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ヒロタが綴る日々の出来事

あいかわらずの食いしん坊、そして窓の結露に悩むお年頃、ヒロタです。
最近、料理が楽しいです。

お知らせ更新しました。仙台の雑貨店、garçonniereさんの7周年イベントに参加します。お近くの方、ぜひぜひいらしてくださいませ。お届けする作品たちのご紹介はまた後日。

できたり、なくなったり、移り変わりのはげしい雑貨業界。
お世話になっているお店さんは、みなさん長くやっておられて、私はほんとうに恵まれているなあと感じます。なかでも、東北地方はこちらのgarçonniereさんのみ。
3.11があって、私が想像もできないくらいのたいへんな思いをされて、そうしてこうして、つづけておられることが、何よりうれしいです。

今日は、休日らしい休日をすごしました。
そしておもしろい日でした。
今朝、なんとなく、「映画をみにいこう」という気分になり、上映時間を調べると、ちょうどいい時間。しかも今日はちょうど安くなっている日。で、行くと決めて出かけ、バス停につくと、待たずにバスが来ました。
安い日というのもあって、映画館にはお客さんもたくさんいたのですが、ちゃんと希望の回のチケットを買えて(満席になったみたい)、映画を堪能して、ごはんも、年に一回行くか行かないか、くらいの、私にとっての超ぜいたくな素敵空間AUX BACCHANALESでランチを食べることができて(おさいふ的にディナーはきびしいが、ランチなら食べられる。笑)、知人を思い出して連絡してみるとちょこっと会えて、さらに帰りのバスまでタイミングばっちりに来た、という。
すばらしい神シンクロ。
体調のバランスがととのってくると、こういったシンクロがよくおこるようになると、話には聞いていたけれど。
なんだか感動しました。
あ、あと、欲しかった本もみつかって買えたんだっけ。
あとでお風呂で読もう。

もしかしたら、シンクロというのは今までにもよくおこっていて、でも自分に余裕がなくて、気付けなかったというのもあるかもしれません。「よいこと」にアンテナがはたらいて、認識出来るようになったのかも。
不満や文句をいうのはかんたんだ。
だからこそわたしは、意識的に、いいこと、満ちたりていること、あるもの、にアンテナを向けていこう。
もちろん、いいことばかりではなく、いろいろあります。
それでも、いいほうにアンテナ向ける。
自分の環境や人間関係は、自分を映し出す鏡だなあと、改めてしみじみ、思うのであります。

あ、ちなみに、「しあわせのパン」を観に行きました。
おもしろかったです。
こっち系の映画は、日常っぽい、けれどありえない、おとぎ話。
映像が派手なハリウッド映画と、じつは似たジャンルなのではないかと、思いました。
超フィクションで、ありえないお話で、でも観ると、カタルシスが味わえる、という意味で。
かわいいもの、素敵な空間、素敵な暮らし。
観ていると、テンション上がる人は上がるのです。
あと、単純に、今は重い映画が苦手っていうのもあるかもね。

good moring.

2012.2/3

今日は節分で、旧暦の大晦日。明日が新年です。恵方巻を食べるだけでなく、年越し蕎麦も食べるらしいよ。
京都市内では、昨日に引き続き、各場所で節分の行事がおこなわれます。ずっと京都にいるのに、そんな行事ごとがあるなんてしらなかった。

私は恵方巻を食べて、丁度家に十割蕎麦があるので、年越し蕎麦を食べようかなと、思います。食べてばっかりやな。
あとは、新年のアファメーション。

さて、髪を乾かして、お洗濯ものを干して、散歩に出かけよう。

お知らせ更新しています。多分初めての試み、手芸材料として、の林檎のワッペンをお届けします。

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twitterでもちらりと書いたのですが、人の手が加わって完成するものをつくるのは初めてで、それは、とてもいいことだと思いました。

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お店の方の提案やアイデアが、すごく活きてきている気がします。

美術畑出身の制作と思考のくせがあり、それはよい思考だと思いますが、時に、よくない方向にゆき、結果「かたぶつ」な頑固頭になってしまい、それが自分自身でもくるしくて、どうしようもなくて、ということがあります。

それが、するするっと解けていく。
いろんなことを手放して、新しいものを取り入れている最中のわたし、これもよい兆候かもしれません。
たのしいんだな〜

おだやかな12月末、窓をみがいて床を雑巾がけして、作業道具類の整理整頓とお手入れ、そして今、なぜかゴーダチーズのドキュメンタリーが流れている。

年末年始のあわただしいような落ち着かないような空気はちょっと苦手ですが、ふだんやらない場所の整理やお掃除など、区切りとして何かをやるきっかけになるから、いいものでもあります。
今回、処分するものはほとんどありませんでした。大昔の資料や伝票を間引いたくらいで。いらないものがあまりない、というのはストレスがなくていい。うちはもともと物が少ない。

・メモ用紙は何かとたまる紙類を切って目玉クリップで留め、裏側をつかう。
・洋服は外出着→家着→パジャマと順番におろしてゆき、最終的には小さく切ってウエスとしてつかう。
・スーパーの買い物袋は基本的にもらわない。布バッグをつかう。(布バッグを忘れたときは、ありがたく袋に入れてもらう)
・繕う。
・質のよい服を買い、長く着る。12年ものの洋服もたくさんあります。

わたしの場合、環境とかエコという考えよりも、昔のおかあさん的な「もったいない」精神のほうが大きいと思います。

今日もひとしきり制作。無事、年内ぶんの受注は完了です。
さすがにちょっと区切りをつけて、本年の作業は終わりにしよう。
そういや忘年会らしきものはひとつも行きませんでしたな。
お酒飲みにいくのもいいけど、おいしいコーヒーを飲みに行くのも楽しいです。
コーヒーやお茶で忘年会っていうのもありだと思います。

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お知らせにも載せました。妙に気に入ったからこちらにも。
いいですよね、これ。大好き。

「8HATIの屋根裏部屋」、ご来場くださった皆様、ありがとうございます。知人の方や昔からのお客様、あたらしい方、参加作家さんそれぞれのファンの方々、たくさん来ていただけたようで、本当に感謝。

先日はあつくるしい日誌でした。
さじを投げた方。あるあるそういうこと。
ちゃんと読んでくださった方。ありがとう。

思っていることと実践していることはつながっているのに、文にするのは難しいなと思いました。

なんというか、「心身が元気なほうが、判断力や直感がよい方向に、すばやく働くのではないかいな?」という気持ちからの、実験ということです。
そういうのが、長いことはたらいてこなかったもので。
「どうしようかなー」と思った時、人に相談しても、参考になるような本を読んでも、最終的に決めるのは自分自身なので、その自分自身の感覚を自分で信じていけるように、なるのです。(なぜか断言)
なりたい、では弱いから、なる、と強く想います。

あとは・・・人をとことんまで追いつめてはいけないんだな、と。
ある方の言葉をお借りすれば、「相手に恥をかかせてはならない。ぎゃふんと言わせてはならない。そう言うやり方は、根本的な解決には結びつかない」ということ。その言葉にわたしがぎゃふん。
日々振り返って、「ああぁぁあぁ〜〜」と、赤面&反省。そして面の皮は厚く。

今日もあつくるしいので、この辺でごきげんよう。

今日、こちらは雪が降りました。とっても寒いです。

大人になって、寒いのがすっかり苦手になったなあ、と思っていましたが、去年辺りから、冬も元気です。

さっき、お夜食に、蕪と蕪の葉と生姜のお味噌汁をいただきました。半身浴をしているあいだに、昆布といりこを水につけてお出汁をとって、作りました。灰汁抜きはしない、お出汁に使った食材ごと食べるのがポイント。お出汁をちゃんととるだけで、料理の腕が上がったような錯覚に陥ります。出汁ってすごい、乾物すごい。

人に合う食べものは人それぞれで、パンも大好きだけど、やっぱり和食に落ち着きます。朝はコーヒーを飲むのがいいみたい。

震災から、食べ物の産地が気になるようになって、食べるものも今まで以上に気になるようになって、今も気にしたりはしますが、気にし過ぎもきっとよくない。ちいさなお子さんがおられるおうちはまた違うのでしょうが、うちは大人だけだし、私なりの気の使い方を。
これまでだって、添加物やら満載のものをたくさん食べてきた。放射能によるがんは命に関わることだけど、添加物もりもり、カロリーたっぷり、お砂糖どっさり、な今までの食事も、病気になるにはじゅうぶんなものだった。これらは、体を冷やす食べ物でもあります。気持ちが鬱々しやすくもなります。半身浴はじめ、自転車によく乗ること、体をあたためる暮らし、食材をちょこっと、ですが、気を使うようになっただけで、冬、首が曲げられなくなるほど凝っていたことや、体が冷え冷えで調子がわるかったことが、嘘のように改善されています。
と、いうか、私ってこんなに丈夫だったのかと再発見。
でも、食べたいときは、ポテトチップスや、インスタントの焼きそばなど、好きなものを食べています。たまに食べると美味しいんだ。

こうやって暮らしていって、5年後10年後生きていたら、どうなっているか。
自分の体で色々試しているような感覚です。

体調不良や寝不足は、私はどうにも苦手らしく、作品にも影響してくるので、それをなんとかしたいと心から思い、やりはじめたものごと。

あとは、自分からかわらないと、うごいていかないと、何もかわらないのではないかと思ったから。

寝る時間帯や、睡眠時間はかなり、ばらばらなのですが。自分なりの時間の使い方で。

日々、実験中です。

この季節は特に手荒れがなやましいですね。
指先がフランスパンの表面みたいにぱりぱりになってめくれるので、羊毛をちぎるときどうしてもひっかかります。スムーズに早く羊毛を並べられないのはこまりものです。お洋服を着るときもひっかかるから気を使います。毎晩クリームでケアしていて、私はロクシタンのシアバター入りクリームと薬用クリーム二種類を使います。手は大切。私のようにものをつくる人、書き物をする人、キーボードを打つ人、楽器を奏でる人・・・手が商売道具の人って多いなあと思います。仕事柄でも、そして好みでも、爪をのばしたりネイルアートするのは苦手なので、いつも短く切りそろえておくようにしています。
今日もよく手を使ったので、早めに終えてケアして休みますか。

ずっと読みたかったウィスット・ポンニミットさんの漫画「ブランコ」を読んでいます。何度も読み返したくなる、愛に溢れた素敵な本。

飽きる前の気持ちは愛じゃない。
飽きてからでも思いやりがあることが愛なんだよ。
ドキドキばっかりは愛じゃないよ。

「ブランコ」の中にある台詞です。
単純に恋愛のことだけじゃなくて、仕事とか、ものづくりにもいえることだなあと思いました。「愛」って、全部同じものなんじゃないか、種類なんてないんじゃないかと思い始めた今日この頃。

藍鼠の空間

2011.12/23

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今朝はおいしそうな色に焼けたようにおもう。

冬になると部屋の空気や色合いが薄くグレーがかったブルーになり、それがとても心地好い。寒くはあるけれど。昔、子どもの頃、早起きしてみていたムーミンのアニメ、そのときの空気感を思い出す。そういえばムーミンがきらいだという人がいた。なぜか理由は聞かなかった。私は好き。本家にはかなわないかもしれないけど、あの独特の色づかいがたまらない。たとえば橙色や水色が、日本のそれとは違って、なんというか、独特でいい。

私のつくるものはときどき「バックグラウンドに冬の匂いがする」といわれるが、それは当たっていると思う。子どもの頃を思い出す時、鮮明に浮かんでくるほとんどは冬の情景、冬の一コマ、冬の色だ。北陸の冬は、雪のほとんどないところに住んでいる人には想像できないくらい厳しいもの。天候に左右される暮らし。だからこそ家の中は暖かく。そして美味しいものがある。外は寒いけど帰るところは暖かい、だからうれしい。私の家は共働きだったから、家に帰ってひとりでコタツのスイッチを入れることもしばしばだった。石油ストーブは、子どもが1人でつけていると危ないという理由で付けることは許されなかった。それでも、大人になった今もこんな気持ちにさせてくれた母に感謝するし、私は、家ってそういうものだとおもっている。

お知らせ二件、更新しています。東京と大阪に納品です。

本日の京都は晴れ。
気温も少し暖かい気がします。

さて、昨日予告しました、nouvelle vague.のルームシューズ。
とにかくあたたかくて、足がやわらかく包まれているような感覚の、しかも長持ちするものを!という思いから、できました。

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めずらしく正面から撮ってみました。丸くてぽっこりしていて、ウーリー(woolly)で、生き物のようだ。造形物としても好きです。

まず、この履き口をみていただくと、(なんとなく)わかるように、分厚い。
そして羊毛の特長として、「弾力性に富んでいる」というのがあります。
履くと、その弾力性が足の裏にここちよく感じられて、めちゃめちゃ気持ちよいわけなのです。

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裏です。
革を麻糸で縫いつけてあります。
羊毛だけだと、どうしてもすべります。
革をつけると、足の裏がしっとりした感覚になって、すべらない。
この「しっとりした感覚」っていうのも、履いていると気持ちいいのです。
さらに革は、床からの冷たさを、より防ぐ効果があります。

ちなみに革はリサイクルレザーを使うので、一足ずつちがってきます。ご了承くださいね。
この「リサイクルレザー」というのは、革で鞄などを拵えた後、半端になって残ってくる革のことです。もったいない。だから、それを買い付けて使うことにしています。

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履いてみました。
この↑ひとは、23.5cm、薄手の靴下を4枚、分厚い靴下を1枚かさねてます。(私です)
履き口のVの字は、わたしがこのルームシューズをつくる際、生地に無駄が出ない形。
そしてはくと、とっても軽いです。
家の中で、誰もみてないけど、ルームシューズとか、靴下とか、かわいく履いてみるということは、なんかいいな、と思います。

このような感じで、8HATIの屋根裏部屋で、絶賛展示・販売中です。
価格は¥10000、と、ちょっとお高く感じる方もいらっしゃると思いますが、めちゃくちゃ長持ちします。
私はふだん「最低3年は保ちます。レザーがすり減ったらリペアもします」と言っているのですが、なんとお客様から「7年はいてます」というつぶやきを頂きました(!!!)
そう考えると、十分コストパフォーマンスよいのではないかと思います。

実際に履いてみることもできますので、ぜひ会場でお試しくださいね。

ちなみに、申し訳ありません、今回はレディースMサイズのみです。が、これは、分厚い靴下を重ね履きしてもゆうゆう入るサイズでおつくりしていますので、わりと、いろんな足のサイズの方も、大丈夫みたいです。

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11月末から怒濤の日々を、楽しく過ごしています。何か、ひとつぬけた感があって、身軽で心地いいです。
そうそう。結婚式にも2件参加しました。こういう日は靴下はさくっと脱ぎ(笑)、シルクのストッキングにヒールの靴を履いて、じゅうぶん楽しみます。
そのうちの1件は、YUKIのJOYをみんなで踊り、ソロでも歌いました。いや〜、楽しかった〜。
そして、花嫁さんはみんなきれいだな〜。うっとり。幸せだ。

「こうあるべき」をはずして、どんどん身軽になっていけたらよいな。
案外、枠をつくって自分を狭い場所に閉じ込めているのは、自分自身だったり。

ではでは、また。