2009.10/27
展示作業を終え帰宅してのち、様々な思いがやってきて、はらはら涙し、先程現実に帰還。作品のこと、表現のこと、1人の人間としての自分のこと、大切な人のこと、いろいろ思うことはある。大手を振って泣けるというのも、ある意味、強さの形のひとつなのではないかと思う今日この頃。抱えきれそうにないなあと感じた時、無理に抱えようとして自分が潰れるのは嫌だし、だからといって放り投げるのも嫌だし、でも度量の足りない自分を責める気はないし。何だか困ったそんなときの手段、涙。気楽にそして楽観的になるための方法。・・・まあ、勝手に出てくるものなのですが。この日誌で、自分の気持ちを分析して言葉にしようとする理由は、自分に対しても人に対しても客観的になって、冷静になるためでもあります。
何かを創り出して皆さんに観て頂く瞬間は楽しくもあり、おそろしくもあり。それはまるで片思いの人に告白したのはいいけれど何故か返事を待たされているような、ちょいと懐かしい気分。?この例えは違うような、合ってるような。
展示作業からの帰り道、デパートでコーヒー豆とパンを買って、ついでにいろいろお店を回って楽しみました。普段デパートに行くことがないので、お店で流行りのものを見て、とても新鮮な気持ちになりました。難波のマルイには輸入食品のお店があって、そこが一番楽しかった。ラベルが可愛らしいジャムも買いましたよ。
ともあれ、明日からの個展、皆様ぜひいらしてくださいね。やっぱり作品は皆さんにお届けできてこそ完成するもの。緊張しますが、同時に楽しみにもしております。
2009.10/25
今月28日から始まる個展の作品たちを無事送り出しました。
気になるラインナップは
・オリジナルチェックのランチョンマット
・ティーコゼ
・ポットマット
・いろんなお豆のストラップ
・バッグ
・フェルトのお皿各種
・フラワーベース(花入れ)
・コースターいろいろ
・そして目玉焼き
などなど、総数130点弱をご用意しております。
小さくて素敵な屋根裏ギャラリー、屋根裏ですから天井が低めです。ギャラリー内では頭上に注意してお楽しみ下さいね。
展覧会はもうすぐ始まりますが、そしてまだまだ素敵な予定も控えておりますが、今夜はのんびりいたします。安堵しつつ力を抜いて、気は保って。
ああ、でも、いろいろ予定を立てないと。メール等のお返事も、申し訳ありませんがもうしばらくお待ち下さいませ。
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廣田良子フェルト展「Kitchen」
2009.10.28(wed)~11.21(sat)
詳細はこちらをどうぞ。
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2009.10/21
ご無沙汰しています、廣田です。
個展の作品もほぼ出揃ってきて、作品数も渾身の100点越え。「作品少ない恐怖症」なのです。これらを一つの空間にまとめて、皆さんに伝えたい様に展示できるかしら。小さな作品もたくさんですが、ストラップ1本に至るまでひとつひとつしっかりと作っておりますよ。
制作していると頭をよく使います。いろんなことも考えます。作品のことばかり考えていると思われがちですが、以外といろんな種類のことを考えています。伸びた髪が長過ぎるとか、心満たされる食事をとりたいなあとか、毎日ハードでもきっとやれるとか、あの子の髪型がとても似合っていたなあとか、お腹空いたとか、横浜に行かなければとか、内藤礼さんの言っていた答えのない空虚についてとか、わが家の元気な植物についてとか、色々です。
今日は久し振りに自炊のための食材を買ったけれど、せっかく買った溶けるチーズをそのまま食している私。チーズが泣いているぜ。忙しくなると冷蔵庫にあるものをそのまま食べてしまう癖があります。先日はキャベツをパリパリ食べていました。
忙しくしていることを選んでいるのは私自身で、乗り越えたい壁でもあります。上手に時間を使うこと、やりくりすることをもっと学ぼうとしています。ただ生きるんじゃなくて、せっかく生きるんだから、いろいろやりくりして生きていたいなあと思うのです。勿論、その中には「ぼんやりする」時間も入っています。
個展まであと少し。とても緊張するなあ。大丈夫かな。
作品展を何回やってもこんな私ですが、初心忘れるべからずということで。
2009.10/13
まずはお知らせから。
・今月28日から廣田良子フェルト展「Kitchen」が堺で始まります。詳細はこちらです。
・そして7日よりイベント「秋の雑貨遠足」が大阪の中崎町JAMPOTさんにて始まっております。詳細はこちらです。(JAMPOTさんにお届けしたイベントのための作品は完売しました。ご了承下さい)
秋です。
制作したり、制作したり。結婚式のパーティーに出たり、日帰りで富山までフジ子ヘミングのコンサートに行ったり、JAMPOTさんにお出しした作品が即日完売したり、非常にハードな毎日が続いているおかげで顔はぷっくりむくんでおりますが体重が増える事はなく(笑)、嬉しいこと続きでいい秋だなあと思っています。頭をフル回転させて、つまらないことは考えず、とにかく動こうとしている日々。こんなに幸せ者でいいのでしょうか。ありがとう。っていう気持ちでいっぱいいっぱい。人って優しいのね。フジ子ヘミングもとってもよかった。ピアノを弾いて生きている人なんだなあというのを強く肌で感じました。そして、泣きました。表現することと人生が一緒になっている人は素敵で、且つとても強い人だと思います。私もそんな人になりたい。そして今回は母が誘ってくれたコンサートで、普段離れて暮らしている事もあり、多少ハードなスケジュールでも可能な限り一緒の時間を過ごしたいとも思いました。行って良かった。 そして、結婚式はいつ行ってもいいものです。人同士が出会って結婚しようってなるのはすごい事で、当たり前じゃなくて、素晴らしい奇跡のようなものです。そんな2人のお祝いの場所に自分も呼んでもらえるなんて、嬉しいではないですか。パーティーに身につけるものをあれこれ私が考えるのも、ただ着飾るだけでなく、ちゃんと装うことでもお祝いの気持ちを表すんだなあと気づきました。
11月は仙台のガルソニエールさんのイベントに参加します。そして12月はJAMPOTさんのクリスマスイベントも参加します。こちらのお知らせはまた個展が落ち着いてからご報告しますね。
悩むのは当たり前。迷うのも当たり前。どんなときでも元気に、笑って、自分の頭で考えて歩いていくこと。
2009.10/5
2009.9/28
伴美里さんの本「100Things in My Room.」が届いたので、夕刻ちょっと眠気のある頭でぼんやりとそれを観ていました。これは、作者が家の中を見渡して、今まで大切にしてきた物や好きな物、お気に入りの物をデッサンし、それに英語と日本語で文章を付けた書籍形式の作品。東京の本屋さんユトレヒトが刊行したペーパーバックで、シアンとマゼンダとイエローの3色だけを使い構成されています。アートディレクションはDRAFTの福岡さん。
ところで昔から私は人の部屋やお気に入りのものを見るのが好きな子供でした。部屋や持ち物、好きなものを見ると、その人がよく見えてきます。時に本人の言葉や本人よりもその人をよく語ります。そういうものを見ているのが好きでした。きっと今もそうです。おとなになると、私も含め、人は本音や正体を隠すのが上手になります。表面的なお付き合いもうまくなります。それを悪いことだとは思いませんが、ちょっとさびしく感じることもあります。基本、私は寂しがりやなのだと思います。が、そんな中でも、その人の持ち物や部屋を見ると、隠しきれないその人の持つ本質とか、好きなものとか、大切にしていることなどが見えてきて、そういうのが面白いのです。ちょっとうれしくなります。そんな私ですから、この本も好きになりました。
個展の制作は日々、粛々とおこなわれています。もうひとつ、個展以外の制作がありますが、きっと大丈夫です。いい作品をひとつでも多く創り出せるようにがんばります。ゆっくりと、私のペースで、しっかりとやりたいです。そういえば腱鞘炎が起こってしまいました。やっぱり、無駄な力がかかっているのだなあ。もっと、手を痛めない、無理のない動きをマスターしなくてはね。巨匠いわく、正しい動作をしていれば、フェルトメイキングの作業で体を痛めることはないそうですから。
2009.9/26
作品の納品です。詳細はお知らせをご覧下さい。
始まるまであと1ヶ月、個展のお知らせはこちらです。
朝晩すっかり涼しくなりました。眠るのにとても良い季節です。日中はまだ少し暑いです。作業場兼自宅は建物の最上階(といっても3階)にあり、そのせいかしらと思ったり。小さな空間ですが、南向きで、ベランダがちょっと広めで、玄関のブルーのドアとピンポーンの音が好きで、私にとってはお気に入りの場所。狭いとか言われる事もあるのですが、それ言われちゃうとちょっと傷つくくらい(笑)気に入っています。広さは、単純に予算の都合ということもありますが、自分の身の丈に合った、ちゃんと自分が手がかけられるだけの広さがあればいいかな、と思います。これまで、自分の力で生活して暮らしたなかでは、一番広くてちゃんとした場所なんだ。
ちゃんと進んでいる。
2009.9/18
新作お届けしました。詳しくはお知らせをご覧くださいね。
朝から個展の案内状を書いていました。明日には皆様にお届けできるかと思います。 ここの所よく動いているのでそこそこの充実感はありつつも、肩こりがひどくなってきたので今日はゆっくり過ごそうかな。体はちゃんと信号を送ってくれていて、休みたいなと思うのに、同時にまだまだ足りない、もっと努力したいとも思ってしまうのです。こういうときはどっちを優先させたらいいんだろう?はてさて。絵も描きたい。文章も書きたい。紅茶をゆっくりといれる時間もあると嬉しい。人と会う時間も必要。ぼんやりする時間も、遊ぶ時間も、寝る時間も。
毎日いろんなことが起こって、いろんな情報が頭の中に入って来ます。私はできることなら、ひとつひとつに丁寧に対処して、考えて、決断をしたい。だから、いつも時間が足りなくなってしまうのだろうな。もうちょっと良い加減に生きていきたいものです。そして現在の私は、物理的にも忙しすぎるようでいけません。目先の「忙しい」ことにかまけて、やる事があるからと自分に言い訳をして時間を無駄にするより、もっとやったほうがいいものがあるような気がしています。「忙しい」のは構わないのですが、「忙しい」の質を自分にとって正しい方向に導いていきたい。でも、生活だってしていかなければならないしね。いろいろとむずかしいね。 とりあえずの目標は、血色が良くてぷりっとしたお肌を保てるような生活を創り出していくこと。生活もクリエイティブなものですから。そしてもうちょっとふまじめに生きてみよう。
早く気持ちを落ち着けて、楽しき個展の制作へと入って行こうと思います。
2009.9/16
「ここはグリーンウッド」、面白いなあ。花とゆめは淡いピンクとブルーのイメージ、りぼんは濃いピンク、なかよしは黄色のイメージがあります。少コミはりぼんよりも若干明るいピンク。どの雑誌も購読していたことがありますが、初めて買った号の表紙はどれもよく覚えています。少女漫画は良いですよ。大人になってから再度読むとまた違った感想が湧いて面白い。
今日はfooさんにお届けするための作品制作で、現在はきのこのガラガラを制作中。個展の制作まで進めたかったけれど、そこまでは行けず残念でした。一日中飲み物ばかり飲みながらもくもく。ヨーグルトとシュウマイ?とおにぎりとスイートポテトも食べたから、今日はよく食事をした方でした。野菜が足りていないね。 制作生活は、集中力の持続と適度な休憩とのバランスがけっこう難しい。午後は材料を買いに行ったり、そのついでに食べ物を買ってみたり。食べたいものがいまいちわからないし見つからない、という時期って誰にでもあるらしいけれど、今の私がまさにそうです。ふいにカレー食べたいと思っても、作る時間を制作に回そうって思ってしまうし、でも買って来たものは美味しくないし、食べに行くのもアレだし、みたいなループです。でも、人が作ってくれたごはんなら何でも良いんだ。茶色い煮物とか無性に食べたくなる。結局そういう温かさが自分にとっての大切な事で、憧れで、記憶で、その気持ちが今回の個展のテーマの根底にあるんだと思います。 まあ茶色い作品は流石に個展には登場せず、彩りある作品になるかとは思いますが。リアルを見せる事と人にビジュアル的に美しく見せる事とはまた違うから。以前は物悲しくなってしまい作品にするなんて考えもしなかった事が自分の中でプラスに変化し、こうやってテーマになるのは感慨深いものがあります。
2009.9/15
月下美人が咲きました。