2008.9/23
作品を仕上げて送ってしまったあと、
制作に使う道具を入れている箱を整理する。
色や形がまちまちの紙の箱に茶色い紙を丁寧に貼り、
見出し用の金具をつけて積み重ねると、統一感が生まれる。
見た目の美しさを大切にすること、整理することは
作業をしやすくするための、また自分が気持ちよく空間に居るための
工夫でもある。部屋を可愛らしくしたり飾ったりするよりも、
整理することに重点を置くほうが私には向いているようだ。
形やデザインがすごく気に入っているのだけど、丈が長いなあと
ずっと思っていたトリコ コムデギャルソンのワンピースも、
重い腰を上げ裾上げすることにした。
デザインがちょっと独特でうまくできるか心配だったけれど
少しずつ長さを測りながらカットした。
この作業で、服のデザインに感動し、縫製の美しさに感心し、
やはりここの服はすごいなあと思った。
しかしカットするだけで疲れ、縫い上げるのはまた今度・・・
(サグラダファミリアばりにゆっくりな私だ)
たぶん私は、皆が買うより服を買わないのではないだろうか。
10年位前から着続けている服がいくつもあるし、すごく吟味して買ったもの
ばかりだし、どれも気に入っているので飽きたらすぐ着なくなる、
ということがあまりない。
質の良いものを買えば、ほんとうに長持ちするし。
昔はうまく着こなせなかった服も、大人になって色んなものと合わせて
着られるようになってきた。
滅多にない自分のためだけの時間、大切に使いたい。
2008.9/21
朝、大きな雨の音で目が覚めた。
糸や革加工に使う道具が置いてある所の上の窓を開けていたので
そこから雨が大量に入り込み、道具や糸がびしょぬれ。
カーテンも水分をたっぷりと含み、ぽたぽた水滴が落ちている・・・
一瞬気が遠くなり、そののち「バチッ」と目が覚めた。
急いで窓を閉め、棚を移動させ、カーテンを絞り(絞るって・・・)
道具や糸をひとつひとつ確かめて、拭いて、濡れたものは干して。
そしてこの通り。↓干してます、椅子の上で。
かなしい・・・
ミシンが濡れなかったのが、不幸中の幸い。
カメラもここに置いてなくて良かった・・・
頂いた月下美人は、「月花さん」(げっかさん)と名付けました。
2008.9/17
個展うたうみずうみ/Purification、28日まで開催中です。
大阪のJAM POTさんで本日から秋のイベントが始まりました。
少し作品をお届けしています、どんぐりのかたちの小物入れ。
詳細はお知らせをご覧くださいね。
fooさんでのくまつりも開催中ですよ。
中原中也の詩集を読み始めています。
国語で習うことの多い「汚れっちまった悲しみに」が有名ですが
春日狂想や盲目の秋、骨 なども素晴らしいです。
読書家ではないけれど時々思い出したかのように本を読みます。
読んでいるうちに心地よい眠気が来て、うたた寝をしてしまうことも
しばしばなのですが。
最近は物語よりも詩を読むことが増えました。
平坦な日々の中にある些細な事、綻び、風景、心の襞を緻密に見ている
そんな作品が好き。
中也は三十才でなくなったのですね。
今の私と同い年。感慨深いです。
個展でお世話になっているKさんに月下美人の鉢植えを分けて頂きました。
富山からガタゴト電車に揺られて、はるばる京都にやってきた月下美人。
残念ながら花が咲いた様子は見られませんでしたが、大切に育てていこう、
そう思っています。
自分のテンポで考え、物事をインプットし、日々を生きていく。
その中で、自分の表現のかたちを常に模索していく。
考え続けること、歩き続けること、それを死ぬまで止めないでいること
2008.9/16
富山から戻ってきました。
遠方からお越しいただいた方々、地元の方々、恩師、友人たち・・・
祭の時期とあわせて個展をさせて頂いているお陰で
本当に沢山の方にお越しいただいています。ありがとうございます。
空間構成は今までで一番。いい什器を沢山使わせてもらえたのも大きい。
作品も気合入ってます。
ちょうど麦や祭りの期間中だったので
在廊の間に踊りも観てきました。
「ささら」を使ったこきりこ踊り、
かっこよくって大好き。
展覧会は28日までで、水曜がお休みです。
次は最終日に会場に参ります。
お越しの方、是非記帳ノートにお名前書いてくださいね。
2008.9/11
13日から個展がはじまります。
ヒロタは13〜15日まで在廊しています。
遭遇しましたらどうぞ宜しくです。
暫く居りませんので、メール等の返信が遅くなります、
ご了承ください。
ではでは!
2008.9/7
les bres dorのパンで昼間のパワーをつけましょう
このお店はおかずパンが豊富なのです
夜のおやつはbonne volonteのにこにこクリームパン。
展示に使うユーカリの枝も無事見つけた。清々しい香り。
制作と展示準備、ダブルの慌ただしさ満開。
毎日が制作→外出→制作→寝るの繰り返し。
若くないので体力面であちこちつぎはぎだけど、
好きなことをして生きていられるって、幸せだ。
苦しくとも、幸せだ。
fooさんでのイベント”くまつり”も始まりました。
久し振りにnouvelle vague.も参加しています。
詳しくはお知らせをご覧下さいませ。
2008.9/4
展覧会まで1週間あまり。
毎回、プレッシャーに打ち勝つことがテーマです。
紆余曲折ありましたが仕上がっていく作品を観ているうちに
力が抜けて、今は心地いい風が吹いています。
その気持ちに応えてくれているのか、もっさんもすくすくと育ち
美しい浅緑の葉をつけています。生きているのだなあ・・・。
良い作品からは音が聞こえてくると言います。
そんな作品でありますようにと、静かに祈るような気持ち。
生きるのが不器用であることにたびたび落ち込みますが
作品を創ると、それがふっと消えます。
ちゃんと作品と向き合えているときは
自分の居場所ができるような心地がして
体と心と物理的に居る場所とがしっくり噛み合うのです。
人の居場所というのは具体的な場所のことだけではなく
心の有り様、信念のことを言うのかもしれません。
私が「信じている」ものがあるのか自分でもわからないし
「信じる」とは何なのかもよくわからないのですが
祈りに近い気持ちは常にあります。
頭の中に浮かべるイメージを目に見える形に(作品に)することで
外の世界へ呼びだし、自分と外の世界とをつなげる橋を架ける。
その一連の行程が、生きることへとつながっています。
私にできることは何だろうかと問いかけながら、
かっこわるかろうが、へなちょこだろうが、歩き続けたい。
2008.9/3
8月は慌ただしい日々と出来事に追われ、走り抜けていきました。
ここにも何を書けば良いのかまったくわからなくなっていました。
テンポも話のスピードもゆっくりで 普段から「のんびり生きたい」
と思っている私ですが、実際はそうはいかない現実があります。
今日もらった友達からのメールの最後に、
「身体に気をつけてあまり無理しない(それが無理な話)ように
頑張って下さいね。」
という一文があり、括弧の部分に笑ってしまいました。
話は変わってスピッツの「桃」名曲ですね。
延々とリピートしながら作業をしていました。
もっさんも元気に成長していてとうとう葉っぱのくるりが解けました。
日々はちゃんと流れているのです。
2008.9/1
涼しい日が続いてこのまま秋に入ってしまうのかなと思っていたら
昨日からまた蒸し暑くなってきました。
個展をひかえ、メールやお葉書、お手紙など頂きありがとうございます。
お返事出来ずに申し訳ありません。
あっという間に8月が終わってしまいました。
2008.8/26