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ヒロタが綴る日々の出来事

スロウライフ

2010.10/10

11月18日より、東京のIN MY BASKETさんで陶器の原田晴子さんの個展がはじまります。こちらに「器に合うテーブルウェア」の作品たちをお出ししますよ。声をかけて頂けて、嬉しい限りです。
詳細はまた、後日お知らせにUPいたします。

今朝は朝ごはんにアボカドディップを作って、トーストといっしょに食べようと思っていたのに、アボカドが思いのほかかたく、結局スライスしてパンに乗せて食べました。これはこれで美味しい。
調子の悪いトースターをだましだまし使っていたけれど、とうとう修理が必要になって来た模様です。ちょっとした簡単な修理だから自分でやれそう。火花散ってるけどね。今日は仕方が無いのでフライパンでパンを焼きました。

どんなときもゆっくりのんびりしているのが好きだけど、人生そのものに逃げ腰になるのはいや。
だから走れ、走れ。
その先に何があるのか知らないけれど、前向きに生き急ぐ所存。死ぬときは前のめりというのがいい。いやいや、まだまだ生きる予定です。でも、病に伏しておられる人でなくとも、死というものをどこか頭の片隅に置いておいたほうがよいと思うのです。ひとは必ず死ぬし、そしてそれはいつなのか、分からないから。随分先かもしれないし、今日かもしれないから。
誰にも会わなくても、ここを読んでくれているひとたちは、私がぶっきらぼうで不器用で、それでも生きていることを感じてくれているだろう。私が世界の誰かを思うように、世界の誰かも私を思ってくれることも、たまにはあるかもしれない。
それを信じる気持ちが、孤独なたたかいの支えになっている。
ほんとでもうそでも。

とか言いながら、昼間やってくる眠気と戦っていたり。
「ホワイトカフェモカ飲みたい」とか思ったり。
そんなもんです。

隣家の金木犀の木からいい匂い。
金木犀はある日突然漂い始める。
橙の小さな花の粒が、小窓から部屋に流れてくるのを想像する。

アップダウンが激しい。
どうあっても噛み合ないものを、落ち込むことなく逆切れすることなく観て、自分のために人のためにベターだと思われる手段をとる。自分のためでもあるが、優しさとは根性だ、と思うこともある。
だからこそ、日々やることを淡々と、着実にやる。
私は静かで淡々とした日常が好きなのだという事を思い出す。
家の中で身近で感じる季節の音、珈琲豆を挽いて美味しいコーヒーを飲むこと、作品を通してのコミュニケーション、作品にまつわる遠出。

今日、自転車を漕ぎながらふと、「潔さ」がキーワードとして浮かんできた。それは作品に関しても、生きることについても、身近なこと・・・例えば着る服に関しても。潔さというものに惹かれているのだ。
潔く、淡々と。
「ああ、もう死んでもいいや。」
って思えるくらいの作品、死ぬまでに創ることができますように。

祈っている場合ではないね。
創るのは自分なのだからね。

サク サク

2010.10/6

名古屋はsahanさんでのイベント、「コーヒーの日」
明後日からです。
納品した作品たちの画像を追加でUPしましたので、見て下さいませ。
白から乳白色、ベージュやグレーの器に合いそうだなあと思って画像をみていました。が、使って頂くみなさまのお気に入りの組み合わせで、自由に楽しんで下さいね。作家ものの陶磁器はもちろん、ダークブラウンコースター×黄色の器、またはブルーの器、というのもいいかもしれない。アラビアやイッタラのマグカップと合わせても、北欧の匂いが漂って来そうです。
日常、コーヒーとは縁深く暮らしていますので、素敵なイベントに参加出来て嬉しい限り。
涼しくなってきて、深煎りのコーヒーがより美味しく感じられるようになってきました。毎日、朝起きたら豆を挽いていますしね。

それから、carbonさんでは、鎌倉のイベントで出した作品たちを引き続き取り扱って頂いています。こちらも店頭またはお電話などでご確認ください。

秋の気配は、長袖やコーヒーの煎り具合や、自転車移動や鉢植えの植物、いろんな所で感じる事ができます。冬に向けてあたらしいアウター(うーん、販売員のような表現だ)が気になったりも、します。あとは腕時計や、ダイヤモンドのピアス。すごく小さなダイヤモンドのピアスをつけたいのです。でも、「ティファニーで朝食を」のホリーによると、ダイヤモンドというものは年齢を重ねて身に付けてこそ美しく、四十代でもちょっと危ない(早い)、と言っていて、もっと歳をとらないときれいに身に付けられないかもな、と考え直したりしました。値段的にも大人だしね。

さて、これから郵便局に行って、作品の旅立ちを見送ってきます。

手を伸ばせ

2010.10/3

いつまでたっても追いつけない
勿論追い越せない
でもだからこそ、価値がある
大丈夫だ、平気だと呪文のように唱えながら
わたしはひとり、この道をあるく てくてく

「コーヒーの日」参加のお知らせを更新しております。

夏バテしていた蚊たちが、涼しくなったことで息を吹き返し、今刺されまくっていますわたくし。子供の頃から、私の血は美味しいらしいのです。

藤田喬平さんの飾筥が、私の頭を離れません。
私の知らない美しいもの、素晴らしいものが沢山ある。
この事実への喜びと絶望とを同時に抱えながら、私は続けていくのだろう。

鎌倉後夜

2010.9/28

先週の、鎌倉でのイベントの模様を少し。

20100628-1.JPGのサムネール画像 冬のテーブル

20100928-2.JPGのサムネール画像 フェルトと木の器

20100928-3.JPGのサムネール画像
新作のiPhone&iPodケース。
中身に傷をつけないよう、金具は使わず仕上げました。

20100928-6.JPGのサムネール画像
首から下げる革ひも付きバージョンもあり、こちらは紐を留める部分にのみ、真鍮のハトメがついています。

20100928-4.JPGのサムネール画像 湖のほとりに棲む兎

20100928-5.JPG

おまけ。
早朝の鶴岡八幡宮にて。
私は蓮が大好きです。でっかい蓮の葉。手と比べてもこの通り。

月と羊、金星

2010.9/24

今夜は空が澄んでいて綺麗です。
月もまるいし傍には金星が光っている。
あかつきは金星への旅路の最中。
月明かりで、羊雲の群れがよく見える。
暑さも彼岸まで。

此岸から彼岸へ。
こちら側からあちら側へ。

でも私にはこの両手がある。

鎌倉でのイベントが無事終わりました。
残暑厳しいなか、来てくださった皆様、ほんとうにありがとうございました。
イベントの模様はまた後日ご紹介することにして、まずはこの間ここで告知した件につきまして。来年以降も制作を続けていく事にいたしました。
作品そのものの事、個人的な事情、色々とあり、続ける事が難しい状況だと判断し決めたのですが、やりたいと強く思う気持ちがあれば、なんとか続ける状況に持っていく事は可能なのだと、気持ちも状況もそのように至りました。そもそも、ほかにやりたいことはなく、自分の手で何かを創って表現していくことが、私の数少ないコミュニケーション手段なのでした。
ご心配をおかけしてすみませんでした。
そして連絡くださったみなさま。ありがとうございます。
今日からも明日からも、朝起きたらコーヒーをいれて、作品に向かい、ギターの練習などしながら一息入れて、静かに過ごしていきたいと思っております。

以前にもここに書いていたのですが、Serena Maneeshはやっぱりかっこよくて、スタイリッシュにとんがっていて、よく聴いています。ノリ系はこんな感じ、静かな曲はエレクトロニカが好きだな、というところに今は落ち着いています。絵画はマーク・ロスコが好きだし、やっぱり好きなものってどこか雰囲気が通じているんだなあ。超メジャーなものも大好きですが、ね。

鎌倉前夜

2010.9/17

明日早朝に、zakka tourのために鎌倉へ旅立ちます。そこから先は、twitterにてつぶやきをお楽しみください、なんて。あんまり書かないかもしれませんが、書くかもしれません。youmousyokuninで検索どうぞ。
イベントの詳細は昨日の日誌をご覧下さいませ。

今日から名古屋のイベントもはじまりましたよ。

明日、早い時間から会場で展示作業をする予定が、諸事情で夕方からの作業になりました。とお知らせメール。
せっかくですから午前中に着いちゃう?
そしてちょっと遊んじゃう?

19・20日の二日間、どうぞよろしく。

今週末、鎌倉

2010.9/16

鎌倉でのイベント二回目、まであと少しとなりました。
19・20日の二日間、由比ケ浜にあるギャラリー「BORN FREE WORKS」にて、carbon zakka tour 2010 in 鎌倉 vol.2がありまして、こちらに参加します。テーブルウェア、鞄、iPod&iPhoneケースなどなど、ご自分のために、または贈り物にもおすすめな作品たちをたくさん出しております。
関東近郊のみなさま、関西から出張のみなさま、全国のみなさま、ぜひいらしてくださいませ。
私は二日間鎌倉に居ります。ギャラリー番がシフト制?なので、居ない時間帯もあるとは思いますが、みなさまにお会い出来る事を楽しみにしています。

今週始めに、このイベントのための作品第一便を送りました。
彼らはぐっすり眠れているだろうか。
そして手持ちで持参する作品もありまして。イベントには他の作家さんの作品たちもたくさんあるのですが、私の作品も割にたくさんです。上手に展示したいな。

そうそう。交渉の結果、ギャラリー中央のテーブルをどんと使わせて頂ける事になりました。(carbonさんありがとう!)イベント主催・carbonさんのお店で選んだ、前々からフェルトに合わせたいと思っていた木の器と組み合わせて、良い感じにできたらいいなあと思っています。

最近頭と心が分離中。このところ日常生活でも発言がめちゃくちゃで、うーん、参ったな。
せっかくの鎌倉の告知、今日の日誌もちゃんと書けているかしら?我ながら心配であります。
ゲームで言うなら「こんらん」状態で、すみません。
来年からのことは、もうすこしおまちください。

それからお知らせも更新しました。名古屋のcarafeさんのイベント「白のアトリエ」にも作品をお出ししています。17日からはじまりますので、こちらもぜひ、よろしくお願いいたします。

外気はおそろしいほど熱くて、冷えた両足と少しの頭痛を抱えて、創る行為へとむかう。
あいしあいされるということを少しだけ理解する。
ちいさな人参を鼻先にぶら下げて、私は健全に再生していく道を選ぶ。
それはとてもくるしいこと、そしてうれしいこと。
いくつもの種類があるらしい愛情のかたちを確かめて、そのひとつひとつを切り離す。
好き、きらい、さびしい、好き、愛している、愛されている。
今の私には、それぞれを切り離して、ひとつひとつ分けて考える必要がありそうだ。