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ヒロタが綴る日々の出来事

連翹空木

2011.4/2

新しい作品のお知らせとご紹介。もうしばらくお待ちくださいませ。
本日の京都は晴れのち曇り。

暖かく、午後からは風も出てきて、向かい風の中自転車を漕ぎながら、全然前に進んでいっている気がしない私でした。
でもちゃんと辿り着けたから、進んでいたのだね。
いつもの自転車コースは鴨川沿い。桜の花が少しずつ咲き始め、その足下を、レンギョウとユキヤナギが撓わと彩っていました。
アレルギーの方には辛い季節のようで、おおきなマスクをつけた街ゆく人、知り合いで漢方薬を飲んでいる人、様々な春模様です。わたしは、冷えとりを本気でやっている恩恵なのか、杉林に囲まれた田舎で生まれ育ったからなのかわかりませんが、今のところは大丈夫です。
アレルギーは、体が体内の毒を出してくれている状態である、という考えがあって、それが本当ならありがたいことですが、みているとやはり辛そうです。本来、もっとゆっくり生きていけばよいはずなのに、世の中はなんだかあわただしくいそがしいようです。私も人のこと言えないかも?

桜の花が咲いていたり蕾をつけているのをみるだけで涙が出そうになる、そんな春。

予定していた作業が進まず「あああ〜」気分。
(絶叫ではなくゆるいあああ〜)
そんな日もあります。
ここでわざわざ書くこともないのかな、作品できているのかしらと心配なさる方々もおられるだろうし・・・とも思います。というか、それを過剰に気にして書けないということも多かった気がします。これからはどんなときでも、書きたいときは書く感じにしたいです、できたら。
心配されたりするのがすこしにがて。でも放っておかれるとそれはそれでさびしい。ずーっと孤独な作業がつづくと、ほんとにデンワもメールもしないしこないし、人としゃべらないし暗いんです。だれも自分の事をちらりとも思っていないような感覚におちいります。この思考、もろいなあと思います。
私自身が心配性で不安症なのでしょう。気楽にすごしたいので、気楽に気楽にと自分に言い聞かせていますが、時に「気楽に気楽に」と唱えようとすればするほど気楽じゃなくなる気がすることもあります。
心配性といっても、ミネラルウォーターや保存食を買いにいくような心配性ではないのですが。ひとによって、不安に思い心配するものごとはさまざまなものです。安心したいから心配するのかな。安心され、信用されているからこういった状況にいるんだと、そう思いたい。

今日は美容院に行きました。
2年くらい同じ場所で、同じ人に切ってもらっています。つきあいもそこそこ長くなってきて、気もあうので心地よいです。言っている事が伝わりやすいというか。髪質もよくわかっていただいているので、おまかせしても安心。
日々ニュースにのぼる話題はいっさいなく、ふつうのおもしろいお話をして、よく笑いました。こういう時間が、欲しかったのだ。

それから、ギターの練習をしました。
弾ける(おぼえている)コードは少ないですが、ちがうストロークに挑戦したり。修さんのCDが発売されたので、それをきいたり。
今度サインもらおう。

羊ヶ丘平原

2011.3/24

RIMG0087.JPGのサムネール画像

ここに立つと、心地よさと一緒に、かぎりのない可能性を感じるんだ

自転車生活者です。

長距離向けではなく、ロードバイクでもマウンテンバイクでもない、いわゆるシティサイクルというやつで、(しかも変速なし)毎日移動しています。

最近彼女の調子が悪かったので見てもらいました。
てきぱき、あちこち、工具でいじり、最後にオイルをしゅっと差し、あっという間の作業。いつみてもかっこいいので、私は自転車屋さんが好きです。
なんと今回、ご好意で修理代はいらない、とのこと(!!)。
自転車を買ったところでもあるし、すぐに直るようなものだったとはいえ、嬉しい。
よかったね。

あとは、空豆を安くみつけることができました。

帰り道は冷たい風がつよくて、思わず首をすくめてしまいました。

晴れたり寒かったり、満月だったりお彼岸だったり、首がちがちだったり、そんな一週間。
そろそろ体をゆるめていきたいです。
春だしね。

日々

2011.3/17

本日の京都、晴れ、曇り、雪。

いつも通りの作業をすすめています。
被害にあっている方々の声に、逆に元気づけて頂いている今日この頃。
むき〜!
やろうやろう。
私に今できる事をせいいっぱい。

関西は、過度な節電をしても、今あまり意味はないそうで、でも節電なるべくしたいな、と思いふと周りを見回したら、もともと超節電生活なので、あまり節電するところがなかった・・・

でも、今回は、「たまたま」恵まれていただけで、いつどこで何があるかわからない。明日は私たちかもしれない。

たとえば関西は、福井県にある原発によって多くの電気が供給されている。
その事を知っているひとが、実のところどれだけいるのか。
私の母方の実家がある県にも、原発があります。
知らないふりで、いやほんとに知らなくて、ふわふわしていた今までのように戻りたいけれど、ここまできたら、ある意味戻れない。
原発のこと、知って、そして考えていかないとね(私も含めて)。

そんななかでも日々は続いていくから、心も体も、丈夫に健康に保っていたいと思います。
そして、周りの大切なひとを大切に。

長丁場になります。
一時的な支援ブームにならないように、長く見守って行こう。

あれこれ

2011.3/14

京都、本日は晴れのち薄曇り。夕方からは雨の予報も。

被災地以外にお住まいの方々のなかで、調子を崩されているひとびとがおられる声を、ちらほらと聞くようになりました。

テレビやパソコンを見すぎないこと。
とにかく気になる、情報を知りたい、何かできる事はないか焦燥を感じる、やりきれない、何もできない自分に対してはがゆさ・怒りを感じる、そういった時もあるかと思います。そんなときは思い切って電源を消して、なるべく静かな環境に身を置く事も、ときには大切な気がしています。

普段の生活を送れていることに罪悪感を持たないこと。
帰れる場所があり、蛇口をひねれば水が出て、ガスもつき、ご飯が食べられる、そんな、普段意識しなければ当たり前に感じるものごとに、罪のような、申し訳ないような意識が生まれることもあります。でも、今は、それらのことすべてに感謝して、大切に日常を過ごされる事がだいじだと思っています。いざ、自分にできることがわかったときに、体調を崩していては、何にもなりませんし、よけいに、日本の元気がなくなります。普通の生活を送り、お金を使い、社会をまわしていくことが、大切です。

体をあたたかくする。
体が冷えると、心も縮こまって冷えます。逆もまた然り、なのです。お湯が使える事に感謝して、きちんと入浴して(個人的には半身浴がおすすめです。無理なら足湯を。)、英気を養うのが、よいと思っています。

自分の感情をうけとめる。
悲しいとか、やりきれないとか、胸が痛むとか、そういった感情におちいる自分を許すことができたらいいなと思います。

無理に食べなくても大丈夫。
食欲が落ちている人も、いるみたいです。そんなときは、無理して食べなくてもいいと思います。食べられそうなものを、少しずつ頂いて、温かい飲み物はなるべく飲んで。わたしは、以前からの日課で、10分くらい湧かした白湯を飲んでいます。感謝して頂けば、よい感じです。

全体的に言うと、自分自身をいたわるという事なのかなあ、という気がして来ました。被災された方々は、身も心も傷ついておられるなか、必死に生きようとなさっています。そして、被災地以外で心を痛めておられる方々も、傷ついています。どうかご自分をいたわって、近くに気持ちを話せる人や共有出来る人がいるという方は、お話しして、そうじゃないお話もして。ひとに助けを求めることに、躊躇しないように。いない方は、ひとり心静かになれる時間をつくるようにして。また、多くの人が、多かれ少なかれ傷ついているので、それにも気遣いをして。「こんな大変な時に、何を言っているんだ!」と思われる方もおられるでしょうが、まずは自分ありきです。そう強く感じています。

つよさとか、よわさとか、たくましさとか、そんなことはこの際手放して、まずは落ち着くこと。
そのためのあれこれを、被災地以外の場所に住む人間として、勇気とともに書いてみました。
不快に思われた方がいらしたら、申し訳ありません。

—————

私のあれこれを、というと、すこし落ち着きを取り戻してきたところです。普通の生活を送れることが、こんなにありがたいのかと、思い直しています。ときどき息が浅くなったりしますが、それはそれとして、受け止める方向で。新しいお取引先のお話がでてきたり。手元には作品があって、触れると心が安らぎます。羊毛ってすごいなあと、改めて感じています。
毎日のお仕事を、より集中して丁寧に行ったり。
日課や、家事を、ひとつひとつ感謝してやる気持ちが強くなったり。
あとは・・・無音で過ごす時間が増えました。音楽はときどき、聴いたり。
自粛ムードの中、各地のイベントの中止を決めた人達、あえてイベントをおこなうと決めた人達それぞれの想いを感じたり。
(もともとインドアではありますが)なるべく外に出ずに静かに過ごしたり。
いろいろです。

アドバイスみたいに、えらそうに書いたけれど、自分に言い聞かせているところもあるんだろうな。

拙い文章に最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。

no title

2011.3/13

節電について、ここ関西は、「普段通り」の節電、でよいそうですね。
情報が沢山入って来て、どれを選んでどれを伝えたらいいのかわからなくなります。入って来た情報のひとつひとつを確かめて、それからお届けしてゆかなければなりません。なので、そういった事は得意な方々にお任せして、私はわたしにできることを。つまりは、いつものように、いつもの日常を。そう思って日々過ごしております。
被害にも遭わずいつも通りの暮らしを送れているはずの自分が、動揺して、いろいろ滞った、なんて、被災者のみなさまやそのご家族、知人の方々、救助や復旧に携わっている方々に対して、そんな失礼な話、ないです。
丈夫に、健康に、日々を送ることにつとめたいと思います。
こんなに大きな災害が起きているなか、住む場所があり眠る場所がある自分の状況を、心からありがたく思います。そして同時に、胸が痛みます。

わたしにできることを、やります。

本日の京都は、晴れでした。

とても大きな地震が起きました。
起きた場所、近辺には知人、お世話になっている方もいて、昨日から気が気でなく。
必要と思われる情報をなるべくtwitterでリツイートしたりしていますので、見られる環境にいる方は、よろしければご利用ください。

起きている以外の場所の方へ。まずできることは、関東・東北地方に電気をなるべく供給するため、節電をお願いいたします。特に、本日午後6〜7時に節電をお願いします。

このタイミングで、私の携帯が水没してしまい、こちらも知人の方々と連絡が取れない状況です。今から携帯を換えに行ってきます。それまでは、PCへ、もし連絡がつくようでしたらメールをくださいとtwitterで発信しているので、電源をつけていますが、携帯が復旧したら、PCを控えたいと思っております。
そのため、連絡が遅れることもあるかもしれませんが、ご了承くださいませ。

雪が降っています。
屋根で解けた雪が、雫になって音をたて落ちてゆきます。深夜、わたしは、この音だけをBGMにして、文字を書いています。そばには白い湯気をたてるあたたかい飲みもの。そしてイランイランの香り。真夜中の静けさが心地よく、早く眠ればよいのにと思いながらも、心地よさに身をまかせてしまうのです。
それは懐かしい場所で過ごした時間によく似ている。
ぴりりとスパイスのきいたチャイを飲みながら、とりとめのない言葉をつらつらと。動くことでしか進まないものがあり、また、止まって耳を澄ますことで進むものごとがあって、世界は不可思議。

garçonniere 6eme Anniversaire、無事終了いたしました。お越しくださった方々、作品を手に取ってくださった方々、ありがとうございます。そして、garçonniereさん、6周年おめでとうございます。これからもよろしくお願いいたします。
さてさて、こちらは、次の作品づくりに入っています。南のほうにある紅茶専門店さんで使っていただくティーコゼ&マットの制作です。もともとのデザインに、お店さんにあわせてアレンジを加えています。日々新しい発見があっておもしろい。詳しいことは、いずれまたご報告したいと思います。

今日は、洗濯をし、足浴し、毎月の支払いをすませ、確定申告を提出し、お祝い(?)に天丼を食べました。何でこんなに美味しいんだろう、天ぷら。ていうか天丼。感動。帰りに寄ったスーパーでは、ストロープワッフルを見つけて即買いしました。carbonのオーナーさんに教えてもらってからというもの、お気に入りになったお菓子で、珈琲と一緒に食べると美味しいのです。ワッフルを見つけてしまったのでジャムを買うのはあきらめましたが、ジャムを我慢するに値するお味。