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ヒロタが綴る日々の出来事

猫のファマド

2020.2/11

2/7(Fri)~3/5(Thu)神保町いちのいち神保町店催事始まっております。連日のご来店、お買い上げ誠にありがとうございます。ヒツジフエルトの様々なアイテムが一堂に会する催事は今冬シーズンこのイベントがラストとなりますので、この機会に足をお運びいただけると嬉しいなと思っております。どうぞよろしくお願いいたします!

そして、矢継ぎ早ではありますが2/21から始まるプウペ展のご紹介を。

2/21-3/1 人形とぬいぐるみの展覧会 「Poupée」プウペ展 at JAMPOT

”ファマド”と名付けたぶち模様とオッドアイの猫の人形を2点制作しました。こうやって固有名詞を付けたのはおそらく初めてだと思います。詳細は上記リンクをご覧いただけたらと思います。

ブローチやスマートフォンケース、キーケースなど小さな猫はたくさんつくってきましたが、こういう猫もつくりたいと思っていました。まずは近年制作してきた人形たちよりも大きなものがつくりたいという。それは猫で、そして名前を付けたいという。ファマドは私個人にとって内なる家族の集合体ともいえる存在です。子供の頃から長いこと猫と一緒に暮らさせてもらったことも大きいです。(今も一緒に暮らしたいと思うこともあるけれどなかなか難しく。)

普段の制作とはパワーの使い方が全然ちがう感じでした。それは人形だからでしょうか、がりがりとMPが消費されていく感覚でした。そしてこれは自分が今求めていた充実でした。ぜひぜひ実物をご覧になっていただけると嬉しいです。

イベントの納品と告知までできましたので、オーダー制作をまた引き続き進めさせていただきます。ご注文いただいているみなさま、もうしばらくお待ちくださいませ〜。

大きな納品が完了した。手が痛いので休めなければならないが、どうしてもタイピングしたい。

最近気になっているのが杉田玄白である。急に?

歴史の授業で江戸時代の蘭学医として習ったのを覚えている人もいるだろうか。杉田玄白といえばターヘルアナトミア、解体新書。オランダ語の医学書を前野良沢らとともに日本語に訳して出版し、それまで日本では薄ぼんやりとしていた人の体の中の詳細を広く日本に広めようとした人だ。この解体新書を訳していく過程や、オタク気質でありまじめで完璧主義のために自分たちの訳がまだ不完全と思える解体新書をそのまま出版することを止めようとした前野良沢とのやりとりが興味深くて脳がふつふつとした。完璧な状態で本を世に出したいという気持ちと、完璧ではないかもしれないがやれることをやり切り今出す意味があるのだと思う気持ち、両方ともよく分かる。昔も今も、同じように考え悩みながら生きているんだなということを知るととても頼もしい気持ちになる。自分が日本史好きで得意科目だった理由がちょっとわかった気がした。歴史を学ぶと今を学ぶことができる。ちいさな自分というものを大きな過去から見つめ直すことができる。兎にも角にもオーダー作品をお客さまにお届けして次の締め切りまで制作に耽り、解体新書界隈の本など読んでみなければ。もうしばしお待ちを。

2020年。

次の催事のため、ねこブローチをずっとつくっています。自分の中での軛を解放して動物モチーフを積極的につくるようになってずいぶん経ちました。初期のものとくらべてみるとだんだん変化しているのがよくわかります。ある種の成長、シンプルには変化、というものがまだ自分にもあるのかもしれない、と思えることは原動力の一つです。つくるという行為そのものと、締め切りまでに数を揃えること、事務作業とのせめぎ合いの中で今年も始まりました。

 

年末年始

2019.12/31

神保町いちのいちグランスタ丸の内店出店

好評開催中です。年末年始もお休みなく営業いたしますので、お近くの方も遠方の方もどうぞお立ち寄りくださいませ。

【グランスタ丸の内店年末年始の営業時間】
12月30日(月)・31日(火) 10:00~21:00
1月1日(水)~3日(金) 10:00~20:00
1月4日(土)・5日(日) 10:00~21:00
1月6日(月)より通常営業

私も年末年始通常営業で制作いたします。オンラインショップのご注文も冬休み期間に入って増えてまいりました。日頃お忙しくしているお客さまにも楽しんでいただけると幸いです。

石畳を歩く猫

2019.12/27

フルオーダーでマフラーをお作りしました。

裏側はシルクのシフォン生地を重ねて羊毛と一緒に縮めフェルト化させます。羊毛の色合わせとふさの色にあわせて黒のシフォン生地を使いました。

二つに折ってできた輪っかに端を通して使えるサイズをとのご希望で、長めの175cm。ボリュームがありつつ薄くて軽い仕上がりです。

今日は1日雨模様で日中は霰がぱらつく寒い日でした。外は深々とグレーの世界で、家の中はストーブをつけていて暖かい。山の上半分は霧がたっぷりとかかっていて雪が降ってもいるようです。あそこまで登ると寒いんだろうなあ。寒いと体を動かすのが億劫になってしまうのだけど、せめて掃除機はかけようと居間と寝室と工房だけ軽くお掃除をしてからオーダー作品を幾つか仕上げました。しっかり乾いたら明日には発送できそうです。裏庭をとぽとぽ歩くキジトラのねこを発見してひっそり喜びながら(どこの子だろう?)今日も過ぎていきます。苔のところじゃなくて石畳をちゃんと歩くんだな。苔は湿っているからねえ。

年末年始も変わらず、マイペースに制作をしております。お節料理の予約をしたし、年末は我が家恒例の紅白見ながらTwitter見てお蕎麦を食べるという行事をやりますが、あとは普通に工房にこもります。オンラインストアの受注などもお休みございませんので、よかったらふらりと遊びにいらしてくださいね。ヒツジフエルト縮絨室はいつでもみなさまのお越しをお待ちしております。

ペンとペン

2019.12/25

神保町いちのいち グランスタ丸の内店好評開催中です。

スタートして6日が経ちました。毎日多くのお客様にお越し頂けていて感謝の気持ちでいっぱいです。うれしい。クリスマスギフトにもしていただけているのかな?たくさんお届けしていますので、1/16までの期間中、ぜひぜひお越しをお待ちしております。

催事中はどんなアイテムが好評なのかを日々チェックしつつ、creemaのオーダーや個別のオーダー、来年のイベントの制作も始めています。

ラフスケッチや日記、アイデアを書くのに気持ちのいいペンNO.1は高校生からずっと長いことHI-TEC-Cの0.3mmペンでしたが、近頃はuniのJETSTREAM0.5mmも気に入っています。HI-TEC-Cはキャップを外さなくてはならないけれどJETSTREAMはノック式で書くまでのアクションが楽というのがまずあって、紙に文字を書くときの書き心地もいい。インクの紙の乗り方はHI-TEC-Cのほうが好きで、書き心地ではJETSTREAMが素晴らしい。手に伝わる感触は大事だなと思っています。書いている時にテンションが上がるのってけっこう重要。ささやかなことでテンションを上げて毎日を積み重ねていくのが楽しいな。

12/20(Fri)-1/16(Thu) 神保町いちのいちグランスタ丸の内店催事

いよいよ明日から始まります。新アイテムもおつくりしました。お時間ございましたらぜひお立ち寄り下さいね。制作して発送、次の制作としていたらUPが前日になってしまいました…。今回キーケースをめちゃたくさん作りましたので、今まで入手できなかったお客様にも届くといいなあと思っています。新作キーケースもできましたしうれしい。

 

田舎での制作と生活、2ヶ月が経ちました。ちょっと慣れてきたかなと感じています。一軒家なのでものを取りに行ったり作業をしたりするのに家中をあちこち移動する感覚とか、車の運転とか、庭掃除とか。朝はストーブをつけるところから始まるとか。新しいことは楽しいことでもあります。どうしたらうまくいくかを考えられるし体が慣れていくのも楽しい。週末だけ開いている美味しいパン屋さんを見つけたり、立派な野生のタヌキと目が合ったり。そんな中で繁忙期の制作を日々行っています。ものづくりの次のやり方に思いをはせる心の空間がすこしだけ空いてきたような気もしています。作業がより丁寧になってきている感覚もしているのですがその分仕上がるまで時間がかかるようになってきたなあ、という実感もあります。毎日お天気の様子を見ます。山に霧がかかる日、山に雪が積もっている日、晴れの日、文字通りの曇天の日。雪はまだ本格的に降ることなく、今年は過ごしやすい冬かもしれません。

アンナ・カリーナが旅立った。

初めて知ったのは大学生の頃。映画「ANNA」のリバイバル上映を観に行きその可愛らしさと美しさとチャーミングさ、以外と低い声、歌声とのギャップにすっかりやられてしまった1人だ。ゴダールと組んだ一連の映画も何本か観たりして、話はさっぱりわからん、だがアンナ・カリーナめちゃくちゃ魅力的や!!と。「修道女」も観たなあ。クルーネックのカーディガン、ボックスプリーツスカート、黒いコートに赤いマフラー、眼鏡。彼女のファッションも楽しくて自分はどちらかというと映画の内容よりもルックスに惹かれちゃったのだろう。ANNAの劇中で歌った「太陽の真下で」がとても好きでこの曲も入ったサントラは当時のヘビーローテーションだった。物の新陳代謝を活発にしているわたしが今も手元に残しているほどだ。18で田舎から出てきて大学生活を送り、アートを楽しみ、小さな映画館に通い出したあの頃の象徴的な思い出の一つなんだと思う。今現在に至る自分の礎。だからとっても淋しいな。ありがとう、アンナ・カリーナ。

今日はCDを引っ張り出して久しぶりにサントラを聴こう。

いっぷく

2019.11/2

自家焙煎の珈琲豆屋さん・máni coffeeに行ってきました。庄川の道の駅内にあります。道の駅で買った糀のプリンは濃厚でやわらかタイプのもので美味。昔ながらの固めプリンもあるといいなあ。(希望)

道の駅のフードコートでもこちらのコーヒーが飲めました。酸味が少なくてさっぱりとおいしい。

庄川の特産品柚子のロールケーキ。あっさりと甘み少なめで好みでした。次はチーズケーキを食べよう。フォークも素敵です。

今月の制作は3店舗分。おしりに火がついた日々の中にありつつもこんな時間を持ててほっとしました。好きなものを見つけて教えてもらって自分を守る。知る。動物たちのブローチはもう何年も創り続けていていますが飽きることはなく、動物の表情にもっと集中して「いい顔」を探求しています。美しい、静か、といったキーワードが今の心の中にあって、そこをやりたい。

まるい光の正体は、薄くなって穴が空いてきた障子からの日差しだった。張り替えなきゃ、でもちょっと惜しい。

田舎の暮らしは朝、昼、夜の雰囲気がまったく違います。夜は真っ暗で怖いものなんだ、という動物的な感覚を久しぶりに体感しました。もこもこのベッドに潜り込んでよく眠り、自然と早起きになる。お天気のいい朝の美しさには胸を打たれます。

グランスタ丸の内店さまの制作が始まりました。ここのところは黒猫づくり。白猫もつくりたい。