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ヒロタが綴る日々の出来事

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さて、土星。木星に次いで太陽系では2番目に大きい星です。
何と言っても赤道面上にある環で有名ですね。
環は岩石が混じった氷の粒子で構成されています。環の起源については諸説ありますが、実際のところは謎らしいです。

木星にはたくさんの衛星があります。その数53〜64。環の構造を保たせる役割を果たしている衛星もあるらしく、この環が拡散してしまうのを封じる働きをしている衛星を「羊飼い衛星」と呼ぶそうです。うまいし、いい名前だなあ。
宇宙が好きなのは小学生からですが、大人になってから宇宙の星々や地形に素敵な名前がいっぱい付いていることを知りました。
星本体の構成などについては台紙裏にまとめた説明文章を読んでいただけたらと思います。

さて、ヒツジフエルトの土星の本体はイエロー系の縞模様。糸も入れ込んでフェルト化させています。環はこのイエローと相性が良く、適度に環が目立ってくれるセージ色を選びました。 

実在するものを作品にしていくとき、実際の部分とアレンジする部分とを考えて作品に落とし込んでいくのが楽しい。

次は天王星をご紹介します。

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太陽系の中では大きさ・質量ともに最大の惑星。
直径は地球の約11倍もあります。

縞模様が特徴的な星ですね。
明るい筋をゾーン、暗い筋をベルトと呼び、ゾーンでは東から西へ、ベルトでは西から東へと互い違いに風が吹いています。学校の授業でも習う重要語句「大赤斑」は大きな暴風の渦で、目玉のように表面に見えています。地球3つ分の大きさがあり、400年以上ずっと存在していると言われていますが、どのようにできて、なぜ長い間消えずに存在しているのかは明らかになっていません。
また、視認は難しいのですが、環もあるそうですよ。
不思議なこと、わからないことをこうやって知るたびにわくわくします。

印象的な筋模様な木星。私は射手座で、守護星が木星でもあるので特に気になる星です。筋模様や大赤斑を、木星に合うような糸をセレクトして表現しました。色合いも木星のイメージを大切にしてお作りしています。

ちなみに、私がよく作品名に使う「カリスト」は、木星の衛星カリストから取っています。
私が作ったパラレルワールドのような空想の世界では、カリストは星降る星。カリストの羊がたくさん住んでいます。(という、想像です)

カリストの羊は現在完売中ですが、カリストの雫ブローチは2点ほどウェブショップにございます。2013年のコレクションで数少ないので、気になった方はヒツジフエルト縮絨室を覗いてみてくださいね。

現在実店舗ではこちらのショップで販売中です。
また、ウェブショップのヒツジフエルト縮絨室のみで冥王星をプラスしたバージョンを限定販売しています。2006年に太陽系の惑星から外され、今は準惑星になっているのですが、占星術では重要なポジション。近年の調査で2015年に鮮明な画像が撮影・公開されたこともあり、制作しました。
それまでの写真はぼんやりしたアイスの実みたいなものしかなかったので、くっきりした画像にとても興奮したのを覚えています。

次は土星のコースターをご紹介します。

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火星は地球のすぐ外側を回っている、硬い岩石の地表を持つ惑星です。
表面に酸化鉄が大量に含まれているため、赤く見えるのだそうです。

この赤茶を表すために何色もの赤や茶の羊毛をミックスし、またマリネリス渓谷を中央付近に配置しています。点々はタルシス高地の火山群を表しています。この向こうに、かの有名なオリンポス山があります。

太陽とは違う赤茶系の色合いに仕上げました。火星の写真としては1980年にバイキングが撮影した画像が有名で、それだともっと黄土色っぽいですが、他の惑星コースターとの兼ね合いや火星が持つイメージ(火や赤、戦いの神など)を意識し、あえて赤っぽくしています。

火星にはキンメリアの海、子午線湾、アキダリアの海、シレーンの海などなど魅力的な名の場所がたくさんあり、名付けの由来や地形など調べていくのも楽しい。
これはどの星にも言えることではありますが・・・(月の地名なんて、かなりドキドキします。ちょっと厨二心をくすぐられます)

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私たちが住む惑星。
空気・水・大陸から成り、それらによって生命が育まれています。
現在人類によって唯一生命体の確認出来ている天体です。

青は、何色ものブルーをミックスさせており、白い雲は真綿の絹を使用しています。
今までご紹介した水星・金星と同じく地球にも絹素材を入れ込んでいます。絹と一言で言っても、使用する種類・部位によって多様な表現をすることができます。動物性なので、羊毛とも馴染みやすくよく扱う素材です。

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そして太陽系を入れている標本箱について。

一見桐箱にも似ているこの木箱は、ファルカタというマメ科の木を使用しています。マルク諸島・ニューブリテン・ソロモンに多く分布しています。清潔感があり軽くて丈夫、すっきりとした白であることから、こちらの素材を選びました。
ヒツジフエルトのオリジナルスタンプを捺印しています。

実店舗では一枚ずつのバラ売りもさせていただいていますが、箱入り標本箱の方はかなり割安にしております。ギフトとしても贈りやすい箱入りです。

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宵の明星・明けの明星で知られる地球のすぐ内側を回る惑星です。
自転の方向は逆行しており、金星では太陽が西から昇り東へ沈みます。大きな星との衝突によって自転方向が変わったと考えられています。

金星はとても分厚い大気の層に覆われており、その様子を表すために、様々な色とシルクスライバーをカーディング(ミックス)させています。金色と、羊毛との質感の違いでコースターの表面に変化をつけています。
グリーンがかったスモーキーなセージ色や生成りなど、気に入っている色をたくさん使って制作していることもあって、個人的に好きな作品に仕上がりました。

2010年にJAXAによって金星探査機あかつきが打ち上げられました。金星を調査することによって、地球がなぜ生命溢れる星となったか、その手がかりが得られると考えられます。地球を知る上でも、重要な星の一つです。

次は地球をご紹介します。

実店舗ではこちらのショップで販売中です。
また、ウェブショップのヒツジフエルト縮絨室のみで、冥王星をプラスしたバージョンを限定販売しています。

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水星から海王星までの太陽系惑星のコースターと、太陽のポットマットが木箱に入った作品「太陽系の標本箱」。
ヴィンテージ標本仕立ての台紙の裏に詳しい星の説明文を付けており、読み物としてもお楽しみいただけるようにしています。
今日からひとつずつ、各星の詳細を記していきたいと思います。(説明文を引用しておりますが、ごく一部です)

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太陽系の中で一番内側を楕円軌道で回っている惑星です。
見かけは月に似ていますが、表面は鉄分が少なく、白に近い色だと考えられています。
最低温度-173度、最高温度427度と過酷な環境でもあるため、計測されていない空白領域が多く、探査が遅れている星の一つです。

というわけで、あまり詳細がわからない星なので、どのように仕立てようか悩みました。今までに撮影された画像や、無数のクレーター等の存在から想像を膨らませ、染められていないナチュラルグレーの羊毛に金に染めた絹の繭を入れ込みました。グレーだけという案も考えましたが、ちょっと地味かな?と。質感・色的に変化をもたせたいなと思い、このような仕上がりに。金の繭は硬めなので、ちょっとざらりとした質感になっている所と、グレーとゴールドの組み合わせが気に入っています。

まだまだわからないことだらけの星です。「計測されていない空白領域が多く探査が遅れている」なんて聞くと、余計に好奇心を刺激されます。

実店舗ではこちらのショップで販売中です。
また、ウェブショップのヒツジフエルト縮絨室のみで、冥王星をプラスしたバージョンを限定販売しています。2006年に太陽系の惑星から外され、現在では準惑星になっているのですが、占星術では重要なポジション。2015年に鮮明な画像が撮影・公開されたこともあり、制作しました。

次は金星のコースターをご紹介します。

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お知らせの通り、4月末より池袋ナチュラルヒストリエさま、totoaさま、神保町店いちのいちさま3店舗でのお取り扱いが始まりました。
(常設での取り扱いとなります)

早々に行ってくださったとの報告やお買い上げのご報告もいただき、うれしく思っています。ありがとうございます。
行ってくれた友人曰く、ショップのスタッフさんにお話を尋ねると、各アイテムのことを詳しく話してくださるそうです。私も先日ご挨拶に伺い、気さくな皆さんにお会いしてここに置いていただけてよかったなあ、と改めて感じました。宮下奈都さんの書籍「羊と鋼の森」とカリストの羊を店頭でコラボしてくださったりも・・・。
羊と鋼の森は、ピアノの調律師を目指す男の子の物語です。週刊文春webのインタビュー記事で、宮下さんがご自身のピアノを調律してもらった時に「もう40年以上経っていますが大丈夫ですか」と聞いたら「まだまだ大丈夫ですよ。このピアノの中にはいい羊がいますから」と調律師さんがおっしゃった、というエピソードが好きです。ピアノはフェルトのハンマーで弦を叩いて音を出すので、そのフェルトのことを言われたのだとか。(昔の羊はいい草を食べて育ったから毛質がいいそうです。)
ここまで語っておきながらまだ拝読していないのがお恥ずかしいのですが、私も高校3年までピアノを習っていたので、何やら浅からぬご縁だなあ、と勝手に思っています。近いうちに読もう。

今はウェブショップに新作をUPするために目下制作中です。時間をかけてじっくり制作するものも作っていますので、今しばらくお待ちくださいませ。

一粒百行

2016.4/19

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こちらは今制作中の2016年バージョン富士山ブローチです。
毎年4〜5月に出すのが恒例になってきました。

沖縄滞在中の知人から、先日富士山ブローチを沖縄のお店で見つけてびっくりした!と連絡をもらいました。いろいろな場で見てもらえる機会がふえて、時々こうして連絡をもらって、ありがたい限りです。

そして、その「場」がまた増えることになりました。(詳細はお知らせにて)
東京・池袋のナチュラルヒストリエさま、totoaさま、神保町いちのいちさまにて販売をスタートいたします。多くの方に手に取って頂けますように。

自分ができることは、毎日の物事。そういう身の回りのことを整えて、暮らし続けていこうと思います。

occasionally

2016.4/5

玄米を買ったので、最近玄米ごはんを炊いている。
こだわっている訳ではまったくなくて、気分で。
(というか、夜遅くにお米を買いに行ったので、2kgの白米がもうなかった。)

ずぼらでめんどくさがりな所が多々ある。白米は浸水もせずに弱火でじっくり炊いて(土鍋で、蒸らし含めて30分くらいで炊ける)いる。玄米を炊くときはさすがにちゃんと一晩置く。食べるときも、歯ごたえの関係上必然的によく噛む。私はご飯好きで、炊きたてが一番美味しいし、炊飯器も保温器もレンジもないので、暖かい炊きたてのうちに食べたい、といつもいっぺんにたくさん食べてしまうのだけど、玄米だとよく噛むので自然とそれがなくなる。あと、チャーハンもぱらぱらに仕上がりやすい。
結果的によかったなあと思っている。
それでも、いりことアーモンドとオリーブオイルで炊く弓田式ごはんを毎回炊いていた時期もあったりする。それは弓田式に好奇心が湧いたからで、実際にすこぶる美味しかったので。

自分の強い意志で食事の量や質をコントロールできる人というのはいる。私にはそういう強い意志みたいなものはないので、その時々の流れや好奇心の赴くままの炊き方をその時々でやって、結果的に良い感じでした、くらいがちょうどいいみたい。

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ヒツジフエルト縮絨室にアイテムをUPしました。
こちら、またの名を”羊毛をふたたび羊に仕立て直すブローチ”

ウェブショップを始めて丸3年、時にはアドバイスをもらいながら、手探りで続けてきました。撮影をして、画像を編集し、文章を考えて、メールマガジンで時折小さなコラムを書いたりして皆様にお届けし、ご注文があったらいそいそとラッピング。ウェブショップとイベントの際に不定期でお配りする手書きの「ヒツジフエルト通信」も書きます。アイテムを並び替えたり、売り切れたらカテゴリーを移動したり、細かくて地道な作業が本当に多いです。ようやくそれにも少し慣れてきて、楽しくなってきました。(もちろん、まだまだ至らない点もありますが。)
作品ができあがった時の充足感や喜びと同種のものを、アイテムをひとつ登録して実際にアップロードしたページを見る時にも感じます。
今まではずっと「つくる人」で、苦労も含めてつくることが楽しくてやってきたので、ウェブショップの運営は大変さの方が勝っていたように思います。お客さまにお届けするのはほとんどお店の皆様にまかせっきりだったなあ。
今は、ウェブショップで皆さんとのつながりが広がるのを感じていて、それが一番のパワーになっています。また、実店舗で人気のものでもウェブショップだとそうでもなかったり、意外な(?)アイテムがぽろっと旅立っていったり、そういう意外性も面白いです。

そういえば、今日はホワイトデーでしたね。
男性の皆様は、どんなプレゼントを選ばれたのでしょうか。
「ホワイトデーの贈り物にもどうぞ」とどこかに書けば良かった…
…と、あとで気づくこともしばしば。