2008.12/5
まめに日誌を書いていて大変だねと言われる事もあるけれど、
早いときは15分くらいで書くし、私は文章を綴るのが好きだ。
言葉を選んで、日々感じた事を書く。
そこにプラスα、読んでくれる不特定多数の人の事を考える。
今日は接骨院へ。
かかっている先生の手技はかなり強いので痛いけど、
終わると体がすごくほぐれていて、歪みが矯正されているのを
感じる。
そのあとで食べるごはんの美味しいこと。
制作の具合も全然ちがうのです。
フェルトメイキングの作業は、「手のセンサー」を働かせて
かける力を微妙に変えたり、フェルト化の状態を手で感じる事が
大切で、いわゆる微妙な匙加減というやつです。
体を整えるとこの働きがとてもよくなる。
忙しい時ほど、ものごとを丁寧に。
2008.12/4
コンディショナーを買ったつもりが
帰って見てみたらシャンプーだった。
人生で二度目のできごと。
しかし、いつから「リンス」と呼ばなくなったの?
「過去に生きる人」を見た。
彼らは勿論、今を一生懸命生きているのだけど、
心は過去に在るのだ。
詰め詰めスケジュールの日々で、流石に首と肩が張ってきた。
上を向くと痛いので、うがいができない。
明日は整骨院だな〜。
2008.12/3
2008.12/2
家を出たら知らないおじさんが通路に立っていた。
私に気付くとこちらに歩み寄ってきたので
危ない人だったら戦わねばと
猫並みに全身の毛を逆立て身構えていたら
異様なテンションで「今年優勝したから!プレゼント!」
と、こちらが口を挟む間も与えず「これもあげる、これもあげる!」
私の両手にカレーセットやタオルやら金券やらを積み上げ、
その超マシンガントークの流れと勢いでひと言、
「三ヶ月だけ新聞購読して応援してあげて!」
・・・昨今の新聞勧誘はすごいな。
「いや〜、私学生なんでお金もないですし他の新聞読んでますし」
「三ヶ月だけだから応援してあげて!優勝したんだし!」
「テレビ見ないのでそのことも知らないんですよ」
「両隣さんも読んでるよ!」
「はあ、そうですか〜・・・」
「何新聞読んでるの、○○?それとも○○?」
「いや〜、まあいろいろと」
「どこ?どこなの?○○か?三ヶ月だけ、あかんか?」
「そう仰られても無理なので、これは購読してくださる良き方に
差し上げてください。」
丁重にお断りして貢ぎ物の山を差し出したが、
「そうか、あかんか」
と貢ぎ物を再び受け取ったおじさんに吹き出しそうになった。
あれは営業アイテムなんだな。
貢ぎ物の積み上げから購読のお願いまでの流れが神がかっていた。
そして私は疲れた。
ちなみに勿論、学生ではない。
しかしこの場合の嘘は、よいでしょう・・・
と思いつつも、若干凹む。
2008.12/1
夕刻、西の空。
見た?
宵の三日月と金星と木星とが近づいて
私、それはそれは美しい光景を見ました。
月の上の向かって左、ひときわ明るく見えたのが金星で
右側で少し暗い光を放っていたのが木星らしい。
今日が最接近の日で、「ランデヴー」などという
ロマンチックな呼び方をしたりもする。
美しい女性の様に柔らかくて、クールに張りつめた月と、
傍に在りながらも自立したように光を放つ金星と木星。
ちなみにこの三つの宝石の下の方に、私の星座でもある射手座を含む
南斗六星が見られるのです。
宇宙は広くてこわくて、目眩がしそうでわくわくする。
理屈じゃないものって、強いのね。
自分はとってもちっぽけで、毎日ちょこまか動いてる。
喜ぶ、笑う、お仕事する、浮かれる、暴走する、撃沈する。
かっちょわるくて人間らしくて、愉快です。
まあまあ、今日も明日もがんばりましょうか。
納品のお知らせ、もう暫くお待ち下さいませ。
目の下のクマがちょっと気になります。
熊ならかわいいのに。
宵の三日月・・・。ツキノワグマ?
脳内連想ゲームはおかしな方向へ。
2008.11/29
色、いろいろ、色 イロ。
今日もいろいろ研究中。
ごはんは土鍋で炊く。
羊毛と向きあう。
ハイフェッツに心ふるえる。
柿が美味しい。
お揚げと水菜ともやしの炒め物が美味しい。
自分でいれた珈琲も美味しい。
・・・食べ物関係多すぎね。
でも、食べものがおいしい、というのは
素晴らしいことなのです。
現在未来は、きらきらとして見えます。
過去も、よくみれば小さな原石が転がっています。
それは小さなビーズの粒のように
ささやかなものかもしれませんが
私にとってはとても大切なものたちです。
その粒を見つけて、拾って集めて、生きて
雨降る日があっても、それをちゃんと思い出せる
そんな人になっていきたい。
今日はとても嬉しいことがありました。
がんばれそうです。
2008.11/28
朝から狐の嫁入り的なお天気で空はまるで女心の様である。
女心全開な乙女は苦手やなあとか、
やることがいっぱいで鼻血出そう、とか、
作品アイデアを一から考え直す事に決めたので
素材も一から見直そうと布屋に入り浸り布の山に立ち眩んだりとか、
昨日から脳がうまく働かなくて、何でだろうと考えたら
病院に行くのまた忘れていた。・・・とかそんな毎日。
よく制作に関わる物事のことで協力を仰ぐ時に、
「仕事とは別にこういうのに参加出来て嬉しい」という言葉を頂くが
こっちは仕事で真剣に取り組んどるんじゃい、と
ギャップを感じる。 まあどうでもいいことなのです。
私がすべきことを一生懸命やればよいし、そうすればきっと伝わるし、
相手にも悪気はないので怒ることではない。
と思いながら制作と家のことをしていたら友人からメールが届いた。
あるモノのラフ案である。予想より早く届いて驚いたが、
何よりすっごくかっこよくて、しびれた。
仕事の出来る人って、好きだな。
途端に元気になって来て、私は私でやりたいようにやっちゃおうと
腹をくくる事が出来たのでした。
昨日布山に埋もれながら選び出した素材。
こいつを使って良き作品を創るべし。
しかし先ずは病院に行って来よう・・・
早く行かなくていい毎日が来ますように!
2008.11/26
かれこれ13年程の付き合いになるアイロンの
コンセントとコードのつなぎ目が劣化→断線→火花。
もはやこれまでかと一瞬覚悟したけれど、
知人さんに直してもらって無事生還、大感謝です。
本当によかったよかった。
これからもよろしくアイロン君。
君がいなくちゃ作品は仕上がらない。
お知らせ更新しております。
東京のIN MY BASKETさんにお届けです。
連休は泣きたいくらいに忙しく、首がゴリゴリパリパリ。
それでもかなり元気だったので制作してみたけれど、
ちょこまか失敗しまくりで。
ごめんよ羊。
2008.11/22
今日はゆっくりめに起きて、ごはんを食べて家事をして、
お買い物に出かけて、それから制作。
店舗さま用の作品をつくったり、
ティーマットの新柄を試行錯誤したり、
色合わせを決めたり、いろいろと。
紅茶を沸かしてベランダで北風ピープーに吹かれながら一服した。
ふいに涙が出てきて、私は子供みたいに泣いた。
うまく答えられない種類の。
いろんな気持ちが一緒になって混ざり合って、でてきたような感じ。
だからって、ネガティブになっているわけでは決してなく、
むしろとても前向きであるような気がしてくる。
言葉にならない感情のための、自分自身に対してとても素直な涙。
へっちゃらなふりなんて、しないと決めたら楽になる。
歳は重ねてゆくけれど、大人になっていない部分が
私にはたくさんあって、そういう人は私だけじゃなくて
他にも居て、「世間一般の大人」と「大人じゃない自分」との
バランスを取りながら日々生きているんだと思う。
こういう気持ちををわかり合える人とわかり合えない人とがいて
わかり合える人との会話は心地よい。
皆みたいな速さで人生を歩く事は出来なかったし、
皆がどんどん超えていくハードルのようなものをうまく飛べなくて
飛ぼうとしてもこれがなかなか難しい。
でも、いいのだ。これで。
ずっと制作を続けてきて本当によかった。
みんなががんばって生きていて、それが嬉しい。
何にも出来ないかもしれないけれど、
誰かの暮らしが幸せになるような作品を目指して創り続けたい。
まだまだ甘っちょろい私だけど、がんばる。そう思いました。