2018.3/2
愛用のカンペールがとうとう限界に達したので、代わりに新しいスニーカーを買った。10年以上履いたので元は取れている。二十代半ばにこれを履いて京都の不思議なお店に行き、店主にいい靴だと褒められたなとか思い出しながら葬った。ひきつづきクローゼットの中のものも少しずつ整理した。残すもの、残るもの。
2018.3/1
目が覚めて起きる。白湯を沸かしながらコーヒー豆を挽いて洗顔や歯磨きをする。コーヒーを淹れるのと同時進行でトーストを焼く。一枚を半分に切って、一切れはバターといちじくジャム。もう一つはハムとマヨネーズをのせて焼く。バターは先につけて伸ばした状態でこんがり焼くのが好きだ。朝食後は掃除をして洗濯をした。
サンダーソニアという花がある。橙色のランプシェードがいくつも釣り下がっているような可愛らしい花で、花屋でアルバイトをしていた時に知った。単体でも可愛いし、添え花としても威力を発揮する。愛嬌のある見た目なのにサンダーとはギャップがあってよろしいなと当時思った。花言葉は望郷、祈り、愛嬌。
2018.2/28
心臓のブローチ販売開始のお知らせをUPしました。
完成した作品を撮影して紹介するとき、ようやく外に出せた、という気持ちになる。長くこの仕事と付き合っていくうちに人生でもさまざまな変化があり、結果いろんな色の感情が幾重にかさなり、だんだんと透明に近くなる。楽しさも苦しさもあるし、つくることにたいしての熱や好奇心は相変わらず内在していて、見て欲しい人に見て欲しくてつくっていて、なのにどこか透明なことがあり。
2018.2/27
最近読んでいる本。読めていない本。観たい映画。面白かった映画。美味しかった喫茶店。美味しいコーヒー豆のこと。たくさん作ったこと。ベランダから見える空のこと。ダイニングで使えるスピーカー。うまくならないギターの練習。ゆるせないこと。同じものを見ていて感じるものは違っても、そのものは同じ。きれいなものだったらきれいなのは同じ。自由。光。
2018.2/27
部屋が広くなるとそれに合わせてものが増えるとよく聞きますが、引っ越してからというもの、ものを減らすことに対して熱意が湧いています。逆行。引っ越す際に不要なものを処分したのに、こちらに持ってきたものも「まだまだ減らせるんじゃない?」と日々見極めて処分中。それでも残るもの、または残ってしまうものと大切におつきあいしていく。
すっきりきちんとが好きとはいえやる気がないときはやる気がないし、きっちりしすぎるのもしんどいので、作業追い込み中のとっちらかりなど「気にしすぎないスキル」も装備。
もともとものを買う方ではなく、買うなら吟味に吟味を重ねてマイエリアに入れるようにしています。とはいえ、洋服や大好きなキッチンクロスなどはその時その時気に入ったものを買ったりしていたのでテイストや色味がバラバラだったりも。年齢を重ねるにつれ定番ができてきたので、こちらも少しずつテイストを揃えて最適化しよ。
仕事と家族にかけるパワーが増えた分空き容量を持ちたい。そんな気持ちが表れているのかもしれません。部屋は自分の心を表す。部屋を見つめながら、自分と向き合っているのかな。
2018.2/23
22日をもちまして、神保町いちのいち東京ソラマチ店さま催事が終了いたしました。今回も多くのお客様に足をお運びいただき、作品をお迎えいただきありがとうございます。SNSでも告知にご協力いただき、多くの皆さまの目に触れることができました。
今季の神保町いちのいちさま関連の催事は3/2〜3/29の新百合ヶ丘店がラストになります。(池袋店、ナチュラルヒストリエでは宇宙アイテムを中心に常設で販売中です)
現在はGuignolさんのウェブショップで展開予定の心臓ブローチを制作中です。あと一作で完成。販売の詳細が決まりましたらまたインフォメーションいたします。その後はようやく、ウェブショップの制作。品薄が続き、申し訳ありません!人気アイテムを中心にお届けしますので、楽しみにお待ちくださいね。
今日は突然柿ピーが食べたくなりました。スーパーにて辛い柿ピーを見つけて「姉ピー」とパッケージに書いてあり、「ほうほう、辛いからお姉さんなんだな、なるほど」と妙に感心してカゴに入れました。帰宅して改めて見てみるとちゃんと「柿ピー」と書いてありました。柿と姉を見間違えたことに気恥ずかしさを覚え、ネーミングに感心した気持ちのやり場に困った挙句赤面し、ゆっくりと一時間の半身浴にてようやく我を取り戻したところです。
そしてようやく髪をばっさりと切りました。またしばらくはショートで過ごすのかしら。わかりません。わたしの頼りは直感と本能、あとは気まぐれと思いつき、ぬけぬけと。
2018.2/7
日々の中にある小さな贈り物は大きなギフトになりうる。
こんがり、からりと揚がったアジフライの写真に惹かれて行った橋の湯食堂で、豚の角煮とお味噌汁、羽釜で炊いたご飯の晩御飯になりました。今日は制作、そして夕方からはちょっとしたプライベートレッスンの日。思うところもあり、また催事で多忙なこともあってワークショップはすこしお休みしていますが、プロ志望でピンポイントに知りたい技術がある、という方に関してはお役に立てるかな?と思ってお引き受けすることも、あります。(とはいえ、あくまで私的なレッスンです)
さて追い込み。次はいちのいち新百合ヶ丘店での催事です。
2018.2/3
さて土曜日。10年ぶりかに家でココアが飲みたくなって、バンホーテンのココアを買って夜な夜なミルクパンで魔女の如くココアを練っている。マグカップに移しやすい柳宗理のミルクパンは10年選手で、4度目の引越しにも一緒にやってきた。かき混ぜる泡立て器は確か100円で、学生時代カフェで働いていた友達がうちでミルクレープを作ってくれることになり、挟むクリームを作るために急遽買ってきてもらったものだ。今夜はちょっぴりラムを入れて、ラムココアにした。少し体があたたまるだろう。生きていくことは自分自身も持ち物も年を重ね思い出を重ねるということだ。
新しい工房の台所は換気扇がフード型で、何せ生まれて初めてという世間知らずさで、フィルターなるものがあることを初めて知り、先日フィルターを買ってきて四苦八苦取り付けた。フィルターを知らずに今までよく生きてこれたものだなと我ながら思う。
2018.1/31
このたび工房を引っ越しました。
より制作に集中できる環境と場所を探しいくつも物件を見てまわった中、入った途端「あ、ここいいな」と感じた所に辿り着くことができました。一緒に回ってくれた不動産屋さんも納得の一件。
去年は、踏ん張ること、自分がどこまでやれるのかということ、そして「引っ越す」という明確な意思を持って制作に打ち込んだ一年でもありました。おかげさまで、一つ一つのお仕事に取り組めたかな?というのが実感です。
ずいぶん長い間、「甘ったれ」という言葉と「なんでも一人でやらないといけない」という思いに勝手に取り憑かれていて、それは自分をたくましくしてくれた大切な期間でした。ですが、なんでも一人でやるだなんて傲慢なのではないかとか、人に頼るべきところは頼った方がいいのではないか?とだんだん思うようにもなりました。トリツカレが行きすぎて何でもかんでも閉じ込めてしまった自分を、なんとか出してやりたいと思いました。いいところも、ナイフのように鋭い部分も含めて。閉じ込めたところで意味はない、ということに気づいたからです。
引越し先にも運び込んだ大きな作業台は買った時自分一人で組み立てたのですが、今回解体するのを手伝ってもらった際「こんな重いものを一人で組み立てるのは危ない」と言われて、確かにそうやなあと。当時は頼りたい人はいたけれど頼れる人はいなかったし、一人でやることに意地になっていたのかもしれません。
いろんな期間を過ごしてきたからこそ、今の場所にたどり着けたのだと思います。人の助けによってもここに来れた。ご都合主義かもしれませんが、結果的に最大の恩恵を受けたということだけは事実として受け止めたいところです。
ここからまたどんな毎日を過ごし、どれだけ作品を創り出せるだろうか。変わらず変わってまたはじまり。
日々の制作、催事、納品、ウェブショップなどは通常どおり365日営業しております。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
2017.12/2
くまキーケースも並んでいます。
1/26~2/22 神保町いちのいち東京ソラマチ店単独出店
現在、好評開催中です。作品ラインナップおよび詳細を更新しております。どうぞご覧ください。
空の街とは素敵な呼び名だ。