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ヒロタが綴る日々の出来事

ひもとく

2008.10/10

マジックテープ。
ファスナー。

発明した人、やっぱすげー。

思うわけです。

マグネット、バネポーチに使うバネ、ボタン、ホック、
留め具にもいろいろ。
工夫を重ねてつくられたものに囲まれて生活していて、
それがあまりにも当たり前になっていて
恩恵に気付かないことってたくさんあるんだろう。

降ってきました。

雨。

無題

2008.10/10

sukeru.JPGのサムネール画像

白に透ける光

わたしが好きなもの

gekka.JPGのサムネール画像

   天国珈琲と月下美人
   

   

真実を書いているはずなのにことごとく違和感
すべてを書いていないからだと思う
言葉であらわせないものもたくさんある
実はそれこそが本当に表したいものだったりする
だからつくっている だから人にみてもらいたい
だから、閉じるな心。
         

          

ってことで

ふつふつ湧け

2008.10/9

次のステップへと進むための何かが必要
自分の中で矛盾のない仕事がしたい
30なのに、まだまだ苦しめ若者よ?

私がしたいことは、制作もあるけれど
大きく見たら「生きること」がしたいです

個展が終わって疲れも出ていたので
再び自炊をよくするようになりました
ちょっとしんどくても台所に立つようにしています
そのほうが、心は晴れやかです
最近作ったものの中では
バナナスコーンと手打ちうどんときな粉入りクレープが美味しかった
うどんは粉からこねましたですよ
吉弥さんの落語の中にある「風邪うどん」思い出しました
あれ、ほんっとに美味しそうなマイムなんだよなあ
・・・しっかし粉もの多いな

先日、個展の打ち上げってことで久し振りにお肉を沢山食べました
美味しかったです しかもおごりだとなお美味いという
ごちそうさまでした〜

おはようございます。

雨、やみましたね。
物干竿やハンガーたちにくっついている雨の雫が水晶みたいで、

とてもきれい。

ある人はピアノを弾くとき、とてもいい笑顔をします。
楽しそうです。
私、制作をしているとき、展覧会をするとき、
こんな顔をしているかな?
ふと考えちゃいました。

きっと、何かを表現し続けるということは大変なこともたくさんあって
楽しいだけではやっていかれない、とは思うのですが。
でも、そこを超えたら、本当に楽しくなっていくような気がしています。

私から出てきた作品たちは、空間たちは、
いい表情をしていると、思います。
そう信じます。

あっちこっちに揺れ動く私の感情の振り子。
それを、恥じないようにしたい。
振り子も含めて、愛したい。
弱い部分もあれば、ものすごく強い部分もある。それが私。
自分の最大の味方は、自分自身でなくちゃなりません。

雨色日曜

2008.10/5

朝起きたら雨でした。

雨好きだからいいんだけど。雨が降るととたんにだるーくなります。
(気の持ちようじゃないよ!)
雨音って良いものです。
Macから流れてくるピアノの音とコラボっております。

心がなんだかざわざわとして落ち着かないことってありませんか?
数日間何だかそんな感じ。
展覧会が終わった余波かな。
こういうときってあんまりごはんが喉を通らないのですね。
昨日出来た栗を食べたらちょっと落ち着きました。
こんな感じが以前にもあったなあなんて思い出した。
高校のとき、大好きな先輩に告白しちまった次の日の朝!
いやはや、なつかしい。

別に誰かに愛を打ち明けたとか(笑)
そんな色っぽいことは何も御座いません。

でも、ちょっとおおげさですが。
最近ふと気づいたのです。
今まで私は人から愛をもらいっぱなしの人生だったと。
両親から、祖父母から、友人から、ほにゃららから。
見返りとかのない愛情を。
だからきっと、いっぱい持ってるのです。
今だって、近しい愛する人びとからもらいつづけているのです。
いくらあげても減りはしないと思うのです。
今度は私が、人に差し上げる番なのではでは?と。
何かあったのか私???ふふーん。
人生はいとおもしろきかな。
さあ今日も一日をはじめるかね。

あと、ここは私が好きなように好きなことを書く場所だから、
みなさま心配とかご無用よ。そこんとこ宜しく。
気ままに生きていたいのです。
前世、猫。

栗色ホリディ

2008.10/4

思い立って栗の渋皮煮を作っていた。

一から作るのはとても手間のかかるもので 二日を要したが
ピアノのメロディアスな曲に乗っかって根気よく灰汁を取り続け
コトコトと。ちょっと人に自慢できる様な一品に仕上り、満足。
栗を煮た液が良い色で、せっかくだから草木染めをしようと染液にする。
サンプル程度の量だけ、羊毛を染めておいた。
渋皮煮は保存がきくので幾つかラム酒なぞ洋酒に漬けておこうと
思ったはいいが、私はふだんお酒を飲まないし 第一洋酒は苦手である。
よって、ない。・・・残念。
洋酒に浸かった果物などは好きなのだが。

物が沢山ある部屋は好きではない。しかし本はどうしても増えるので
時々古本屋に持って行く。
今日は大きな紙袋いっぱいの本を持って行った。
出来る事ならトランクひとつだけで生きていきたい位だ。
いよいよ本気でテレビも邪魔になってきたな・・・。

ピアノの音はいい。
高校まで習っていたから親しみがあるというのもあるだろう。
素晴らしい演奏に出会うとトリップする。頭の中に映像が浮かんでくる。
黒い鳥、鈍色の空、銀鼠色の海、佇む一人の女...
映画が出来そう。

                   画像 019.jpg

個展が終わって

もう私の世界とは切り離された空間は

ただそこにぽっかりと存在している。

私にとって展覧会は、その会場とのコラボレーションだ。
空間に惹かれなければそこで展示がしたいとは思えないし
その空間に立った時 心に響かなければ展示も制作も無理なのだ。
私にとっての良い空間でさえあれば私は土地を選ばないし
どんな遠い地でも足を運び そこで空間を創り出すだろう。
今回のギャラリーは本当に良い空間だった。
古い建物の良い所は残し 建物に尊敬の念を持って手を加え
美しい場所へと変化させた織館の試みは、成功していたと思う。
長い年月を経て美しい色になった木の床や
今の技術では作れないガラス窓の揺らぎある美しさ

地上でたったひとつの、
そのときその場所でしか味わえない空気と、
あるべき場所にあるべき作品を、と気を配り 創る、
永遠ではない濃密で儚い空間。
「Purification」の空間での感想で、
“地面に吸い込まれる瞬間”と感じた方が居られて
ちゃんと観て下さった方が居られることが嬉しかったです。
ああいった展示だから、ひゅーっと一回り観て終了、
なんて方も多いですから・・・。

展覧会を終えて、ちょっと半分幽体離脱中
でも他の通常作品も作らなければ。
関西でワークショップをする企画も浮上し。
ただフェルトでものを作るだけではない、
素材との向き合い方や制作の姿勢のことなどを
示すことのできるものになるといいなと思っています。

DSC00019_2.JPGのサムネール画像
そしてこれは、展覧会のお祝いに頂いたお花のその後。
枯れてきてドライになっても また違う美しさが出てくる。
朽ちてゆく美しさ。永遠ではないこと。
そんなことが、これからの私の探求するキーワードのひとつに
なりそうで、ここから何かが見えてきそうで。
それはまだ言葉では説明のできないものなのだけど

確かなものは何もない
永遠は存在しない
物質もそうだし ひとの気持ちだってそうだ。
その中で生き物たちはただ生きて朽ちてゆく
私はそこに深い悲しみとともに美しさを見る

shizuku.JPGのサムネール画像

個展「うたうみずうみ/Purification」
たくさんの方にお越し頂き、たくさんの作品を連れ帰ってくださり
お花や差し入れも沢山頂き本当にありがとうございました。
ギャラリーのスタッフの皆さんにも大変お世話になりました。

いつか、また。

senseihana.JPG

個展「うたうみずうみ/Purification」明日は最終日です。
廣田は28日一番の特急で会場に向かう予定。
展覧会をすることに決めてから数ヶ月、
長いような、あっという間のような、不思議な時間でした。
はるばる遠方からお越しくださった方々、偶然展覧会と出くわした方々
多くの人に来て頂けて、本当に有り難く思います。
支えてくれた沢山の人達にも、感謝の気持ちでいっぱいです。
あの空間も明日までで、同じ空間はもう二度とできないのだなあと思うと、
少し寂しくもあります。
自らの手で空間を終わらせるという最後の仕事も含めて、
明日一日を大切に過ごしたいと思います。

ちなみに、「うたうみずうみ」というタイトルは、
両親が考えていた私の名前候補のひとつ「詩湖」から来ています。
(そんな詩的な名前から何故今の名前になったのかは謎。)
でも、今の名前も好きです。
単純明快な所と、名字と名前との繋がり具合がしっくり来ている所が。

そして「Purification」は和訳すると”浄化”。
人は純粋で美しいままの心だけでは生きることはできません。
自分でも驚くくらいの、黒い渦のような感情も起こります。
それらと時間をかけて向き合い、それが浄化の塊となって
心に静かに落ちていけばいい。
忘れることなく、どこかに押しやることなく、ちゃんと向き合いたい。
そして、閉じた心を外に向けてまっすぐに健全に、解放させる。
このテーマと立体作品の形は4年前の個展から変わらないテーマ。
私の心の中にある世界を目に見える形にしたものです。
これからもこのかたちを続けるかもしれないし、
全く違ったものが出てくるかもしれない。

でも、「Purification」は観た人がそれぞれに何かを感じてくれればいい、
私の個人的な想いに限定されて欲しくない、と思います。・・・今は。

雑誌の撮影のための作品をつくりました。
詳細はお知らせをごらんください。

utaujmizuumi1.JPGのサムネール画像個展「うたうみずうみ/Purification」

28日までですよ。
ほんのちょっと
小さくですが展示の模様を。
白いカーテンの奥には
Purificationの間があります。
在廊中、ぺたぺたと裸足で
何度も歩きました。

朝晩肌寒くなってきました。
薄い上着を持ってお出かけしないと、風邪を引いてしまいます。

ふつうの皮をかぶってふつうのふりした赤ずきんは
自分があまりにも平凡なことにしょんぼりし
凡庸な才能しかないと思い それでもまだまだ楽しみたいと思う。

花は 咲くか ?

1%の才能と99%の努力。ってアインシュタインが言っていたっけ。