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ヒロタが綴る日々の出来事

願い

2008.10/30

東京のお取り扱い店、IN MY BASKETさんにも、
おひさしぶりに納品させて頂きました。
詳細はお知らせをご覧下さいませ。

早いものでもうすぐ11月です。
今年は年明けてしばらくしてからずっと調子が悪くて
各店舗さまにもお休みを頂いて、
「創りたいのに創れない」という状況が長く続いていました。
それでもこうやって作品がお店の方々に温かく迎えて頂けて
感謝の気持ちでいっぱいです。
自分のやりたいようにしか創れないし生きられないけれど、
周りの方達が支えてくださっているという気持ちは
忘れないようにしたいです。

表現すること、生きること。どんなに苦しくても最終的には
自分を助けてくれるのは自分しかいません。
だから精一杯、自分とたたかってください。
いつも勝てるわけではない。自分自身に負けるときだってあります。
でもそれでいいと思うのです。
転んでも自分の力で立ち上がれるような力を、どうか。
と、遠くの友人に向けてこのメッセージを送ります。

くるくる

2008.10/29

rollcake.JPG

昨日、ひさしぶりに家の事をしました。
ロールケーキまで作っちゃいましたよ。
昔、何で家庭科の点があんなに悪かったのか・・・
というより、家庭科で作るものって
エプロンとか鮭のムニエルとかで、全く興味がありませんでした。
「そんなん要らんし・・・」「食べたくないし・・・」みたいな。
自分で言うのも何ですが、好きな事やりたい事には凄い力を出せるのに
興味の無いもの、嫌いなものにはまったく力が出ないのです。
例えば私は日本史が好きだったのですが
教科書を読むだけで勝手に頭に入って来るので
勉強しなくても良い点が取れたものです。
その代わり理数系の点はすごく悪かった。すごくすごく・・・
そういう所、昔から変わってないなあと思います。

果物の入ったロールケーキが大好き。
フェルトの工程に「ローリング」と呼ばれるものがある。
望む望まないに関わらずロックな人生。
私には「くるくる」が付き物のようです。

JAMPOTさんに本日無事、新作が届いたようです。
早速新着informationに載せてくださいました。

いろいろ納品しました。
詳細はお知らせをご覧くださいね。

いとし紙展「紙旅」の作品も無事納品を終え、
あとは展覧会がはじまるのを待つばかりです。
今回は作品のご依頼とお届けのみで、展示にはノータッチなので
観に行くのが純粋に楽しみ。

ずっと携帯の調子が悪くて機種変更しなくちゃなあと思いながら
数ヶ月(長っ)。
今日やっと新しい携帯に変えました。
メール機能とWEBを見ることしか出来なくなっていて
携帯としての機能をまったく果たしていなかったのでした。
携帯を家に忘れて外出してしまう事もしばしばな私ですが、
流石にこれはまずいだろう・・・と。
普通のデザインでいいんです。
変な機能もいりません。
使えればそれでいい。
デコ電?何その労力。
って感じなのです。

Love to the work

2008.10/23

しとしと雨が降っています。
京都は昨日、時代祭でした。
小雨の降る中、沢山の人で賑わっておりました。

どんなに小さな作品でも、大きな作品でも、
かける愛情は同じだなあと思いながら制作をしています。
本当にものづくりが好きで、だからこそ悩み、
だからこそ喜びもある。というようなことを
手を動かすことで確認できています。
仕事に対して愛情を持って向かうこと。
当たり前のことなのですが、好きな事=いつも楽しい ではなく
好きな事だからこそどんな逆境にも耐えられる、続けられる
・・・なのだなあ、と。

私の周りには仕事に対して愛情を持っている人がいて
その人たちから仕事の姿勢を学ぶ事が多いです。
その姿はとても厳しく、尊いです。

肌寒い日も増えてきました。
皆様、お風邪など召されませぬよう。

お知らせを更新しました。
ちょこっとですが、carbonさんでの企画展「紙旅」に参加します。
店主さんの人柄も大好きで、もう7年のお付き合いになるお店です。

少しは自分の気持ちに素直になってきたかはわかりませんが、
とりあえず、元気です。
もっさんの成長具合が凄すぎて、日々戦々恐々としています。
朝晩は冷え込むけれど、お天気の良い日が続いていて
今日は寝具を全部干して、床も雑巾がけをしました。
手入れの行き届いた空間に住んでいることに最大の喜びを感じます。

「人生は短いのよ。文句を言っている暇などないの。
目の前にある幸せを精一杯味わうことよ。」

ターシャ・テューダーの言葉です。
格好良すぎます。
「まったくです、本当にすみません」と言うしかありません。
9月に心斎橋大丸でターシャ・テューダー展をやっていて、
すごく行きたくて部屋にフライヤーまで貼っていたのに行けず・・・
先日この展覧会に行った夢まで見てしまいました。
でも、sajiが送ってくれたCDと一緒に入っていたお手紙が偶然にも
ターシャの葉書だったので、嬉しかったです。

最近ケチャップごはんにハマっています。
オムライスの中に入っているような、アレです。
月末になるとこのメニューが頻繁に登場。

おはようございます
今日もいいお天気だー

昨日から作品をつくっています
てのひらにのるくらいの小さな作品
どこかに出すものでもなく
ただ、今やりたいものを形にしている最中
初期衝動を取り戻すかのように、つくりたいものに向かって
まっすぐに進むことが今の私には必要なようです

11月にあるcarbonさんでの展覧会「いとし紙展」に、
ご縁あって参加することになりました
それにむかってたったひとつのモチーフを前に試行錯誤中
バランスや大きさ、色、素材・・・
むむむ、むずかしい

思いや悩みは尽きないものですが 不器用でも
素直に真っ直ぐに、何事も後悔のないようにと思います
やらずに後悔するよりは、やって反省したほうがいい、かな。

tukinoutuwa.JPG
僕の器は夜の月
ちいさなお豆は2個3個
僕の手のひらとても小さく
包んでいたい 優しいものは
届きそうでも届かない
何処へ往くだろ夜の月

tenohirautuwa.JPGのサムネール画像

2008.10.19の作品は ”月の器”

Initial impulse

2008.10/19

おはようございます 今日もこちらはいいお天気です
秋が空気を満たしています

制作をしながらずっと心に引っかかっていたことは
初めてフェルトに出会った頃の衝撃とか喜びとか
自分の手からものが出来ていく事の喜びとか
何よりも自分のやりたいことをやりたいようにやっていくこととか
そういったものがどんどん薄れていっている事でした
私の事なんて誰も知らなくて、だからこそ思いっきり出来ていた事が
できなくなっているような窮屈さをずっと感じていました
数を「こなさなくちゃならない」とか
「求められているからつくらなくちゃならない」とか
思うようになってきていて
そういうことを見ないようにしてきたけれど
もう気持ちをごまかすことなんてできないくらい
ちゃんと真っ正面から見つめないとだめになってしまうくらい
気付かないうちに自分で自分を追い詰めていたんだなあと
ここ半月程いろいろと考えて、思いました

こういうことをここで書くと 多方面で
様々な誤解が生じるだろうなあと危惧していて
なかなか書けないでいたけれど
やっぱり私は自分に正直にしか生きられないし
そうでないと、死んでしまいそうな気持ちになる
「そういうことをうまくやり過ごして生きていくのが大人なんだよ」と
言われる事も承知で、でもそれでも私は、
「それが大人なのなら、大人になれなくてかまわない」
そう思います。
最大級のわがままを貫いて生きていきたい。
今、自分がやりたいことをやる。
それが人に受け入れられなくても。
自分と自分の作品に対して一番素直で正直でいようと思います

そうでなきゃ、表現してる意味なんてないじゃない?

友達の展覧会をみにいく
蝋けつ染の作品
彼の作品は大学の頃から観ている
作品は雄弁にそのひとを語るというけれど
まさにそうだった
いい作品を創るなあ、と思った
蝋けつ染っぽくないところがまたよくて

制作で思うことをぽつりぽつりと聞いてもらった
真面目な話は余りしない仲だけど
私の本質をさらりと言いのけた けしからん。
私もずっと作品を観続けてもらっている
初個展のとき、「今年観た展覧会の中でベスト3に入る」
そう言われて とても嬉しかった事を思い出した
スランプも3年続けば実力になる と今日言っていたっけ
何だか妙に心に残った
聞けば年中スランプらしい 笑ってしまった

作品に出会って私を知ってくれた人
サイトの日記から興味を持ってくれた人
作品を人前に出し始めたときから知っている人
ずっと見ていてくれる人たち
本当に、ありがとうございます 

さあ、涙が出るくらいに素敵な
あきちゃんの歌を聴きながら
言葉を空に投げよう

下の階の住人のお陰で
夜中にお腹が空いてしまう。

  okura.JPGのサムネール画像

自分のためのものづくり。
模様が納得いかなくて没にした作品に
革でパッチワーク

poshe.JPG

10年連れ添ったデニム
処分しようか否かずっと迷っていたけれど
やっぱりもう少し、一緒にいてねってことで
ミシンでたたいて補強
あまりに楽しくて
デニム修理屋への転職を考えそうになる

ものを簡単に捨てないとか
大切にするとか そういう
願いが込められたものづくりを
私は しているはずだった

自分のために手を動かすことは
今あるものを大切にすることに加えて
自分自身や自分の思いを
大切にすることにもつながるのかもしれない

自分に必要なものは何だろう?
自分に必要ないものは何だろう?

何を持って 何を手放そう
そして何処へ行こう