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ヒロタが綴る日々の出来事

フェルトの宝石/鉱物ブローチ

8月30日から大阪で始まる夜の博物館展に出品します。

鉱物(ブルーとグリーン)は、ブラッシュアップしてよりフェルトの鉱物らしい質感を追い求め、ティアドロップ型は、カットされたジュエリーにチャレンジしてみました。

itemのページにもUPしましたのでよろしければご覧くださいませ。

新しいことを追うだけではなく今までつくってきたものをブラッシュアップする制作にも面白みを感じています。

夜博2024

2024.8/19

心臓のブローチ(グラデーション)

羊毛,本革,ビーズ,カシミア糸 ポーランド語の墓標BOX入り

ほつれ止め加工

8.6×5.5×4.6cm

 

News 夜の博物館展に作品ラインナップをUPしました。いよいよ8月30日から始まります。

オープン当初から現在までお世話になっている最古参クリエイター、今回もがんばりました。

 

 

羊毛,エステル綿,真鍮,木(オイルステイン塗装・つや消しニス エイジング加工仕上げ)

ほつれ止め加工(本体部分)

16.5cm×6.5cm

 

夜の博物館展に出品します。

 

心臓は白ですが、薄暗い場所に佇ませるとこんなふう。

鈎状胃のオブジェ ガラスドーム標本

胃には大きく分けて3つの形があるそうで、そのうちの1つ。白ベースでつくるのが今の気分でした。

からだの中に存在する器官を作品にしていくとき、いきものの仕組みのすごさに心打たれます。いったいどういうことでこのようなことになっているのだ?と。わけのわからぬ宇宙を抱えてわたしたちはここに存在している。答えのない、途方もないものに向かっていく無力さという喜びに近い気持ち。

楽日

2024.7/29

7月の場所もあっという間に千秋楽。

相撲を観るようになって5年ほど経ちました。

子供の頃、祖父母がいる茶の間にあったブラウン管の赤い小さなテレビで大相撲が流れていたような。

大関から陥落してしまった貴景勝、千秋楽の結びでかましてくれた琴櫻、久しぶりに勝ち越した遠藤や正代、圧倒的な強さを見せた照ノ富士、そして39歳でバリバリの現役、本当にすごくて、お顔は仏のように穏やかでめちゃくちゃ尊敬している玉鷲先輩。誰もが怪我を抱えていて、本人はもちろん周りもファンもそのことは知っていて、それらと向き合いながらしかし負けても怪我のせいにせず、何なら「もう治りました。」と言ってのけ(by.高安)、一日一番、と口を揃えて言う。失敗やスキャンダルが報じられることもあるけれど、筋を通す。そんな姿を見ているとわたしは胸のところが熱くなるのです。

さて、そんな相撲好きヒツジフエルト縮絨室の工房は、くまポーチのオンライン受注製作がひと段落しました。ご注文頂きありがとうございます。31日にはオーダーいただいたみなさまのもとに到着予定ですので、もう少しお待ちください。

そして同時に進めていた夜の博物館展の集中期間に入ります。なんだかよいものができるよう試行錯誤していこう。

わたしへ

2024.7/12

作品をつくるとき、頭のほうだけではなくて心のほうも向いてつくろう。想像のものを具現化するときには頭を使うことが大切だけど、心を忘れちゃいけないな。上ばかり見ない。胸のあたりを意識して。イメージすること、想像力、楽しむ力。

初物を収穫。

虫や日焼けが苦手でも工夫すれば畑ができる。自分なりの方法を考えてやってみる。

 

[News]夜の博物館展2024

概要をUPしました。ただいま鋭意制作中。

くまポーチも同時進行中です。7月末のお届けを楽しみにお待ちくださいませ。

初めての栽培で心配していたが、どうやら育ってきた胡瓜

胡瓜って茎も葉っぱも小さなトゲみたいなものに覆われていてざらざらしています。「みょーん、クルクル」と伸びる蔓がきれいで、色はライムグリーン。知らなかった。

こちらは栽培2回目となるミニトマト。脇芽を的確に見つけて摘むのもちょっとうまくなりました。3株植えたから去年よりたくさん食べられるといいな。

青紫蘇は一瞬虫にやられかけたのを手入れして持ち直しました。どんどん摘んでサラダにしたりお豆腐にのせたりして楽しんでいます。

レタスの苗はネキリムシでだめにしてしまってちょっと落ち込んだけれど、他は元気です。

ぽやっとしたバージョン。出揃いました

受注のくまポーチにたくさんのオーダーありがとうございます。6月30日発送分がすべて仕上がりました。

7月発送分のみなさま、引き続きもりもりと作っていきますので何卒お待ちくださいね。

鋭い目バージョンとぽやっとバージョン2種のくまポーチは6月30日まであと数点お受けできます。

受注くまポーチ-ヒツジフエルト縮絨室オンラインストア

上記より受付していますので、ご覧くださいませ。

鋭いくまはこちら。たくさん入れてぷっくり膨らむお顔を楽しんでいただけたら嬉しいです。

愛刀

2024.6/12

今取り組んでいる受注のくまポーチには内布として、シルクシフォンの生地を羊毛と重ねてフェルト化させている。その布は薄くて切りにくいのだけど、愛用の裁ち鋏を使うと気持ちよく綺麗に切ることができる。10年以上前に清水の舞台から飛び降りるつもりで買った京都の菊一文字の鋏だ。ずっしりと重みがあるから鋏を持つ手が安定しやすいし、逆刃はしっかり厚みがあり作業机に乗せて滑らせるように切れる。切れ味が悪くなったら送って研いでもらっている。よい道具を使わせてもらっているとそれだけで背筋が伸びる。長年の相棒。

先日手芸会社の方とお話をしていて、古くからある刃物の職人さんもだんだんと減っていること、原材料の鋼も国産のものは手に入りにくく少ないらしいと聞いた。

今年もようやく冬物のニット類をホームクリーニングした。綺麗に洗って干して、毛玉をカットし薄くなった所があれば直す。羊毛を扱う仕事柄、セーターやマフラーは扱い慣れているウール100%が好き。わたしのアイテムの修理のご依頼をいただくと、これもまた嬉々としてメンテナンスしてしまう。