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ヒロタが綴る日々の出来事

no title

2015.12/28

divide and it multiplies
when divided it appears
the distance is blessed

-Rei Naito

さて、聖人の生誕を祝う日も、そのまえもそのあとも、日常をすごしている。現在のスタンスはまたもや別の方向へ。むかしこの手で何かをつくると決めた日から、そのときそのとき、今の自分に必要であろうと思う方向へと揺れながらここまで来た。揺れることへの罪悪感、どちらか一方向だけに進まなければならないのではないかという長い問いかけ。それは時間を経て和解し、原石のようなものだけが残り、今は自覚的にその方向へと自ら進む。16年目の原石。

2月までの予定は少し延び、3月まで、たくさんたくさんつくる日々が続くだろう。それは明らかな観客、購入してくれる人たちに向けたものだ。その中にも、ちらりちらりと、微かに、今の気分がにじみ出ているように思われる。そして、できあがったものを、わたしは好きだと思う。そして伝えられたらと思う。

いつも、切実さのもとにつくっている。ひとりでいるとき、工房から出ずに籠っているとき、何かは現れる。何かとは何か?

完璧さ

2015.12/21

「自分にとって完璧に欲しいもの」が欲しい。
手に入れられなかったり、手に入れられたとしても、本当に望むものと違うかたちなのなら、いらない。という極端な気持ち。
先日の、欲しかったニットキャップを選びに選び、また出会って、ようやく買ったという件からはじまり、ここの所「心からいいなあと感じて欲しいと思ったもの」のことを考えていて、自分はそうなんだろうなあ、と思った。

まあ、時々は妥協するのである。それでも。
主に経済的な理由なのだけど、とはいえ予算内で選びに選んで買うのだ。
でも、あとでやっぱり「これなら無い方が良かったかも」となる事が多い。まず、気分が高まらない。
そういうのは、”もの”に対しても自分に対してもあまりしあわせではないような気がする。

妥協するくらいならないほうがいいや。という方針は、私はなるべく貫いた方がいいかもしれない。

完璧なものを求めてしまうのは、時に頑固で窮屈にも感じ、端から見ている人にもそう感じられるだろうけど、この「完璧なもの」を求めていく姿勢こそが、自分がものづくりを続けていける肝なんじゃないかと思う事もある。
宮崎駿監督「風立ちぬ」の主人公のように、つくりたいもののイメージはあって、でも技術とか環境とかで今つくる事が出来ないんだけど、でも未来はきっとそこにに辿り着くんだー!みたいな気持ち。またはある人の言葉を借りれば、バタアシ金魚のラスト近くに主人公が見る「ある光景」。それは、本人にとってのパーフェクトなものなのだと思う。

一生かかっても、完璧なものが手に入るとは思っていない。
これだけ偉そうに語っていても、時折ゆるふわなアイテムが生まれたりもする。そういうのを楽しみつつ、でも、求め続けるというのが肝なのだ。

no title

2015.12/15

昨晩は、近頃仲良くさせてもらいつつある古書店&喫茶店のバーベキューにお呼ばれした。自分よりも年上の方々が多く集まり(しかも皆さん超絶に紳士的)、年齢の重ね方の様々な可能性を見たような気がした。
人との集まりでは普段食べないようになった食べ物が並ぶので、翌日は夜までお腹が食休みになるのだけど、それでも、楽しくわいわいするのはきらいではない。

今日は阪急百貨店での個展のレイアウトと作品リストづくり。
展示イメージも固まってきた。

昨日買ったアルパカのニットキャップが好きすぎてたまらない。
洋服、身につけるもの、お洒落は大好きだ。
でも、この生き方を選んでいるので、多くの人がしているより遥かに遥かに、「お洒落するもの」を買う事は少ない。たぶん、皆が想像できないくらいだと思う。

そのぶん、「こういうアイテムが欲しいな」と思い、それをお店で見つけて試着して気に入り、買ったときの喜びはとても大きい。と、いうか、めったに買えないから、すごく気に入ったものしか買わなくなった。
で、何年も大切に着る。
接客の感じもとてもよくて、しかも、メインで対応してくれたひとは超絶美人だった(!!)。
古い建物を活かしてショップに仕立てた内装も素敵だったし、また足を運びたいな、と思う。

アルパカニットキャップ、本当にふかふか。とてもいい仕事。
会った人には触らせてあげよう。

「奈良美智の日々」10月27日のテキストは、妙に心にくる。
まったく同じではないにせよ、なんとなく感じていながらもうまく言葉にできないことを、言葉にして読む事が出来る。
(ちがうところがあるとすれば、私には自己顕示欲がある、ということ)
私はつくる人なので、羊毛は割と使いこなせるが言葉はそうもいかない。テンポの速い会話なんていうのは特にそうだ。誰かに話した事があったかここに書いた事があったかどうかは忘れたが、二十代の頃、一時期言葉を失った事がある。そのことをすっかり忘れていたくらいではあるが、できれば口をつぐんで話したくなく、行動や、やっていること、つくるものをみてほしいというのが本音だったりする…けど、こうやって他人に何かを求める事自体、私もまだまだだなあと思う。

思えば大学の頃から、奈良さんの本を、というかNARA NOTEを繰り返し読んできた。
今ひとたび、何をどうつくり、外へ出していくのか?ということを自分に問い直しながら、日々の作業や制作に向かっていく時期なのだろう。

京都帰り

2015.12/13

MARNIで大きく真っ黒な羊のオブジェを見た。
背中にはMARNIのストールだかマフラーが色違いで2枚掛けてあり、ニットキャップが被されていた。大きなものはいい。

マーコートでニットキャップを買う。
ずっと欲しかった新しいニットキャップは、アルパカ100%でとても肌触りがいい。肌に触れる部分もチクチクしないのがうれしくて、形と編み込みも気に入った。コートはなかったけれど、これが見つかって良かった。(ちょっとしたコートが買えそうなニットキャップである)

何年も気にし続けていた鳴門屋の鯛焼きを、帰りにようやく買った。金時芋と餡子をひとつずつ。熱々のうちに金時芋を三条のベンチで食べる。餡子のは帰りの電車の中で。

京都の交差点で大学の友人に偶然出くわした。少し立ち話して、いつも偶然会うねと言われる。そういえば、彼とは以前電車の中で偶然にも出会ったのだった。恒例の忘年会に誘ってくれたが、皆の事は時々思い出すし好きだけど、人見知りなので、と丁重に断る。そういえばそうだったねえ、と。でも、誘ってもらえるのはいつだって嬉しい。

kocka冬のおくりもの展
明日、12/5から始まります。
バッグやマフラー、そして動物や植物のブローチをいろいろとお届けしています。今回は会期途中に追加納品を予定していますが、毎回いろんな意匠のものをお届けし、またひとつひとつ表情もかわるため、気になるブローチがありましたら早めのお越しがおすすめです(店主さんによると、まず初日の土日が人手が多いそうです)。また、洋梨コースターと焼き菓子、グラノーラの冬のギフトセットも店頭でいくつか販売用にあるそうなので、こちらもぜひお手に取ってみてくださいね。

先日kockaさんにご挨拶と納品に伺いました。
明治末期に別荘地として開発された、大阪堺市・諏訪森にある古いお屋敷を改装してできた複合施設「遊」。この中にkockaさんはあります。他にも喫茶店、カフェ、洋服屋さん、雑貨店などありますので、冬のお出かけコースに入れて頂けたら嬉しいです。

kockaさんはお店を始める前、10年くらい前から私という作り手の事を知ってくださっていたそうです。その事を聞き、驚きとともに、続けてきて良かったと心から思いました。伝説の雑貨店、サジと一緒にいろんな展示をしたbluebeansにも行かれた事があるそうです。今年2月に京都文化博物館で参加したひつじマルシェの事、百貨店の催事での出品の事など、いろいろと気にかけてくださっていて、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。これからもこつこつと、続けていこうと気持ちを新たにしました。

kockaさんで鉄木のお箸をお土産に買って帰宅。実は、ずっと自分用のお箸を買っていなかったので、こちらもいい出会いでした。大切に使おう。

黙々と作業している時というのは、案外いろんな事を考える。
特にローリングをしている時は50回、100回とゴロゴロ往復させているだけでもあるので、いってみれば単純作業で、ついいろんなことをとりとめもなく考える。大抵はしょうもない事だ。ローリング回数を数えながら別の事を考えているなんて、意外と器用なものである。

先日大山崎山荘美術館に行って、そういえばここを教えてくれ、案内もしてくれた人と随分会っていないし連絡も取っていないなあなんて事を思っていた。もう8年くらいになるだろうか。
美術の事、アートは作家のためではなく人のためにあるのだという事、内藤礼さんを「好きだと思うよ」と教えてくれた事、とりとめもないお話につき合ってもらってよくお茶した事、活動初期の頃はMacもろくに扱えずもちろん持ってもいなくて、よく展覧会のハガキのデータを作ってもらってMOディスク(そんな時代だった!)に入れてもらっていた事、猪熊源一郎現代美術館に行って須田悦弘展を観た事、1度目に大阪に住んでいて、もう引っ越さないとならない状況になった時に半泣きで電話して話を聞いてもらった事、などなど、小っ恥ずかしい部分も含めて随分とお世話になった方だったのに、今の今まですっかり忘れてしまっていたのだ。なんという。
そして、大山崎には何を観に連れて行ってもらったのかがどうしても思い出せない。中の喫茶店のテラス席で、当時私が来ていた服の質感に関心があったのだけは妙に覚えているのだが。
ともあれ、いろんな事を教えてもらい、私が影響を受けた人の一人には必ず入る方だと思う。(そういえばハチクロ全巻を返してもらっていない、という事まで思い出した。)

別に何かがあったわけではないし、喧嘩をしたわけでもない。理由はなく、でも何となく会わなくなって連絡も取らなくなり、気づけば8年である。
そんな訳でちょっと気になって、ひとまずパソコンにメールを出してみた。久しぶりに大山崎山荘美術館に行き、それきっかけで思い出したこと、お元気ですか私は元気ですというような内容の短い文章(携帯にメールをつけないという方だった)。思い当たるメールアドレスはどれもつながらずに返ってきてしまった。
あとは電話をかけるという方法しかないのだが、久しぶりすぎて電話するのも気が引けるし、番号も変わっているかもしれないし、何より今はつくらなければならないものがたくさんあって、そうだ、ここに日誌を書いている場合ではない。つながったとして、話に花を咲かせる余裕もないだろう。

そんなこんなで、せめて忘れないようにと真夜中にキーを打っている。
人との縁は変なものだ。とても仲が良かった人とすっかり会わなくなったり、もう連絡先さえ分からなくなった人もいる。でも確かに昔、よく過ごした時期というのはあったのだ。
いやもしかして、仲が良かったと思っているのは私だけかも…

雨の上がった翌日。気持ちのいい午前中に、マフラーのワークショップを行いました。

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さて、まずは180cmある大きなシルクシフォン生地に向かいます。水玉をつくりたい場所に、お好きに円を描きます。

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シルクシフォンの上に、薄く羊毛を並べ、石けん水をかけながらプチプチと一緒に巻いていきます。
薄く均等に羊毛を取るのが、なかなかむずかしい。一度に取る羊毛には個人差もあります。皆さん上手に、そしてひたすらコツコツと、並べていきます。

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手前の方はローリングの最中。
大きな海苔巻きになったプチプチを、ゴロゴロと転がします。
圧力を徐々に変えつつ、マフラー4辺、巻く方向も変えながら200回×4回のゴロゴロ!

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サイズになるまで縮めたら、石けん水を洗い流して形を整えます。
渋めの大人っぽいグリーンに、ほわんとした優しい形の水玉模様がかわいい。
裏側のシフォン生地が見えている面も綺麗です。

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明るいからし色も、冬のコーディネートのアクセントになってとても素敵ですね。布フェルトが初めてとは思えない仕上がりでした。またもやヒロタ、作家の危機です。

参加下さった皆さま、ありがとうございます!そして、おつかれさまでした!
もとの布サイズが大きくて大変だったと思いますが、コツコツとそしてゴロゴロと、大忙しなワークショップの中、素敵なマフラーが仕上がりました。
薄くて軽くてあたたかい、メリノウールとシルクのマフラー。これからの寒い季節に役立てて頂けましたら幸いです。

あまり意識していなかったのですが、わたしは「速く、無駄なく、美しく」を作業のモットーに取り入れたいなあと思って、いろいろ工夫しています。(出来ているか出来ていないかはまた別のお話として・・・)
フェルトメイキングの専門書にはかなり細かい指示があるものもあります。ものづくりを続けていく中で、自分はやらないこと・やること、が自然と出来てきて、要らないと思う所はさっくり端折ったりもします。今回あらためて、そうやって自分なりの方法でやっているんだなあ、と気づかされました。
こういう気づきに出会えたのも、こうしてワークショップをさせてもらって、いろんな方とお話が出来るからですね。
本当に自分は、フェルトを通じて多くの方達とコミュニケーションを取っているのだなあ。
月並みですが、人や羊毛に感謝の気持ちで一杯です。
みなさま、本当にありがとうございます。そして羊、いつもありがとう。。。

※ワークショップは不定期で開催しています。
頻繁にやる時期があったり全然やらなかったり、いろいろで申し訳ないのですが、ホームページやSNS等で告知いたします。また機会がありましたらご参加いただけるとさいわいです。

かたちのであい 
ルーシー・リー、ハンス・コパーと英国陶磁

ぽかぽかと暖かく、木漏れ日から差し込む日差しも穏やかなある日、美術館へ行ってきました。

ハンス・コパーの作品は多分初めて観たと思います。
とっても面白い、彫刻のような陶器。エッジが利いていて、確かな技術を伺わせる素晴らしい作品でした。色合いも男性的。メインビジュアルの砂時計や瓢箪に似た緩やかな曲線の花器も好きでした。が、全体的にはシャープな印象。薄く複雑な造形のものも多く、とにかくかっこよかった。(ご本人のアー写も格好良すぎました)
ルーシー・リーの陶器は、ハンス・コパーと比較するとやっぱり女性らしさにあふれています。ランプシェードをひっくり返したような、あのルーシー・リー独特のフォルムの器はもちろん素敵で、メインビジュアルにもなっている青い色も美しかったのですが、わたしはいくつかあった花器がとってもいいなあと思いました。花器の一番上の部分がラッパのように広がっていて、その淵に別の色が入っていたり、ゆるりと歪ませていたり。すとんとしたグレーの花器で、全体に斜めの溝をざっくり入れてあるのも好きだったな。観て美しいだけではなく、「この花器だったら赤い実の枝ものが合うなあ」とか、「白いオールドローズをばさっと投げ入れしたらいい感じになりそう」など、実用として想像の余地もあります。
どちらがよくてわるいということではなく、ここがふたりの大きな違いでした。
キャプションを読んでいくと、やっぱりハンス・コパーはルーシー・リーと出会う前は彫刻からスタートし、出会ってからふたりで共同制作をし、時の流れを経て、やっぱり彫刻が好き、という流れになっていった方のようです。

美術館のタイトルデザイン(フォントやその配置など)もすごく好みでした。展示室に入ると、麻っぽい布張りの壁面に、たしかタイトルが白のフォントで貼られていました。斜めに貼られた英語の筆記体フォントはブルー。

大山崎山荘美術館の展示は、全体にシャープな展示デザインのときに伺う事が多いです。大好きな内藤礼さんとか。

美術館にたどり着くまでの長く急な坂道、行き道に立っている、新しくはないけれど綺麗に手入れされた家々の玄関先(じろじろ見ては、いませんよ)、たくさんの木々や植物、銀杏の独特な匂い。今までは夏と冬にしか伺った事がなかったので、秋になるとこんな空気なんだ、と新鮮でした。

皆、生きているといろんなことがあります。気持ちはいつも晴れているわけではなく、喜んだり失望したり、悲しかったり楽しかったり、単純に忙しかったり、いろいろ。
それは私以外の人皆にあることで、特別なこととは思いません。そして、この素晴らしい陶器をつくっているルーシー・リーとハンス・コパーもきっと同じだと思います。
きれいなだけではない、正しいだけではない混沌とした心や人生、世界の中から、美しいものをこの世に出すという行為とその力、というものを見た気がしました。

常設展示の中に、フランソワ・グザヴィエの「新しい羊」という彫刻作品が外にいて、それを観るのも楽しみです。遠い所にあって、近くでは観られなくて、景観と一体になっているのが、あの羊たちのいい所なんだろうな。

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10月25日(日)、布フェルトのマフラーワークショップの講師をさせていただきました。
8HATIのブログにスタッフさんがレポートを載せてくださっています。ぜひご覧ください。

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完成したマフラーの一部を撮らせていただきました。

今回ご参加の皆さんは、フェルトメイキング自体まったく初めてとのことでしたが、これは・・・売れます。(個人的には作家の危機です。)

参加者さまのアイデアで、水玉部分をハートにしたものが8HATIのブログに掲載されています。
こんなふうに、できそうな範囲であればアレンジも可能なので、追加講習に参加の方も気軽にお訊ねくださいね。

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今回のテキスト。
おなじみの手書きローテクテキストです。

とても大きなサイズから縮めて布に仕立てるので本当に大変な作業だったと思いますが、皆さんの「いいマフラー作るぞ〜」という和やかで静かな気合いが伝わってきました。至らぬところもあったかとは思いますが、機会がありましたらまた、フェルトに触れて頂けたなら幸いです。本当にありがとうございました。そしておつかれさまです!ふたたびお会いできる日を楽しみに。

ということで、同じメニューで追加講習の参加者さまを募集中です。
まだ空きがございますので、ご興味のある方はぜひご参加ください!

※11/10(Tue) 布フェルトマフラーワークショップ追加講習

そして最後に、フクダロングライフデザイン&8HATIのみなさま、carbonオーナー、SNS等で告知にご協力くださったみなさま、いつも本当にありがとうございます!

「命は大切だ」っていうのを「また明日あなたに会いたい」って変換するのがクリエィティブの役割。

ある方がつぶやいていたこの文章。

さて、私はメッセージをつくるものに置き換えているのか?違うやり方なのか?自分はどんな風にものをつくっているんだろう…
心の中に分け入ってみる時間というのは、案外なかったりする。
もともと考え込んでしまいやすい性格で、若い頃はそれで一人相撲をしたので、なるべく考え込まないようにしてきたせいもあるのかもしれない。

ルームシューズを作ろうと思ったのは、寒い冬に足下を温めてほしいなという気持ちから。
動物たちをたくさんつくるようになったのは、表情やフォルムで誰かが面白がってくれたら嬉しいなあという気持ちから。
(綺麗ごとだけじゃなく、つくるものが有名になって欲しいという自己顕示欲もあるだろう。)

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マフラーのワークショップ
10/25と、11/10に2回させていただける事になった。

さて、ワークショップはどんな気持ちから来ているんだろう?
決して安くはない講習料を頂いて、実際に作っていただく事で、何をお伝えできるだろうか。
ものが出来上がる行程、そこから派生する「モノが手元に届くまでの道のり」。
単純に、質の良いマフラーって軽くて温かくて良いよね、という明快なもの。
冬は落ち着いた色の服を着る事も多くなるから、ちょっとだけ個性のあるマフラーをアクセントにして楽しんでもらえたらいいな、とか。
ふわふわの羊毛を手に取るだけで、「気持ちいい」と言って下さる方も居られるから、触感に働きかける心地よさを感じてもらえたらなあ、とか。

(こうして書いてみると、押し付けがましく感じる…)

やっぱりシンプルに、いつも通り、良いものを仕上げていただけるようにとお手伝いさせてもらおう。

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秋から冬にかけ、ルームシューズのオーダーをいただきます。

元の型紙の半分くらいにまで縮絨(縮め)させ、密度の詰まったしっかりしたシューズを作るように心がけています。
そのほかにも、底に厚めの本革を縫い付けることで床からの冷えを更に防ぎ、強度も増して長くお使いいただけるようにしています。
フェルトアーティストのジョリー・ジョンソン氏の書籍では、「こうすれば2〜3年は絶対にもつ」と書いてありましたが、自分用に使っているシューズは5〜6年目でまだまだ現役。革のリペアなどメンテナンスはしていますが、充分元が取れるアイテムだなあと、改めて感じています。
(もちろん、お客さまに向けての補修・メンテナンスも承っています)

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底の形に革をカット。
切りっぱなしのフチを磨いて滑らかにしたのち、菱目打ちで穴を空けます

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蝋引きした革用の麻糸でルームシューズと縫い合わせます

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出来上がり。フェルトだけでは滑ってしまうので、床での滑りを防ぐという大切な役割も果たしています。

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羊毛の種類も重要で、ジャコブやゴッドランド、コリデール、ペレンデール、フィンシープ等が向いています。(←私もまだ使った事がない種類もある・・・)
これだけでは縮絨性が弱くなるので、他の品種もブレンドして、丈夫なシューズを作っています。

そして、アイテムはマフラーですが、今度ワークショップを2件させていただきます。

10/25(日)”8HATIワークショップ フェルト作家とつくる手作りマフラー”

11/10(火)布フェルトマフラーワークショップ”冬の支度” at carbon

シンプルに、アイテムを楽しく作りに来ていただくのはもちろん、羊毛をもうちょっと詳しく知りたい、フェルトがうまくなりたいという方も大歓迎です。ワークショップ内では、答えられるかぎり質問にお答えしております。
ぜひぜひ、お時間ありましたら参加くださいませ。

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本日9/30から10/13まで、京都マルイ1階イベントスペース(JAMPOTさん出店)にてブローチをお出ししています。
今回は「落下するくま祭り」を勝手に開催しています。
ヒロタのtwitterinstagramのアイコンにもなっている、落下するくまをたくさん作りました。

1匹だけ、栗を持ってドヤ顔の笑顔で落下するくまもおります。他にも動物モチーフのブローチ各種、新作の陽だまり猫、球根や毒キノコなどなど揃えてお待ちしております。
お知らせにアイテムラインナップを追記しましたので、ぜひご覧ください。

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先々週、映画館に「キングスマン」を観に行きました。最高に楽しくて不謹慎で、もう一度観に行きたい。というのが素直な気持ちです。レイトショーだったけど席はほぼ埋まっていました。
大好きな俳優コリン・ファース、イギリス、紳士、スーツに眼鏡、武器は傘と、私の好きなものと、スカッとする超不謹慎なクライマックス(褒めています)が本当に素晴らしかった。
というわけで、久々に映画熱がやってきてレンタルでもいろいろと観ています。母なる証明、LEGOムービー、殺人の追憶、ライフ・オブ・パイ、裏切りのサーカス・・・作り手の思いが心に届いて、心が動きだす作品たち。映画って楽しいな。

映画を観て心が躍り、ドキドキし、時には痛い部分をえぐられ、観賞後何とも言葉にしがたい感情を抱き、心に何かが届けられる。こんな素敵なものを見せてくれてありがとうと思う。世の中にはこんな面白いものがあるから、まだまだ生きていけそうだと勇気が湧く。
私のやっていることも、映画に比べればささやかすぎるものではあるけれど、試行錯誤しながらつくったものが、誰かの心に届く時があると信じているから続けていけるのかな、と思いました。
誰かの心に届いた!!と感じられる瞬間も確かにあって、その時は本当に本当に嬉しいものです。

わかっているつもりでしょっちゅう忘れる、続けて行ける理由みたいなもの。忘れないでいられる人が、大きく羽ばたいてものをつくる人で、忘れては思い出す、どちらかというとあまり賢くない私は小さな羽音なのでしょう。
それでも、私は今でもなんとか「パタパタ」しております。

あっという間に9月に入ってしまいました(!)。

先週の土曜日は、江之子島のイベントに、carbonスペースにてワークショップで参加させてもらいました。

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たくさんのちいさなアーティストさんに、フェルトを楽しんでいただきましたよ。
予約なし、随時受け付けということもあり、多くの子供たちにフェルトで遊んでもらえた事が良かったなあと思いました。

ちょっと遡って、8月は阪急百貨店のJAMPOTさん出店にてミニ個展をさせていただきました。在店時にはいろんなお客さまにお会いでき、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
足を運んで下さった皆様、告知に協力くださった皆様、本当にありがとうございます。
攻めアイテムの球根ブローチもたくさんお出しし、個人としても挑戦の展示となったように思います。

そして、ウェブショップに“太陽系の標本箱コースターセット”lot.2をUPしております。

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前回は月のブローチをお付けしましたが、今回は太陽系の8惑星コースター+太陽のポットマットに、2006年に準惑星へとカテゴリが変わってしまった冥王星をプラスしたセットです。

テーブルの上にコースターとして広がる太陽系を楽しんでいただければと思います。
また、標本仕立ての台紙の表には星の基本データが、裏には星の特徴が書かれてあり、木箱に入れてお届けしますので、宇宙が好きな方やお子様へのプレゼントにもおすすめです。

冥王星を入れようと思った理由としては、今年の夏に冥王星の鮮明な画像が公開された事が大きいです。
今まではぼんやりとした写真しかなかった冥王星。太陽系第9惑星から準惑星へと変わってしまった事もあり、前回は入れていませんでした。
探査機ニュー・ホライズンズの撮影により、ハート形に見えるスプートニク平原など地形がくっきり確認されたことは、宇宙ファンの一人としてもとても興味深いです。
また、詳しくはないのですが、占星術では冥王星はとても重要な星なのだそうですよ。
前回のlot.1を販売したとき、お買い上げくださった占い師さんからお聞きしました。

太陽系シリーズは、知人からアイデアをもらって作成し始めたアイテムです。
自分が興味ある宇宙を、こうやって自分がつくるものに落とし込んでいけたのはアイデアのおかげ。
どうか、たくさんの方に楽しんでいただけますように…。

来年まで続く怒濤のイベントラッシュに向け、羊毛と向き合う毎日。

今日は午後から資材の仕入れ。
革用の糸、ニードルフェルト針、ブローチピン、ビーズ、ウェブショップで発送する際に使うお手紙セット、次のラフスケッチノート、などなど。
道具には消耗品も多い。どのアイテムもこれと決めているメーカーはあるが、仕入れに行くと新商品は必ずあるもので、見つけてしまえば使い心地や強度はどんなもんかと興味がわき、試してみたくなるのが人情というもの。ブローチで使うニードルフェルト針は現在細さの違う3種類を使い分けているが、なんと新しい細さのものが出ていた。今日のハイライトすぎて、(なんけこれ。ちっか使ってみたい)と脳内は素の富山弁である。革用の糸も、ちょっと違うものを買ってみた。(最初から蝋引きされている糸も気になるけれど、高いので毎回自分で蝋を引いている。)また、以前から気になっていた革用の針も、今までと違うものを買ってみた。
お手紙に使う小さめの一筆箋やおなじみのマスキングテープも侮れない。今後作る予定の新作に合いそうなデザインのものを見つけた。ウェブショップのアイテムをお送りするとき、富士山ブローチのときは山柄のテープ、太陽系の標本コースターのときは惑星の絵と惑星のデータがプリントされているテープなど、なるべく合いそうなものを使う(ないときもあるけれど)。今日は新作にぴったりなものを2つ見つけられたので良かった。
アイデアや納品アイテムのスケジュールを描くノートは、A4サイズに変更。ちょっと大きめだから、ゆったりデザインが出来そうだ。

AVRIL×ヒツジフエルト縮絨室(ヒロタリョウコ)コラボワークショップvol.3、ご参加のみなさま、また同時開催の1day shopにお越しくださったみなさま、本当に本当にありがとうございます。

初めての方も、いつも参加してくださる方も、皆さんすごく楽しんでおられたようで何よりでした。41色の羊毛の中からお好きな色を組み合わせて、とっても素敵なシューズが完成しましたよ。
遠方から来て下さった方もおられて、ありがたい気持ちでいっぱいです。
一時間かけて何層も羊毛を重ねた後は、力を入れて縮絨(縮める)行程。根気よく、粘り強く素敵なシューズを完成された皆さんと作品達に、密かに感動しておりました。
羊毛に触れること、羊毛から立体の布にまで仕立てることは、本当に素敵です。素直に自然の恵みに感謝するしかありません。
フェルトに出会った事、こうして、お教室までさせてもらえていることに心から感謝します。

そしてワークショップの様子を画像でもお伝えしたい・・・のですが、何しろ今回はルームシューズ。そしてグラデーション作業やハンドカーダーなど、「がっつりフェルトメイキング」に集中していて、私はまったく写真を撮る余裕なし(笑)でした。
AVRILのスタッフさんが助手兼撮影をしてくださり、写真をお送りしますと言ってくれたので、また届きましたらUPさせて頂きますね。
ここのスタッフの皆さんは気持ちの良い方達ばかりで人への心遣いにもあふれ、接していると心和やかな気持ちになります。

※追記:AVRIL三条店のブログでレポートを載せて下さいました!こちらから画像つきでご覧ください。

ここからは、8月から来年2月にかけ、各場所で参加する百貨店イベントに向けてがんばります。(またお知らせにUPします。)

(追伸:大きなお腹で来てくれたパイセンも、ありがとうございました!さわれてよかった〜)

生きていると色いろあるので今日も浴槽の蛇口を勢いよくひねる。

生きているうちに読みたいものがあります。
・古事記
・日本書紀
・源氏物語
日本の成り立ちはどうだったのだろう?「もののあはれ」とは何だろう?と、単純に興味が湧きます。理解するには、当時のものの考え方や思想を知って、勉強しながらでないと分からないことだらけだと思います。独学で読んでも分からないことだらけな気もします…が。
漫画になっているものでもいいから、最後までちゃんと読み通すことが大切という話も聞いたので、近いうちにひとつずつ読んでいきたい。

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AVRIL×ヒロタリョウコワークショップvol.3
 参加者さまの募集を開始しました。
 同時開催で、1day shopをAVRIL三条店さんでさせていただきます。
 動物ブローチなどの実物をご覧になり、お買い物もできます。

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明日はルームシューズのワークショップ。
AVRILさんとのコラボ企画第三弾です。

ワークショップのご参加の皆様は気をつけてお越しくださいね。

また、型紙や道具類は多めに持っていきますので、「参加してみようかな?」と気になる方が居られましたらAVRILさんまでご連絡くださいませ。

AVRIL三条店 11時からオープンしております。
ワークショップの詳細ページ

また、同時開催で、一日だけの展示販売会をいたします。

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販売のためのルームシューズもございますが、今回は、いつも多くお問い合わせいただいているブローチもいろいろご用意いたしました。

展示会だけでもぜひお気軽にお越しください。
展示会はAVRILさんがオープンしている11:00〜19:00の間、終日ご覧いただけます。
フェルトや、ご自身で何かを作ってみることの興味への足がかりになれば幸いです。
(私はオープンから18時過ぎまで在店いたします。)
今後の百貨店出品など、イベントスケジュールのフライヤーもご用意しました。ちょっとした文章を入れた、手書きになっております。

———————-
夕方長湯をし、その後西瓜をほおばりながら、ぼんやりとフェルトメイキングの作業について考えていた。
手芸のカテゴリーに入っているけれど、実際の作業は、手芸とはイメージが違うように思う。
私見だが、あでもないこうでもないと手で形を整えていく様は、粘土で形を作って成形していく陶芸のようだ。今回作って頂くルームシューズやバッグのような、立体で袋状になっているものは特にそう感じる。陶芸と違う所は、粘土の乾きという制限をあまり考えなくていい所かもしれない。水分を含んでいるうちは、あれこれ形を整えて成形しつづけられる。乾いてきたら、また水分を含ませてやればいい。
また、ちょっとした力仕事でもあり、フェルトアイテムを作っているある会社では、縮絨作業は力がある男性が行っているのを写真で見た事がある。そこでは行程ごとに分業制になっていて、最初の羊毛を重ねていく所は女性がやり、後半の力仕事である縮絨や成形は男性がやっていた。 私などは慣れているが、初めての方は力の入れ具合もよくわからないだろうし、変に力を入れてしまうと体が疲れてしまう。
そんな事を考え、今回は特に縮絨する時の体の使い方のポイントをテキストに加えてみた。なるべく体に負担がかからないように、リズミカルに楽しく作ってもらえるように努めたいなあと思っている。
正しく体を使う事が出来れば、フェルトメイキングは良いフィットネスにもなるのだ。

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参加者さまの作品たち。
ひとつひとつ表情が違い、お花や首飾りなど自由なアレンジも飛び出した、とっても楽しい一日でした。

5月10日、お天気に恵まれた母の日の日曜日に、carbon姉妹店の8HATIにて猫とうさぎのスマホケースワークショップをさせて頂きました。

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型紙に羊毛を重ねて石けん水をかけ、プチプチでおさえて染み込ませています。

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プチプチごと木の棒に巻いて、ごろごろ転がします。
摩擦で羊毛を縮めていきます。

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ニードル針で、動物の表情など細かい所をつくっていきます。
みなさんめちゃくちゃ集中していて、真剣。

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こちらはピンチテスト。ふわふわの羊毛がからみあい、生地になってきているかをチェックします。

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顔や模様を自由に付けたら、仕上がりサイズになるまで更に転がします。
こうやって手を入れ、形をこまめに整えながらの力仕事。

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出来上がったら、糸(通称:キャットテール)でラッピングしてお渡しします。

参加くださったみなさま、おつかれさまでした。
みなさんすごく集中&楽しく作って頂けてよかったです。
作業中は8HATIのスタッフさんに質問いただいて、羊毛フェルトの歴史や(紀元前に遡るのですよ!)や、昔の人はプチプチや石けんもない中どんなふうにしてつくっていたのかなど小話も混ぜつつ。
力仕事は大変だったかと思いますが、みなさんのがんばりで、しっかりと丈夫なものができあがりました。

動画も撮って頂きましたよ。(右クリックでご覧ください)
https://www.youtube.com/watch?v=7i23GWGSD0o&feature=youtu.be

フクダロングライフさんイベントレポートはこちら
(8HATIはフクダロングライフの中にあるのです)

参加者さま、フクダロングライフさま、8HATIのみなさま、carbonオーナー、SNS等で告知くださったみなさま、ほんとうにありがとうございます。

お次は6月27日にAVRIL三条店でのワークショップを予定しています。
メニューはこちら↓

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本格的なルームシューズです。厚みもしっかり。
お好きな色を、沢山ある中から選んでいただけます。
お申し込み方法などの詳細はまた、お知らせいたします!

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4月26日、寝屋川のカフェPissanlitさんで猫ポーチの教室をさせて頂きました。
お持ち帰りいただけるオリジナルレシピと、材料・道具・サンプル作品。
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完成後は恒例の撮影会。
同じ材料を使ってもみなさん顔が違う仕上がりになるのが、どうぶつモチーフの楽しい所です。

わたしのワークショップは、どちらかというと毎回違う参加者さまがいらっしゃることが多いです。初めましての方たちとお話させていただきながらのお教室、すごく楽しいなあと思います。
Pissanlitさんには、ワークショップ途中で美味しいハーブティーを淹れていただき、終了後も美味しいコーヒーと自家製ケーキを頂いたり、心地よく美味しい時間を作って下さいました。
参加くださったみなさま、会場のPissanlitさん、本当にありがとうございました!

次は5/10のどうぶつスマホワークショップを大阪福島区の8HATIで行います。
あなたのご参加、心よりお待ちしております!

ゴールデンウィーク、皆さんはいかがお過ごしですか?

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うさぎとねこのスマホケースワークショップ
こちら、5/10(sun)に8HATIさんで開催いたします。
ゴールデンウィークが終わってほっと一息ついた母の日です。親子でのご参加、GWなんて関係なかったよ、という方、8HATIの心地よい空間で、みなさんと楽しく作りせんか?

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スポッと入れるだけのらくちん仕様にしました。
入れようと思えば全体をすっぽりと入れることもできます。

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うさぎは耳がポイント。バッグやポケットからひょっこり見えるのもまた楽しいアイテムです。フェルトは弾力があり、中身を傷つけずに守ってくれます。
うさぎは生成り色、ねこはグレーか黒を選んでお作り頂けます。

こんなに書いて頂けて、本当にうれしいです。ありがとうございます。

carbonと姉妹店の8HATIのみなさんにもご協力いただき、作る楽しみ&自分で作ったものを使う楽しみを味わって頂けるワークショップにしたいと思っています。
フェルトはまったく初めて、という方も参加いただけますので、おひとりでももちろん、ご友人やカップル、ご夫婦、親子さんと一緒でも、お気軽にご参加くださいね。

26日は寝屋川のカフェ、pissanlitさんで猫ポーチのワークショップをさせて頂きました。
最近ワークショップのお仕事が増えてきて、準備やレシピの作成、当日の進め方など、少しずつ慣れてきたかも?と思えるようになってきています。(こちらのレポートはまたUPいたします)
ご参加のみなさんにフェルトの楽しさ、つくる楽しみをお伝えしたいと思いながら取り組んでいます。出来たものを見せ合ったり、撮影会をしたりと私もとても楽しいし、みなさんの笑顔を見られるのもうれしいなあと思います。

一憂一喜

2015.4/15

あるショッピングサイトで久しぶりにお買い物したら、昔登録していた前の住所を送り先にしたまま注文してしまった。気に入っている化粧水を安く買うためのお買い物が、追加送料が増えて割高になってしまった、残念なヒロタです。

その化粧水、ボトルのデザインがマイナーチェンジされていました。PET製なのだけど、ちょっと飴色がかった透明なボトルで、昔のガラスみたいに表面が微妙にゆがんでいて、すごくきれいなのです。以前は普通のクリアなボトルだった。こういうのって嬉しいなあと思います。しかも詰め替え用を販売するようになったみたいで、それもまたうれしい。

ヒツジフエルト縮絨室の新作UPが近づいており、今日は新アイテムの最終チェック打ち合わせで外出でした。問題ないようでひと安心です。テキストも書き終え、あとは天気がよくなるのを待って、いい撮影ができるようにがんばろう。

外に出て美味しいコーヒー(しかも安い)を飲むのっていいもんだなあと。
初めて行ってみたお店というのもまたいい。ゆったりくつろげたし、何より昔から知っている人との打ち合わせだったので、おしゃべりも楽しみました。
変わらぬ日々で制作をしていると、だんだん内に籠ってきてしまう。考え方もかたくなってくるし、それでもやらなくちゃとか、よくわからない気持ちになる。今日は心に風が入ってほぐれ、送料の失敗に脱力し、化粧品のボトルに感心して、それが家にあることを嬉しく思ったりしました。

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猫ポーチのワークショップ
寝屋川にあるカフェ Pissanlit(ピソンリ)さんで行います。

Pissanlitは、フランス語で”たんぽぽ”という意味だそうです。
飼っていらっしゃった猫の名前にちなんで付けられた店名なのだとか。
「月樹」というお名前でフラワーデザイナーとして活動もされています。JAMPOTさんでお取り扱いしている作家さんで、今回はそのつながりでワークショップのお話を頂きました。

打ち合わせに伺った時は、樽の中でのんびりお昼寝していた看板犬がお出迎えしてくれましたよ。
眠そうでかわいかった!

さてさて。ポーチのお話。

色味はこのままに、表情をお好きな雰囲気で仕上げて頂けます。
動物ポーチのお教室は初めて。

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蓋部分は本体と一体化させて作ります。

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ホックで留める仕様です。
本体が乾いてから縫い付けますので、ホック付けのみ、ワークショップ後ご自宅でしていただきます。

自作のポーチを、デザインは違いますが、私はデジカメケース入れとして愛用しています。
クッション性があるので中身を保護してくれますし、傷もつかないので、実際に使っていく中で羊毛素材の素晴らしさを日々感じています。

おもむろにバッグから動物ポーチが出てきたら、使う人もそれを目撃した人も楽しいんじゃないかなあ?と想像してみたのが、このポーチのはじまりでした。
日常の中で物を使う楽しみ、見る楽しみを感じられるものを作りたいと思っているし、作る楽しみも知ってもらいたいなあ、と。
このアイテムにはそんな物語が潜んでいます。
そしてフェルトならではの縫い目のない袋物をつくるのは楽しいです。

また今回は、ポッテリと厚みがありすぎない物を作って頂こうと考えてデザインしました。
薄めのフェルトでも、しっかりと縮絨させれば丈夫な布となります。

見る楽しみ、作る楽しみ、使う楽しみをお届けできますように。
今回もせいいっぱい、努めさせて頂きます。
ぜひぜひご参加くださいね。

思う夜

2015.4/4

ワークショップのお知らせを2件UPしました。
猫ポーチと、うさぎとねこのスマホケースです。
お知らせよりご覧くださいね。

ワークショップは、ひとつひとつのアイテムを考えてサンプルを作り、レシピなど細かい部分も準備して、みなさんに楽しんでいただけるように毎回工夫しています。
私だけでは足りない部分を、告知や参加者さまを募って下さるショップの皆さんがサポートして下さってワークショップができます。
ショップの方々と私が、「この教室は絶対楽しい、参加者さまに楽しんでいただこう〜!」という強い気持ちと行動をもってこそ、イベントごとって成功するのだと思います。
(大前提として、生業としているので、仕事として成り立たせるのはもちろんのことですが)

強い気持ちと強い愛(小沢健二はやっぱりすごいなあ)で。
そんなふうに感じた夜でした。

mogmog

2015.3/25

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fooさんワークショップ、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

amirisuさんに納品しました。

京都でのお取り扱い店です。お気軽に遊びに行ってみてくださいね。
昨日、ご挨拶もかねてamirisuさんまでお届けにいってきましたよ。
ちょっと遠くまで納品や仕入れにいくことは貴重な息抜きです。電車ではスマホをなるべくみないようにして、何にも考えずにぼんやり窓からの景色を眺めていたり、納品先までの道すがらは、猫に出会ったりあたらしいお店を発見したりと、ちょっとしたお散歩でもあります。
買って読めていない本も読みたい。

仕入れとしては、今回リンカーン種の羊毛を購入しました。
これはグリージーウールなため、一度工房で手洗いしないといけないのが手間ではありますが、その手間も楽しみの1つだったりします。
グリージーウールは定番であるものではなく、そのとき仕入れ先にあるものとの出会いなので、わくわくします。年によっても毛の感じは違うし。

ふと気づけば3月は一度も日誌を更新していなかった・・・。
もくもくとお仕事していた2月〜3月でした。
もくもくとお仕事は、これからも続きます。本当にありがたいことだなあと、心から思います。
8月中旬まで、ほぼスケジュールは埋まりました。新規のご依頼は、お届けが9月以降になります。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

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きのこ改1.jpg
くまのスマートフォンケース&きのこブローチお教室追記画像をUPしました。
↑こちらのリンクよりご覧くださいませ。

まだまだお席ございます。あなたのご参加をお待ちしておりまーす!

サンプル作をfooさんにお持ちしましたので、実物をご覧になって決めたい方はぜひ、見に行ってみてくださいね。

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ヒツジフエルト縮絨室に新作をUPしました。

羊をつくることは、羊毛を羊に戻すこと。
球根をモチーフに使うこと。
不思議だなと感じるものごとに惹かれます。

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日本最大の羊の祭!京都文化博物館での”ひつじパレット2015″、無事終了いたしました。

私はこのイベントの中の「ひつじマルシェ」に参加させて頂き、2日間のお店を開きました。
たくさんの方にお越しいただけて、月並みではありますが、とにかく感謝の気持ちで一杯です。SNSでも多くの方に告知を協力していただき、後輩にお店番を手伝ってもらい、友人、知人も来てくれて、本当に幸せな時間を過ごさせてもらいました。
活動自体は一人でも、いろんな人に助けてもらって作家活動ができているんだな、と感じます。

今は阪神百貨店にて京阪神zakkaマルシェに参加中です。
JAMPOTさんエリアにて、ブローチを中心にお届けしております。こちらのほうも「行きましたよー」というご報告をいただき、嬉しく思っています。
10日までやっておりますので、遊びに来て頂けると嬉しいです。

3月は、南船場のfooさんで、くまスマホケース&きのこブローチのワークショップを予定しています。
近日中にこちらでも詳細をUPしたいと思っています。 fooさんのサイトで募集がはじまっていますので、ぜひぜひ、皆さんの参加をお待ちしております!

それから、ご報告が遅くなりましたが、AVRILさんでの布フェルトマフラーワークショップも無事終了いたしました。
マフラーという大きなものをつくるのは大変だったと思いますが、みなさんそれぞれが楽しんで作っていらっしゃるのがとても印象的でした。
AVRILさんのレポートもUPされていますので、よろしければご覧くださいね。
スタッフの皆さんのおかげで、無事ワークショップを終えることが出来ました。
本当にありがとうございます。
AVRILさんコラボはまた春に、また何か楽しいワークショップを開催したいと思っています。
そちらもお楽しみに!

なお、メール等の返信が遅れておりまして、申し訳ありません。
近日中に返信させていただきます!
もうしばらくお待ちくださいませ。

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2015.1/16

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AVRIL×ヒロタリョウコ ワークショップ vol.2″布フェルトのマフラー”
↑追記しました。

カラーバリエーションが豊富なAVRILさんの糸を効果的に使って、オリジナルのマフラーを作って頂ければ・・・と思います。
AVRILさんの告知ページでも、すごく丁寧な文章を書いて頂きました。(ありがとうございます!)
ぜひぜひ、ご参加くださいませ。
みなさまにお会いできるのを楽しみにしています。

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2015.1/13

阪急百貨店でのJAMPOT&Guignolさん出店、本日終了いたしました。
お越しいただいたみなさま、ありがとうございます。
夕方には搬出のお手伝いにも参加してきました。
祭りのあとはちょっとさみしい。・・・ですが、次は京都文化博物館での「ひつじマルシェ」にヒロタリョウコ単独出店、阪神百貨店でのzakkaマルシェがあります。こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

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2015.1/6

JAMPOT in 阪急百貨店うめだ本店をUPしました。
2015年初のイベント参加です。どうぞよろしくお願いいたします。

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2015ひつじブローチ
新作です。
未年だし新年だし、ヒロタ15周年だし的な・・・

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マウンテンブローチ
おめでたい感じで。大きめサイズもあります。

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“富士に月”ブローチ
前回の伊勢丹イベントで即完御礼のセットブローチ、今回3点だけご用意いたしました。

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花冠うさぎブローチ
花冠シリーズ、うさぎは初めて創りました。

他にもくまブローチなどございます。ぜひ、店頭で観て頂き、連れ帰りいただけると嬉しいです。
台紙の言葉ももちろん、お楽しみに!

本年も何卒よしなに、よろしくお願い申し上げます。

今日戻ってきました。
雪の影響でサンダーバードは約30分遅れで大阪に到着。
速度を落としたり、連結部分が雪で凍結したのを取り除いたりしながらの走行。新年からお仕事、本当におつかれさまです。

手料理をたくさん食べて、元気になって帰ってきました。
私が葱と日本酒が苦手なのを忘れてすすめてくる、父とのやり取りも恒例行事です。
仕事を実家に持ち帰って、元旦から制作ができたのはすごく良かった。
スムーズに通常生活に戻れそうです。