2023.5/10
春の制作と納品ラッシュを無事終えて、昨年からやりたかったことに着手しました。そう、畑。
手始めに選んだのはミニトマトとピーマン。好きな野菜。野菜はだいたい好き。肉も好き。魚もよく食べる。
畝とよばれる長い盛り土を1本つくるだけで骨が折れました。なにせ何十年も畑として使っていなかった場所を、畑仕事をほぼしたことがない人間がえっちらおっちら耕すのです。でも、それもまたウケる〜とか思って。雑草はまめに刈ってはいるけれど、それらの根っこがいっぱい張っているので鍬が引っかかりやすく、かなりの力仕事でした。甘い考えで「畝2本にしようかな〜」とぼんやり夢見心地でしたが、欲張らずに今年は1本でまずはやってみようと思います。
起こした土に肥料を混ぜ込んで2週間ほどおいて畝の土に栄養が染み渡るのを待ち、そこから苗を植えます。せっかちな自分、今日すぐにでも「まあええやろ」と植えがちなところをぐっとこらえ、先人の知恵に倣い2週間待つことにしました。
植物というやつらの生命力はとてつもなく強いです。彼らは単体ではなく集団での団体戦で、草を刈っても刈ってもどんどん茂ってくる。うちの庭はヨモギやドクダミもよく生え、入浴剤とか虫さされの薬でもつくってみようかしらと思うほど。とはいえ毎年ぐんぐんと芽を出し育ち、秋になると枯れて一冬を過ごし、春になればまた芽を出すというサイクルの繰り返しに感じ入るところがあります。
思い返せば、私が子供の頃は近所のあちこちに一族が住んでいました。その中でも一番仲良くしてくれた親戚のおばちゃんの畑のお世話を手伝ったり、田植えをちょっとだけ手伝ったりもしました。それは遊びの範疇でしかなかったけれど、今自分がここで慣れない鍬を振り下ろして畑を作っているのは遺伝子か、過去の記憶か。よくわかんないけど面白がれればそれでよき。自分のもつ軽やかな部分と、相反するずっしり重たい部分を耕しながら心身のバランスを整える。5月の風は汗をかいた首筋をすり抜けて、どこかへ流れて行きました。
2023.5/8
2023.4/11
人形を入れる箱と緩衝材のセッティング。今回はマットな黒い箱にブランドロゴ(屋号のヒツジフエルト縮絨室)を入れて、シャンパンカラーの薄い紙に横たわるようにしてみました。たいへん高まりました。YOI〜
毎年恒例の人気イベント、大阪中崎町Guignolさんの創作人形展に参加いたします。ヒロタの作品はイベント終了後に発送する作品ですので、期間中は4体すべてご覧いただけます。
2023.4/10
創作人形の展覧会・News 夢見るギニョール展が4/28から始まります。ヒロタの人形は展示が終わるまで4体すべての作品をご覧いただけます。どうぞ遊びにいらしてくださいね。
この玉乗り猫のダンサーはジュエと名付けました。
最後にできあがったこの作品、つくるうちにトウシューズの足が肝だなと感じるようになりました。
何もないところから、これまでの経験や感じたこと、やってきたことなんかをフルに使って想像の中からこの世界に作品としてお呼びする。それは奇跡みたいなものなんだろうか。こういう大袈裟な物言いで誰かは笑うのだろうか。どっちでもかまわないな。
2023.4/9
いわゆる一期一会の集合写真
↑作品ご紹介をUPしました。
今日は刀鍛冶の里編初回放送だそうで、どれだけの方がこちらをお読みになっているかわかりませんが、何卒、ご覧くださいませ。
撮影やテキストでお伝えしきれないものが実物にはある?(かもしれません)。是非ご来店頂けると嬉しいです。
今日は撮影の編集、テキスト作り、Newsの編集、資材のセレクトと注文、気分転換に庭の落ち葉拾いなど。風は冷たくともお日様がでていて気持ち良かったな。次の制作物締め切りもあるので再び工房へダイブするのですが、とはいえ息抜きもいりますよねってことで明日は第2回目の草刈りをしよう。草刈り機をぶん回してがんがん刈っていくのめちゃくちゃ爽快。
2023.3/31
夢見るギニョール展の人形を3体つくった。アイデアはあと3体分あるけれどどうしようか、お手に取りやすい違うアイテムをつくったほうが良いだろうか、つらつらと考えているけれどとりあえずとても疲れた(人形は疲労度の質が違う)。疲れた頭ではろくな考えは浮かばない。今夜は休もう。そして明日は大好きなパン屋さんに行こう。
私はパンが大好きだ。中でも週末と祝日だけやっているパン屋さんが大好きで、田舎に引っ越してこんな本格的なパンが食べられるとは思っていなかったので初めて食べた時はとってもうれしかった。もしかしたら今まで生きてきた中で一番好きなパン屋さんかもしれない。それはちょっと言い過ぎかもしれない?でもそれくらい好き。
大切なお店なので、毎週行くことはない。元気を出したいなと思ったり、久しぶりに食べたいなあと感じた時に、大切に食べたいから大切に行く。ちょうど今朝食パンがなくなったのでそれも買おう。楽しみだ。
美容院の予約もしよう。
2023.3/29
家族と松川の桜を見に電車に揺られてきました。
天気に恵まれて風はまだつめたかった。
駅前のお店はどんどん再開発が進んでいて、通ったご飯屋さんは軒並みなくなっていたり、シュッとしたお店に変わっていたりした。この街には、子どもの頃父に連れられて書や絵画の展示を見によく行っていた。母とはお買い物によく出かけた。それはもうずいぶんと昔のことで、今はわたしにお役目が加わり、なにやらもっともらしいことをしている。時には心の扉をきちんと閉めてただただ必死に走り回ったり、大人ぶってんなあと自分を感じたりする。
2023.3/9
確定申告から解放の図 ※イメージです
ヒト型ドールを発表するのは初めてです。つくりたい作品に必要だったので今回取り組んでみました。上の写真は制作途中で、今は細かな部分もできあがってポーズも決めて完成しています。夢見るギニョール展でお見せするのがとっても楽しみであり、ドキドキ。いずれ彼女の詳細もこのサイトで少し書こうかな。
次は、先日ここで書いた資料の書籍が早めに届いてくれたのでじっくり読みつつ眺めつつラフ画を描くお仕事。流れに乗って、3月もいろいろ楽しんでみちゃおうと思います。別にも1冊本を買ったので、それを読むのも楽しみです。
そしてついでに宣伝を。
現在、下記2店舗にて2000年から現在まで創ってきたさまざまなフェルトアートをご紹介するフルカラーの作品集を販売中です。本の中で発表する新作の人形たち、各作品のテキスト、スケッチなどもご紹介。決定版の1冊ができあがりました。
本の中で空想をふくらませて、フェルトメーキングの世界へ旅をしていただけたら嬉しく思います。
ヒツジフエルト縮絨室の作品集販売ページ(ヒツジフエルト縮絨室ストア)
2023.3/2
確定申告真っ最中の図 ※イメージです
嘘。すみません。夢見るギニョール展のために制作中のドールです。ヒト型を発表するのは多分お初で、かなり試行錯誤していますが面白いです。動物モチーフもつくれるとよいのですが…
みなさまに楽しんでもらえるよう、私も楽しめるよう、ここからまだまだ変わるのでどうぞご期待ください。そして私はまずさっさと確定申告を終えてやる。
2023.2/28
新作の資料用に本を注文したら届くのが18日後だった。
デザイン画提出にはたぶん間に合わないだろうけれど、本としてすごく面白そうだったので注文した。実制作に入ったら役にも立つだろう。内容だけでなくて、デザインや本の仕掛けが凝っていると楽しみが増す。
中学・高校の頃学校の課題で2冊ほど絵本を作った。そのうち1冊を先生が気に入ってくれて、「うちの子ども用に」と個人的に注文されてもう1冊作った。あれが生まれて初めての受注だろうか…?今考え直すと紙代は出してくれたっけとか、デザイン費とか時給とかもらってないしタダ働きじゃんとか思ったりもするのだけど、まあ当時は嬉しかった。子供の作るものだから大した仕上がりでもなかっただろう。
今日は家族が出かけて、春の歌を色々歌ったりヨガをしてきたそうだ。わたしも庭の落ち葉掃除をした。温かくなってくれてありがとう。
好きな春の歌は「早春賦」。春は名のみの風の寒さや。せっかちでイラチで短気な自分にはぴったりの歌であり、そんな自分を知っているからこそじっくりねっとり取り組むのです。