Blog

ヒロタが綴る日々の出来事

ぼんやりしているときは左斜め上45度をよく見ています。

昨日はスニーカーを洗いました。束子でごしごし。お布団も干して、制作をして、うねうね、くったりもしました。
結局は、こつこつと日々創っていくのです。手間のかかる手仕事。気を長く持って、丁寧な仕事を。
もうねえ、部屋に植物をもっと増やして、きのこ類なんかも栽培しちゃったりしようかな。訳の分からない「ヤケ」の向かう先がおかしなことになっています。家で椎茸とか栽培できるらしいのです。まじですか。
今日は普段用のお洋服と、ガーデンシューズを買いました。ずっと長い間、買おうか悩んでいたのです、ベランダ用のサボみたいなもの。お洋服、私は背が低いので既製品ではいつも袖が長く、ゆえに長袖の普段着は七分丈がよくて。今日買ったものを早速着てみたら、いい感じ。お洗濯してもこのバランスが崩れなければいいな。
どちらもお安い買い物だけど、私には大きなお買い物。お買い物嬉しい。妙に気が大きくなっている、お財布の紐をしっかり締めておかないと・・・

森と部屋

2010.3/30

ずっと家にいる日がちょっとでも続くと、生来ののんびり気質が戻ってくきます。ふだんはこの世界で生きていくために、前を向いて時間をやりくりしていますが、世界は私のスピードよりずっと速く。
昼間だろうが夜中だろうが、がっつり制作をして、ごはんを作ってお茶をいれて、芽吹き始めたオリーブの木を愛でて、お前はゆっくり成長していくんだなあ、一緒に行こうねえなんて話しかけて。昨日から浸け置きしているお気に入りのスニーカーを洗おう、などと考えています。小さくてもこの部屋が好きで、それは宇宙だからで、いつかはここを出るだろうけれどその時まで大切にしていきたい空間。
カーテンを新調したい。鉢植えをずっと観ていたい。それでもそうは行かない。世界が速い。これを選んでいるのは自分。
この間、私にぽつりと「つかれた。」とだけ言った人がいて、それをとてもうらやましいと思いました。及ばずながら、そんな言葉をただただ受け止めるだけの存在でありたいと思いました。
今日は満月だそうです。桜を観ながら月見したい。

作品、納品したものも今準備しているものもいい感じで仕上がってきています。ぜひ手に取ってご覧くださいませ。

電車で偶然、大学の後輩と再会しました。
私は「似ているなあ」と思いながらもなかなか声をかけられずにいて、そうしたら向こうから「リョウコさん?」と話しかけて来てくれました。私が座席から立ったときの身長で(小さいので)、確信したとのこと。歩きながらちょっとお話して、そうだそうだ、このひとはこういう人だった、と思い出していました。知り合いかなと思ったら、迷わず声をかけてくる、再会を喜んでくれてハグしてくる、笑顔の良い、太陽のような人。今から友達の所へ遊びに行くというその子に、ちょうど鞄に入っていたクッキーの包みををあげました。鞄におやつを入れておくと、こういうときにとてもよいなあ、なんて思いながら。偶然入ってたのと言うと、「リョウコさんはいっつもお菓子食べてたじゃないですか」と言われてしまいました。そういうさらりとした記憶力の良さもいいなあ。こちらの気分を嬉しくしてくれる、無自覚の気遣い。て、自覚的だったらごめんよ。
私、ありがたいことに本当に忙しくさせてもらっていて、でもなかなか友達のお誘いにも行けなくて、約束というものがなかなかできなくて、それでも誘ってくれる友達が本当に大事だなあと思っています。いろんなこと、言葉に出してしまったら自分の今弱っている部分が溢れてきてしまいそうだから、絶対に嘆いたりしないと決めている中で、後輩の太陽っぷりに元気をもらったり、友達という存在にたすけられたりしています。よくごはんを食べに行く仲の良い人たちには、いつも話を聞いてもらっているし。1人で生きているとか1人で生きていくとか、そういうことは思わない。たたかうときは1人でも、好きな人達と共に、この世界を歩いていこう。やっほい。

お知らせ更新しています。
近日中にも更新予定あります。お次は新規のお店、目下制作しています。
どうぞよしなに。

さあ、がんばる。

解ける

2010.3/27

二日間くらい冷たい雨が降リ続いて、お洗濯もお布団を干すのもできなくて、もやもやしていました。この時期のつめたい雨は苦手。今日はようやく晴れ、忙しくともお洗濯とお布団干しは必須でやりたいと思っていたので、やりました。そして作品を仕上げてお知らせの記事を書きました。新しい作品ができたよー、ってお知らせできることは、とても嬉しい瞬間。
たくさん作品創って、お店にお送りして、沢山の人に観て頂いて、連れ帰って頂くことがとても大切。もっともっとたくさんの人に、私の作品を知ってもらいたいと心から思います。自分という存在を、というよりは、作品そのものを。そのために、作品も自分の技術ももっと上達させたい。
友達から手紙が届いていました。大学の教授が展覧会をするので、と展覧会の招待券とともに。クールビューティー系の先生だったと記憶しているのですが、その案内状に載っていた先生の写真がこれまた異様にビューティーですごかった。睫毛ばっさー、な先生やったしなあ。先生は美しいからいいけれど、私は、写真はあんまり載せたくないなあと思いました。さっきの話と繋がりますが、自分のことはいいんです、いい意味で。最近は何よりも作品が人の生活や記憶に残りたいと思うので。
作品ができて梱包も済んで明日送っても、まだまだ創るものがある。終わらない制作の日々です。

やることが決まっているのなら、迷っている時間がもったいない。

目下制作中でございます。
すべての皆様、暫くお待ちくださいませ。

廣田さんちの晩ごはん。
ごはん、アボカド納豆、温泉卵、桜の緑茶、食後にコーヒー。
お腹いっぱい、満足です。身も心も満たされ、制作に戻ります。
シフォンの布がもうなくなる。明日買いに行かないと。
最近はメリノウールばかり使って制作していたから、久し振りのコリデールに私の手のひらセンサー、ちょっと戸惑う。

もやもや文章

2010.3/18

たまにはぼんやりと散歩でもしよう。
ストレッチをして丁寧に体をほぐして、一つでいいから欲しいものを買う。制作をしない日を作る。植物園か、詩仙堂に行く。何にも考えずに、スケッチブックに鉛筆を走らせる。好きな歌を歌う。素敵な部屋が沢山出てくる映画を観る。心と心で素直な会話を楽しむ。
自分はもっといろんなことができるんだと、もっと信じていたいから、それらのために大らかさと自由さを取り戻したいなあ。
するべき作品はもちろん創るし、創りたい。

毎日について「どうしてだろうか?どうしようか?」と考えてみても明確な答えは出ず、この世では定番の「正しい答えがないグレーの世界」を堪能しながら、うまく日誌を書けない日々が続いて、書きたいことがない訳でもないのに気持ちを言葉と文章に乗せられなくて、それが少しもどかしい。でも、自分のすべてを書く必要はない。ここを気ままに読んでくれる人がいて、楽しんでくれれば本望。言葉の力を信じているけれど、言葉はすべてではないと思うから、頼りすぎないようにしたい。

お知らせ更新しています。お届け先は大阪のSPACE N-SEATさん。洋梨モチーフの作品はコースターにしろティーマットにしろ、どれも作業工程が多く手間のかかる作品たちなのですが、毎回違う表情を見せてくれるので、そういう所が作っていて楽しい部分です。去年あたりからテーブルウェアの注文が(私的には)めっちゃ増えて、今もたくさん依頼していただいているので、がんばろう。 好きなんです、この生き方。

緑と呼んで

2010.3/13

お知らせ更新しています。デジカメケースお待ちの方々、関東方面の方々、お待たせいたしました。

自転車に乗れるようになりたいというのは現実的な願望で、自転車になりたいというのは非現実的な願望だと小林賢太郎さんがDROPで言ってましたっけ。
自転車になりたい、とは流石に思いませんが、欲求の多い私は、ああしたいとか、こうしたいとか、あれが欲しいとか、こうなりたいとか、そんなことをよく考えています。現実的な願いも、非現実的な願い
も、ごちゃまぜになっていて。どんな願望も、かなえられるものは、人より何倍時間がかかっても、自分のペースを保って、叶えていこう。自分の力ではどうにもならないことは、無理しないでいこう。そうしていたら、思うようにならない願望が、自然にどうでもよくなってくるのです。きっといい意味で。

一昨日は炊き込みごはんを作り、昨夜は知人のライブに行って来ました。
忙しくて、創る作品がいっぱいあって、創りたいものもあって、すごく嬉しくてありがたいのですが、家でごはんを炊くとか、お掃除や洗濯をするとか、違う人の作品(歌)に触れるとか、そういう時間も持っていないとどんどん自分が「何か」からずれていくような気がしているのです。
ベランダでぼーっとする時間、というのが不足しているので、次のお天気の良い日には、きっと。
人間だって光合成。
ひとりもいいけど、そういうのが好きそうな人と一緒に光合成するのも、いいかもね。

20100302.JPGのサムネール画像

定番ティーコゼのフォルムを微妙に変更してみました。羊毛の分量も変更。定番ものでも、必要と感じたらマイナーチェンジ。ほんの数ミリの変更なのですが。ティーコゼを始め、テーブルウェア各種制作中。
制作、申告、Potsunenの日々。
合間を縫って小林賢太郎さんのソロパフォーマンスに行ってきました。ラーメンズと小林さんは、私の数少ない趣味とお楽しみ。ストイックなコント職人小林さんの技をたっぷり堪能できて、楽しいライブでした。今回のポスター、活版印刷だったのが気に入って、購入。Potsunenと言えばトランプ、オリジナルのトランプも購入。今回のタイトルにもなっている「SPOT」にちなんだペンライトも購入。家に帰ってカチッとペンライトを点灯してみると、素敵な模様が浮かび上がって、興奮。
Potsunenの雰囲気、大好きなのです。出てくる小道具とか、白と黒みたいなイメージとか、あのスーツの小林さんの佇まいとか、コントの中に組み込まれたパントマイムとか、徳澤さんの音楽とか。削ぎ落とされた美のようなものを感じるのです。なのに面白過ぎて爆笑、ていうところも。

暖かくなったので、月下美人の鉢植えをベランダに出しました。また寒い日はありそうだけど、それでもだんだん、春が近づいてきている。流れていく日々に負けないように、がんばりすぎてへこたれないように、バランスを取って舟を漕ぐ。しかし体がだるいなあ。もうすぐ3月だから仕方がない。
次のお仕事はきっと長丁場。サンプルを制作して、見本を準備しなくては。参考作品の写真もいくつかあったほうがいいかな。とかいろいろ考えてみる。それから追加作品の制作があって、3月はお店さんからの注文作品があって。ありがたいです。作品を創ることと生きていくことが、精神的にも金銭的にもリンクしている。
私は人との別離や別れがとても苦手で、ゆえにどこか人と一線を置いて付き合っているような気がしているのですが、それでも京都に戻って6年以上(多分)が過ぎて、長い付き合いの人達が増えてきて、そうすると一線を置いてばかりではいられない状況になってきました。これはきっといいことなんだろうけど、苦手です。なのにさびしがりだから、ひとりでめそめそしていたりします。作品を創ってそれらと対峙して、いろんな場所に送り出す作業は、とても共生的で、だから大変なこともあるけれど安心します。
今日、思いもかけず、また観たいなあとずっと思っていたゴダールの「男と女のいる舗道」を貸してもらいました。今夜はそれを観ながら眠りにつきたいと思います。
お気に入りの薔薇の入浴剤でリラックスしたし。
さあ、また明日。

ざらざら

2010.2/23

garconniereさんのイベント、5eme anniversaireにあわせた作品が出来上がったのでお送りする。今回はリクエストのありました定番かご針山オブジェをこんな感じで。

20100223.JPGのサムネール画像

仙台のみなさま、どうぞよろしくお願いいたします。
昨日も今日もいいお天気でとても嬉しかった。しょっちゅう洗濯できるし、毎日お布団が干せるから。鉢植えの植物も嬉しそう。家の中より外の方が暖かかったなあ。最近体がだるくて、今日は日用品のお買い物ついでに日光浴散歩しました。少し元気になりました。
弾き語り唄うたいをしている仲良しさんから「今夜ラジオにでるよ」とメールをもらったので、ひさしぶりにラジオの電源を入れました。私の家は電波がわるくていつも雑音がざらざらいっていて、あちこち移動しながら、ざらざら拝聴。でも聴けてよかった。