを作って食べる。あっさりしたスープが美味しかった。

2019年

2019.1/9

 

明けましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

1月11日からは神保町いちのいちミーツ国分寺店催事、1月16日からcreema storeルミネ新宿にて出店させていただきます。今日ようやく2店舗さま分の発送を終えほっとしたところ。それぞれにお届けした定番アイテムほか、今回は特に猫ブローチに力を入れてつくりました。表情や模様など楽しんでいただけると嬉しいです。