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ヒロタが綴る日々の出来事

ルームシューズ ワークショップ あれやこれや

2015.10/18

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秋から冬にかけ、ルームシューズのオーダーをいただきます。

元の型紙の半分くらいにまで縮絨(縮め)させ、密度の詰まったしっかりしたシューズを作るように心がけています。
そのほかにも、底に厚めの本革を縫い付けることで床からの冷えを更に防ぎ、強度も増して長くお使いいただけるようにしています。
フェルトアーティストのジョリー・ジョンソン氏の書籍では、「こうすれば2〜3年は絶対にもつ」と書いてありましたが、自分用に使っているシューズは5〜6年目でまだまだ現役。革のリペアなどメンテナンスはしていますが、充分元が取れるアイテムだなあと、改めて感じています。
(もちろん、お客さまに向けての補修・メンテナンスも承っています)

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底の形に革をカット。
切りっぱなしのフチを磨いて滑らかにしたのち、菱目打ちで穴を空けます

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蝋引きした革用の麻糸でルームシューズと縫い合わせます

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出来上がり。フェルトだけでは滑ってしまうので、床での滑りを防ぐという大切な役割も果たしています。

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羊毛の種類も重要で、ジャコブやゴッドランド、コリデール、ペレンデール、フィンシープ等が向いています。(←私もまだ使った事がない種類もある・・・)
これだけでは縮絨性が弱くなるので、他の品種もブレンドして、丈夫なシューズを作っています。

そして、アイテムはマフラーですが、今度ワークショップを2件させていただきます。

10/25(日)"8HATIワークショップ フェルト作家とつくる手作りマフラー"

11/10(火)布フェルトマフラーワークショップ"冬の支度" at carbon

シンプルに、アイテムを楽しく作りに来ていただくのはもちろん、羊毛をもうちょっと詳しく知りたい、フェルトがうまくなりたいという方も大歓迎です。ワークショップ内では、答えられるかぎり質問にお答えしております。
ぜひぜひ、お時間ありましたら参加くださいませ。