2009.12/22
昨日の夜10時に忙しいピークがひとまず終わって、19日に書いて下書き保存しておいた日誌を読み返していて、当時の余裕のなさっぷりに笑けた。UPするのやめとこうかとも思ったけれど、記念に残しておこうということで、ほぼ手直し無しでUp The・恥知らず。
12月に入って沢山納品をしました。東京のIN MY BASKETさんにも新たにお届けしています。(お知らせ、観て下さいね〜)
新規のお取引先もあり、またIN MY BASKETさんには新しい色の羊毛を使った作品をお届けしたりもして、ドキドキしておりました。
ご好評いただけたようで、本当に嬉しいです。
あとはどれだけ、お客様の心に響くのか。ドキドキ。
ぐっすり眠った今日は朝から良いお天気で、何も予定がなく、洗濯や掃除をいつもより念入りにしました。先日お仕事でJAMPOTさんに行ったときに買ったフランスの古い株券を額に飾ったりして、小さく模様替え。やっぱり大きな作業台とベッドが欲しいなあ。
先週は制作もがんがんしていたし、他もがんがんやっていたし、人にもよく会っていました。「一日」という四角い箱の中に、予定という大小様々な小箱を無駄無く詰めていくような感じで、それが以外と快感でした。まあ、そういうのがずっと続く訳ではなく、今日みたいにゆっくり過ごす日があってこその箱詰め日。
ぽっかり時間が空くと、ぼんやりします。ぼんやりするのが好きだから。でも、し過ぎると余計なことを考えてセンチメンタルになるので適当に切り上げようと思います。
来年の制作予定も出来てきて、それはまるで寿命が延びているような感じで、ありがたいです。幸せです。
2009.12/19
怒濤のHP更新。ぜひ、お知らせをご覧下さい。渾身の。
「忙しい」と発言するのが好きではない私も思わず「忙しい」と(心の中で)言ってしまう日々。次の制作がまだひかえているし、お返事を書かなくてはならないメールもあるし、一日は24時間しかないし、眠らないと死んじゃうし。じゃあ眠んなさいよ、と自分でも思うのだが、日誌で日々のことを出しておかないと何かが心に溜まってしまう、頭が整理できなくなる。ゆえに、書く。とにかく、余裕がございませぬ・・・。猫の手も借りたいが、そんな猫は居ない。気まぐれ猫ならわんさかいるけれど。
でも、やることがあるのはやっぱりありがたいことだな。そして、制作を生業とするのは本当に大変だ。でも、あきらめたくないのです。
作品の写真を撮ることも、作品のストックを創ることも、やる。日々の制作の先にあるだろう作品づくりも。
とにかく、今抱えている制作を大切にやるのだ。だー。
2009.12/16
まず始めに・・・
納品待ちの皆様、もう少々お待ちくださいませ。がんばっております。
お知らせは随時こちらをご覧下さいね。新規のお取引先に、名古屋のsahanさんが加わりました。東海地方のみなさま、どうぞよろしくお願いいたします。もう1件は千葉県松戸市のiecotoさんで、クリスマスイベントの参加です。
昨日はティーコゼーとポットマットの制作。
今日はコースター制作。
作業時間を気にすることなく、かと言ってだらだら作業をする訳でもなく、ただただいい作品になるようにと集中してやると、納得いく仕上りになる。気分がいい。結局はここなんだなあと思う。プロなんだから、時間とかお金のこととか、本当はもっと考えた方がいいのかもしれない。でも、そういうことを考え出すと手が止まるし苦しくなってくるし、動悸息切れ目眩がする状態。天才的にそういうことには向いていないらしい。だから、今は、ただただ作ろうと思う。過程が大事。結果は後からやってくるものだ。生き方を自分で選んで生活しているのだから、自分の責任において、こんな仕事の仕方もありだろう。
生まれて以来、ずっと清貧生活実践中。
最近は本当によく台所に立つようになった。忙しいので時間のかかる料理は好きじゃないし、料理の本もろくに見ないからたいしたものは作れないけれど、舌の記憶を辿って、あれとあれを合わせてみたらどうだろう?なんて考えながらごはんを作るのは結構楽しい。今日のヒットは、和風ポトフにかぼすとバターを合わせた簡単ソースをかけて食べる方法だった。
そして自分にだけふるまうのはつまらないから、人に食べてもらうようにもしたりする。人のためにと思って作ると、丁寧になるし、自分も嬉しい。料理も制作も、思いは一緒だ。
人の事が段々好きになって、人に優しくありたいと思うようになって、人に優しいというのはどういうことなんだろうかと考えた結果出たのは、「自分が元気であること、たくましくなること」だった。
泣き虫だからよく泣くけど、それは涙腺がゆるいだけのことであって。または感受性なだけで。
だから、元気です。
2009.12/12
ちょっとだけご無沙汰していました。すっかり寒くなって冬満開。その影響かどうかわからないけれど、原因不明の湿疹ができてしまい、気にしないように過ごしつつもいっこうに治らず、また、ふんわりとした熱が出たり引っ込んだりで絶妙に体調不良です。とはいえ元気は元気なので、本当、あんまり気にせず、たくましく生きていこうと思った本日。大切なのは、強く在ろうとする気持ち。そして、いい大人になっても、でてくる涙をごまかさないこと。しょうもないことで目が潤んで、自転車に乗っているときに泣けてきてもいいのだ。
ちょっと贅沢して、引っ越して3年目にしてお初、冬用のラグマットを買いました。淡いグレーのプードルみたいな質感です。床に敷物があるだけでこんなにあったかいとは。苦手な事務仕事もしやすくなるかも。
最近、制作に関していろんなアドバイスをいただくことが多いです。作品そのもののことや制作のスタンスや環境について、いろいろ。私がぼんやり感じている事は、やはり周りのひとにも伝わるのですね。こうやって構ってもらえて、ありがたい事だなあと思っています。自分の願っている事と現実は違うし、したくてもできないこともあったりして、でもそんなのきっと言い訳だし、もっと努力しないとなあ。いや、でも、のんびり生きていきたいんだけどなあ・・・とんでもなく贅沢ものだな。そもそも、こんな風に悩める事じたいが贅沢で幸せなこと。多くの人は、悩む時間さえないのだもの。なんて人と比較している場合ではない。悩む時間がない人は、その生き方を意識的または無意識に選択しているだけ。私は、ひとつひとつ考えて生きる生き方を意識的にまたは無意識に選択しているだけ。どっちがいいとか悪いとかじゃない。
・・・と、ぶつぶつ1人で脳内会議しているのでした。
2009.12/1
ある作家が言っていた。文章は夜に書くと濃くなる、と。
確かに。
昨夜は久し振りの徹夜、朝日に目がくらみましたがひと制作終えて気分はすっきり。朝方に仕上り、明るくなるのを待って撮影、梱包、発送。ここのところずっとテーブルウェアをつくる日々。あと数件テーブルウェアの制作があります。がんばろう。
さて、明日からJAMPOTさんでクリスマスイベント「聖なるパリのノエル展」が始まります。私はこちらに鞄で参加しておりますよ。
うかうかしていたらあっという間に12月。師走!
新しいお取り引き先のお知らせと作品のお届け、雑誌掲載のお知らせもあります。こちらはまた後日に。
2009.11/26
お弁当を作っていくようになりました。いつもは地味な色合いなのですが、今日は珍しく彩りがよく、やる気の見えるおかずだったので。プチトマトって偉大。始めは「3日続けられたらいいほうだな」と思っていました。2週間くらい続いています。すごいかも。Kitchen効果だったりして。
毎日、動いて、制作をして、食べて、眠って、そうやって生きています。
ノエル展にお出しする作品も出来てきました。今回も1点入魂もののバッグです。また近いうちにこの作品のご紹介をしたいと思います。そして制作はまだまだ続く・・・
2009.11/24
2009.11/19
あと少しで展覧会がおわってしまう。
そう思ったら少しかなしくなった。
こんな風に思えるのはいいことだ。
遠いから、展覧会がおわったらこちらで片付けをしますよ、とオーナーさんが気遣ってくださった。そのお気持ちがうれしかったけれど、やっぱり始めと終わりは自分の手でやろうと思った。これは自分の中での約束。
という訳で最終日は会場に居ります。時間は決めていませんが、夕方には必ずおりますよ。
昨日会場で記帳を読みました。私の居ない日にもいろんな方が来てくださって言葉を残してくれていたことがとても嬉しかったです。ありがとうございます。皆さんにお会いしたかった。
今日も寒くて、ああ寒いなあと思って、ある人に話したかった事も結局話せなくて、ちゃんとしなきゃと思うのにぼんやりとして、せつない日だった。重要な内容の話でもないんだけど、チャンスをうかがっていたのに、チャンスがなかった。何だかせつないのは寒いからだ。・・・と寒さのせいにしてみる。ありがたいことに次の制作があって、もう取りかかっているから、切り替えの下手な自分を恥じたりせず、しっかり作品に向かおう。今日も実にまとまらない文章だ。それでもいいのだ。
2009.11/18
深呼吸とは深い呼吸で、私は呼吸していることを意識しながら息を吸って吐く。ずっと休みのない日々を送ってきて、今日は久し振りに深呼吸をしたような一日。
友人が私の展覧会を観に来てくれるとのことで、一緒にama Galleryさんに行った。お昼に待ち合わせて、一緒にごはんを食べて、小さな旅をするようにガタゴト電車に乗ってバスに乗って。じっくり作品を観てもらって、店主さんとお話をして、それから玉造まで足を伸ばして友人の知り合いの展覧会を観にbeyerへ。beyerの二階が好きになった。みどりの絨毯がいいなあと思った。
今日は沢山の人とたくさんお話をして、沢山観て、その中にはとても大切なものごとや言葉が本当に沢山含まれていて、これらのことをひとつひとつ噛み締めて消化、整理するまでには少し時間がかかりそう。でも、このまとまらない気持ちをどこかに残しておきたくて文章にしている。
たくさん動いてもお話ししても自分の好きなフィールドに居たら疲れることはない。体は疲れても心が疲れない。そんな場所があるのは幸せなことだ。好きなフィールドとは作品をつくること、それをみてもらうこと、そして何かを表現している人達と関わりをもつこと。深呼吸をしない日々が続くと、こういう大切なことや、大切な人、感謝することをすぐに忘れてしまう、物忘れのはげしい私。
近い友人に展覧会を観てもらうのは嬉しいし、大切だなあと思った。
少し客観的に自分の個展を観られるようになった頃合いで行けたこともよかった。手前味噌だけど、この展示はいい、この作品はいい、と思えた。こういう作品を創れるのは私だからだ、と。
帰りに立ち寄ったケンタッキーの店員さんの雰囲気が殺伐としていて、なのにポテトもハンバーガーもすごく美味しくて、そのことが妙に可笑しくて2人で笑った。
帰りの電車では眠くてうとうとしつつもお気に入りのコートの第一ボタンが取れそうになっていることが気がかりで、家に帰ったら真っ先にボタンを付け直そうと思った。気に入って何年も着ているコート。もしこれがぼろぼろになってしまって買い替えなくちゃならなくなったら私は悲しい。ものには愛着が湧いてしまうから、うれしいけれどくるしい。ふたたび気に入るコートが見つかるかどうかも心配になる。でも、こういう一連の心の動きは私そのもので、感情が正常に流れていることにうれしくなる。ほぼ同時に幾重にも思考が重なっていく。
作業机の上には昨日と一昨日とで仕上げた作品たちが並んでいる。
さっき来た友人からのメールを読む。
自然とにこやかになる。
深呼吸の一日。