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ヒロタが綴る日々の出来事

昨日、夜遅くにアパートの階段を上っていると階段に大きなたわしが転がっていた。びくっとして思わず歩みが止まりたわしと対峙すること数秒。昼ドラ名物「たわしコロッケ」が何故か脳裏を過るが、それとはまったく関係ない、きっと掃除屋さんの忘れ物。

今日も良いお天気で、お布団を干し、自転車に乗ってあてもなくお散歩。ふらりと入ったお店でずっと欲しかった大振りのブランケットを見つけて、モリヒココーヒーのフレンチローストもあって、両方お買い上げ。買い物は楽しい。日頃贅沢をしない分、心から欲しいと思う物があまりない分、いいなあと思ったものはお財布が許す限り連れ帰ることにしている。(お財布氏は許してくれないことも多い。)欲しいものがないというのは厳密には違っていて、本当はあるのだけど、それはベッドやテーブルや食器棚で、今の家に置いたら随分部屋が狭くなるなあというものばかりで。

モリヒココーヒーは初めてなので飲むのが楽しみ。

お知らせ更新しました。11月13日より「ふゆじたく展」in仙台、始まります。
大阪での個展「Kitchen」も好評開催中です。21日までです。お時間のある方は是非いらしてくださいね。

お土産に明太子を頂きました。好きです。明太子。
ごはんのお供にしたりパンにバターと一緒に塗ったりして日々ありがたく頂いている訳ですが、私って「朝ごはん的な食べもの」が好きなんだなあと気づきました。例えば炊きたてのごはん。温泉卵。目玉焼き。明太子。味付け海苔。胡瓜と白菜と大根のお漬け物。これらには付属品として美味しいお醤油が必須。あとはお味噌汁。好きな食べものは何?と聞かれていつも返事に困るのは、きっと地味過ぎてぱっとしないからだ。地味な子でごめんなさい。むしろ「地味過ぎて逆に目立つ」人を目指そうか・・・なんて。嘘。ほんとはどっちでもいいのです。
堺での個展は好評開催中です。そして11月中旬からは仙台のイベント、12月は大阪のイベントに参加しますよ。こちらのお知らせもしたい所ではありますが、明日はちょいっと、恒例の大切なお墓参りに行って来ます。

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展覧会より、フェルトの器。とても好きな作品です。ほかにもいろんな色があります。鍵、洗濯ばさみ、アクセサリー、ドライフラワーを一輪、ボタン、拾った丸い小石、星、情熱、恋心、何を入れてどう使うかは、その人次第。大切なのは使う人の想像力と自立心、きっとそんな作品です。展覧会は、初日からいろいろと作品が旅立ったようで、遠方からのお客様もいらして、素敵なスタートを切りました。ありがとうございます。

今日はコーヒーを美味しくいれることが出来ました。手紙を出し、面倒な毎月の支払いを済ませ、伸び過ぎた髪の毛先をおおいに持て余し、新しいスケジュール帳を買いました。スケジュール帳は、見開きでひと月がすべて見られる少し大きめのものを使うと決めています。ようやく気に入ったものが見つかって、とても嬉しい。一年が過ぎるのが早いなあ。このままあっという間に年月が過ぎて、歳を重ね、元気に生きていられたら、私はおばあちゃんになっていくのだなあ。それも案外素敵な事なのではなかろうか。 そして冬が本格的にやってくる前に、モンステラをもうひとまわり大きな鉢に植え替えないと。植物の植え替えは彼らにとって大仕事で、とても体力を使うのだそうです。だからもっと寒くなる前に。ゆったりと冬を迎えてもらおう。今年に入って一度植え替えをしたのですが、予想外に成長してしまったのでした。27日の日誌に書いた様な心の揺れも何もかもひっくるめて、穏やかにゆっくり、しかし心に野望を持って、元気に毎日を過ごしたいなと思います。

フィッシュマンズのSEASON(1997年12月12日のライブバージョン)を久し振りに、歌詞を含めてゆっくり聴いていました。詩の意味というより、言葉の流れ。言葉の選び。

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廣田良子フェルト展「Kitchen」
 2009.10.28(wed)~11.21(sat)
詳細はこちらをどうぞ。
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涙の効用

2009.10/27

展示作業を終え帰宅してのち、様々な思いがやってきて、はらはら涙し、先程現実に帰還。作品のこと、表現のこと、1人の人間としての自分のこと、大切な人のこと、いろいろ思うことはある。大手を振って泣けるというのも、ある意味、強さの形のひとつなのではないかと思う今日この頃。抱えきれそうにないなあと感じた時、無理に抱えようとして自分が潰れるのは嫌だし、だからといって放り投げるのも嫌だし、でも度量の足りない自分を責める気はないし。何だか困ったそんなときの手段、涙。気楽にそして楽観的になるための方法。・・・まあ、勝手に出てくるものなのですが。この日誌で、自分の気持ちを分析して言葉にしようとする理由は、自分に対しても人に対しても客観的になって、冷静になるためでもあります。
何かを創り出して皆さんに観て頂く瞬間は楽しくもあり、おそろしくもあり。それはまるで片思いの人に告白したのはいいけれど何故か返事を待たされているような、ちょいと懐かしい気分。?この例えは違うような、合ってるような。

展示作業からの帰り道、デパートでコーヒー豆とパンを買って、ついでにいろいろお店を回って楽しみました。普段デパートに行くことがないので、お店で流行りのものを見て、とても新鮮な気持ちになりました。難波のマルイには輸入食品のお店があって、そこが一番楽しかった。ラベルが可愛らしいジャムも買いましたよ。
ともあれ、明日からの個展、皆様ぜひいらしてくださいね。やっぱり作品は皆さんにお届けできてこそ完成するもの。緊張しますが、同時に楽しみにもしております。

安堵、&

2009.10/25

今月28日から始まる個展の作品たちを無事送り出しました。
気になるラインナップは

・オリジナルチェックのランチョンマット
・ティーコゼ
・ポットマット
・いろんなお豆のストラップ
・バッグ
・フェルトのお皿各種
・フラワーベース(花入れ)
・コースターいろいろ
・そして目玉焼き

などなど、総数130点弱をご用意しております。
小さくて素敵な屋根裏ギャラリー、屋根裏ですから天井が低めです。ギャラリー内では頭上に注意してお楽しみ下さいね。

展覧会はもうすぐ始まりますが、そしてまだまだ素敵な予定も控えておりますが、今夜はのんびりいたします。安堵しつつ力を抜いて、気は保って。
ああ、でも、いろいろ予定を立てないと。メール等のお返事も、申し訳ありませんがもうしばらくお待ち下さいませ。

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廣田良子フェルト展「Kitchen」
 2009.10.28(wed)~11.21(sat)
詳細はこちらをどうぞ。
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ご無沙汰しています、廣田です。

個展の作品もほぼ出揃ってきて、作品数も渾身の100点越え。「作品少ない恐怖症」なのです。これらを一つの空間にまとめて、皆さんに伝えたい様に展示できるかしら。小さな作品もたくさんですが、ストラップ1本に至るまでひとつひとつしっかりと作っておりますよ。
制作していると頭をよく使います。いろんなことも考えます。作品のことばかり考えていると思われがちですが、以外といろんな種類のことを考えています。伸びた髪が長過ぎるとか、心満たされる食事をとりたいなあとか、毎日ハードでもきっとやれるとか、あの子の髪型がとても似合っていたなあとか、お腹空いたとか、横浜に行かなければとか、内藤礼さんの言っていた答えのない空虚についてとか、わが家の元気な植物についてとか、色々です。
今日は久し振りに自炊のための食材を買ったけれど、せっかく買った溶けるチーズをそのまま食している私。チーズが泣いているぜ。忙しくなると冷蔵庫にあるものをそのまま食べてしまう癖があります。先日はキャベツをパリパリ食べていました。
忙しくしていることを選んでいるのは私自身で、乗り越えたい壁でもあります。上手に時間を使うこと、やりくりすることをもっと学ぼうとしています。ただ生きるんじゃなくて、せっかく生きるんだから、いろいろやりくりして生きていたいなあと思うのです。勿論、その中には「ぼんやりする」時間も入っています。
個展まであと少し。とても緊張するなあ。大丈夫かな。
作品展を何回やってもこんな私ですが、初心忘れるべからずということで。

歩く

2009.10/13

まずはお知らせから。

・今月28日から廣田良子フェルト展「Kitchen」が堺で始まります。詳細はこちらです。

・そして7日よりイベント「秋の雑貨遠足」が大阪の中崎町JAMPOTさんにて始まっております。詳細はこちらです。(JAMPOTさんにお届けしたイベントのための作品は完売しました。ご了承下さい)

秋です。
制作したり、制作したり。結婚式のパーティーに出たり、日帰りで富山までフジ子ヘミングのコンサートに行ったり、JAMPOTさんにお出しした作品が即日完売したり、非常にハードな毎日が続いているおかげで顔はぷっくりむくんでおりますが体重が増える事はなく(笑)、嬉しいこと続きでいい秋だなあと思っています。頭をフル回転させて、つまらないことは考えず、とにかく動こうとしている日々。こんなに幸せ者でいいのでしょうか。ありがとう。っていう気持ちでいっぱいいっぱい。人って優しいのね。フジ子ヘミングもとってもよかった。ピアノを弾いて生きている人なんだなあというのを強く肌で感じました。そして、泣きました。表現することと人生が一緒になっている人は素敵で、且つとても強い人だと思います。私もそんな人になりたい。そして今回は母が誘ってくれたコンサートで、普段離れて暮らしている事もあり、多少ハードなスケジュールでも可能な限り一緒の時間を過ごしたいとも思いました。行って良かった。 そして、結婚式はいつ行ってもいいものです。人同士が出会って結婚しようってなるのはすごい事で、当たり前じゃなくて、素晴らしい奇跡のようなものです。そんな2人のお祝いの場所に自分も呼んでもらえるなんて、嬉しいではないですか。パーティーに身につけるものをあれこれ私が考えるのも、ただ着飾るだけでなく、ちゃんと装うことでもお祝いの気持ちを表すんだなあと気づきました。
11月は仙台のガルソニエールさんのイベントに参加します。そして12月はJAMPOTさんのクリスマスイベントも参加します。こちらのお知らせはまた個展が落ち着いてからご報告しますね。
悩むのは当たり前。迷うのも当たり前。どんなときでも元気に、笑って、自分の頭で考えて歩いていくこと。

不敵な兎

2009.10/5

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7日からJAMPOTさんで秋のイベントが始まります。(詳細はここをクリック) 動物と音楽がテーマとして与えられ、さてどうしようかと考えた結果、一点入魂、兎のバッグを制作しました。シンプルでインパクトのある作品に仕上がったと思います。1点ものですので気になった方はお早めに・・・。今回この絵を糸ドローイングするにあたり兎をデッサンしたので、体の作りがわかって面白かった。 やっぱり兎の耳は長い。顔:耳=1:1(約)だもの。そして動物は動くからスケッチが難しい。
nouvelle vague.はもともとフェルトのバッグ制作からスタートしました。「普通の着こなしのポイントになる作品」「持ち歩いて使うアート」というコンセプトです。絵を描く人が紙やキャンバスを使うように、私はバッグで描く。こうやって初心に立ち戻ることはとても大切なことなのだなと感じました。初めて自分の感覚と手に馴染む素材を見つけたときの奇跡的な気持ちを思い起こすことができました。そして、作家は自分の力だけでなく、お店の方々、ファンの方々(なんて言ってしまっていいでしょうか?)に支えられ育ててもらっているということ。決断して動くのは自分ですが、周りの人びとに感謝する気持ちをお忘れなく、と自分に言って聞かせるのでした。

伴美里さんの本「100Things in My Room.」が届いたので、夕刻ちょっと眠気のある頭でぼんやりとそれを観ていました。これは、作者が家の中を見渡して、今まで大切にしてきた物や好きな物、お気に入りの物をデッサンし、それに英語と日本語で文章を付けた書籍形式の作品。東京の本屋さんユトレヒトが刊行したペーパーバックで、シアンとマゼンダとイエローの3色だけを使い構成されています。アートディレクションはDRAFTの福岡さん。
ところで昔から私は人の部屋やお気に入りのものを見るのが好きな子供でした。部屋や持ち物、好きなものを見ると、その人がよく見えてきます。時に本人の言葉や本人よりもその人をよく語ります。そういうものを見ているのが好きでした。きっと今もそうです。おとなになると、私も含め、人は本音や正体を隠すのが上手になります。表面的なお付き合いもうまくなります。それを悪いことだとは思いませんが、ちょっとさびしく感じることもあります。基本、私は寂しがりやなのだと思います。が、そんな中でも、その人の持ち物や部屋を見ると、隠しきれないその人の持つ本質とか、好きなものとか、大切にしていることなどが見えてきて、そういうのが面白いのです。ちょっとうれしくなります。そんな私ですから、この本も好きになりました。

個展の制作は日々、粛々とおこなわれています。もうひとつ、個展以外の制作がありますが、きっと大丈夫です。いい作品をひとつでも多く創り出せるようにがんばります。ゆっくりと、私のペースで、しっかりとやりたいです。そういえば腱鞘炎が起こってしまいました。やっぱり、無駄な力がかかっているのだなあ。もっと、手を痛めない、無理のない動きをマスターしなくてはね。巨匠いわく、正しい動作をしていれば、フェルトメイキングの作業で体を痛めることはないそうですから。

部屋

2009.9/26

作品の納品です。詳細はお知らせをご覧下さい。
始まるまであと1ヶ月、個展のお知らせはこちらです。

朝晩すっかり涼しくなりました。眠るのにとても良い季節です。日中はまだ少し暑いです。作業場兼自宅は建物の最上階(といっても3階)にあり、そのせいかしらと思ったり。小さな空間ですが、南向きで、ベランダがちょっと広めで、玄関のブルーのドアとピンポーンの音が好きで、私にとってはお気に入りの場所。狭いとか言われる事もあるのですが、それ言われちゃうとちょっと傷つくくらい(笑)気に入っています。広さは、単純に予算の都合ということもありますが、自分の身の丈に合った、ちゃんと自分が手がかけられるだけの広さがあればいいかな、と思います。これまで、自分の力で生活して暮らしたなかでは、一番広くてちゃんとした場所なんだ。
ちゃんと進んでいる。