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ヒロタが綴る日々の出来事

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2017.10/23

先週はずっと雨が降り続いていて、昨日は台風らしい台風もやってきてクライマックスの様相だった。今日はウェブショップにクッキー&ビスケットとオバケのブローチをUP。ハロウィンシーズンにやりたかった作品たち。クラシカルな雰囲気が漂うロシアケーキのブローチは自分用も作ったほど大のお気に入りで、ずっと作りたかったものリストに入っていたもので、ようやく形にできてよかった。大好きなお店の人から「バラのよう」と言っていただけて嬉しかった。
先週はひたすらお鏡餅を作っていた。ハロウィンもクリスマスもこれからだというのにお正月準備だ。来月のいちのいち多摩センター店さま催事に並ぶ。お正月の準備に、または年始の贈り物にぜひぜひ(昨年はプレゼント用とご自分用に買い求めてくださる方が多かった)。
繁忙期と雨続きでちょっぴり不調になった身体は本日のメンテナンスで持ち直した。今週は晴れが続くそうなので締め切りを前にして少しほっとしている。からりと晴れれば気分も調子も良く、雨の日や寒い日は微妙。暑ければ微妙。季節の変わり目も微妙。にゃんだかなあと思いつつも付き合っていかないといけないので大事に使おう。自然の天候にぴったり寄り添うかのような身体もまた自然のものなんだなあと思えば、それもまあいいかもという気持ちになったりもする、時もある。
いちのいち池袋店さまの催事も無事終了。たくさんの方に作品をお迎えいただけたようで胸をなでおろした。三省堂書店の皆さんにもいろいろ細やかなお気遣いをしていただき、おかげさまってこういうことだなあ、喜んでいただけるようにもっと作りたいなあ、とまた思う。

ねこブローチのワークショップ、無事終了いたしました。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございます!

AVRILさんでワークショップをさせていただくのは5回目くらいになるのかな?何度かショップを移転されていて、ワークショップは京都三条のSACRAビル時代からお世話になっています。今回は一乗寺に移転してから初めてのことで、さらに一乗寺店ではなく恵文社さんでの初めてのワークショップで、どんな感じになるのかなあ?とドキドキしながら。ふたを開けてみれば、初めましての方から遠くから駆けつけてくださる方まで、皆さんとご一緒できてとても楽しい日となりました。(ういろうバー、かわいかった!)
1匹1匹、全然違う表情。世界でひとつの猫たちができあがりました。

ニードルフェルト、楽しんでいただけましたでしょうか?
ご自宅でも作りやすいと思いますので、これからもちくちくニードルフェルトを楽しんでいただけたら嬉しいです。
そしてAVRILのみなさまには今回もたくさんお世話になりました。
どの催事も一人ではできないものです。ありがとう。

そして1日カフェのお菓子をたくさん作ってくれたCYNARさん。味やセンスはもちろんのこと、芯があって一人でたくさんの数を作れるそのガッツに惚れてお願いしました。お声をかけてよかったです。やまのはさんの美味しいコーヒーと一緒に私も楽しみました。

次回は未定ですが、また機会があればぜひ。

ひとつひとつ

2017.10/11

ワークショップ&リトルショップの発送、無事完了。
つい先ほどまでブローチを仕上げ、台紙を作ってと作業をしておりました。間に合ったー。ギリギリの理由は、どうしてもオバケを作りたくて、どうしてもオバケが必要だったから。「うまく言えないけど必要。」という感覚。作れてよかった。

今回のワークショップは、私が初めて就職したAVRILさんの25周年記念イベントの中で参加させていただきます。案内状にもある通り、25年という時間の中で糸が繋げてくれた嬉しいお仕事であると同時に、時間が経つのは本当に早いなあ、と。
昨日はオーダー作品をお届けにあがった先で素敵な方に出会いました。「ヒツジフエルト縮絨室の名前ではよく見かけていて覚えていた」とのこと。嬉しい。自分が生きていることで、会おうが会わなかろうがいろんなところに影響を及ぼし合っている。さらりと流れていくご縁もあれば繋がり続けるものもあります。知らないうちに。そんなこともあるから、今日もコーヒーを淹れて、旬の果物を食べて(今日は奈良の柿でしたよ)、掃除をして仕事をするのでした。

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裏と表で表情が違う、切りっぱなしのフリルレースコースター

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オバケのブローチ

13日のワークショップの日、1日限りのリトルショップをオープンします。上記のブローチをお披露目しますので、ワークショップと合わせてお楽しみくださいね。平日の1日だけなのが本当に申し訳ないのですが、ご都合がつきましたら何卒よしなに。

今回のリトルショップはもともとクッキーブローチだけの予定でした。が、少しでもいいからオバケをお出ししたくてギリギリまで粘りました。もうすぐハロウィンだもの。ちょっとだけつくれたオバケはすごく小さいブローチで、ワンポイントとしてかわいい気がする、と思っています。

やりたいことはたくさんあるし、「こんなのできたから見て見てー」「ぜひお迎えして使いこなしてー」「プレゼントにもいいと思うんだー」や「参加して作ってみて欲しいなあ」という欲はあったりして、そういう欲を、恥ずかしがらないでどんどん出していけるように。

いよいよ今週の金曜日と迫ってきて、ワークショップの道具や素材を揃えたり、作品を仕上げたりしながらだんだん楽しみが増えてきました。

文月のころ

2017.7/9

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色とりどりの土星をバッグチャームにしました。

七夕の日にスタートした天体観測展 at JAMPOTに新たに納品した新作です。
連日盛況で整理券の発行や順番待ちなどお待たせしておりますが、その分見ごたえのある催事です。天体観測展、気になっている方は、一度は足をお運びいただければと思います。

作品を作ることで、催事に参加することで、季節を意識することができている。
来年の7月7日、わたしはどこにいるだろう。

先のことは誰にもわからないからこそ希望がある気がするのだ。
後悔のない選択と行動を。

まっすぐ

2017.7/4

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夏のコースターたちのオーダー制作中
ホワイトチョコドーナツ、レモンと桃のツインドーナツなど

きらりと光る朝はくる。

ザ・クイズショウは第一シーズンも第二シーズンもどちらもよい。
第一シーズンの終盤、戸次さんのドリームチャンスが一番のハイライト。

阪急百貨店での天体観測展、無事終了いたしました。
お越しいただき、お買い上げくださり、本当にありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。
作家のみなさま、JAMPOT・Guignol店主のお二人、百貨店のスタッフの皆様にも本当にお世話になりました。みなさん一人ひとりのお力が大きなうねりになって、前回以上の大盛況となったのだと思います。阪急イベントのレジェンド更新、おめでとうございます!
また、SNS等で告知にご協力いただいた方々もありがとうございます。

実店舗のJAMPOT・Guignolで行われる天体観測展の後半戦は7月7日の七夕から始まります。現在、納品準備を進めています。こちらも引き続き、みなさまのお越しを心からお待ちしています。
土星のバッグチャームのカラーバリエーションを増やしたので、またお知らせしますね。

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ウェブショップにUPしています。こちら、ヒツジフエルト縮絨室にも皆様のお越しをお待ちしております。
瞳に天然石を使うこと、そして何時間もかけてしっかりとかたくフェルト化させることで、丈夫で長持ちする作品をと考えて制作しています。使わなくなってもお守りとして持っていられたり、人に受け継いでいただいたりと「アンティークになっていく作品」を目指していて、ぜひぜひ実物を手に取っていただければ。

理科系雑貨研究所
阪急百貨店うめだ本店10階にて本日よりスタートしました。
天体観測展と同じ場所で、アイテムはガラリと変えてお届けしています。「硬質なフェルト」を表現しているシープ鉱石ブローチ、好評いただいている球根ブローチ、幸運のシンボルとも言われる双葉のオブジェstrange plantsなどなどお届けしています。上記リンクより作品ラインナップをご覧くださいね。

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作り手の自分ができることって、作品を作ってみなさんにお届けすること。お客様にアイテムを買っていただくこと。そのために、自分が「いいな」「作りたいな」と思えるものを自信を持ってお届けしたいと考えています。自分に(=作品に)自信を持つってなかなか難しいことで、年に1回ちょこっと思えればいい方かも?だからこそ、「自信を持って」とあえて言葉にして、ハードルを上げていくスタイル。笑

近年はご依頼を頂いて催事に参加したりすることがほとんどです。自分を信じてご依頼くださる方々のために、会場やウェブショップという舞台を用意してくださる方々のために、お客様に喜んでいただいてお買い上げいただくために、自分のために尽くしていくだけ。一人でやっていても、人の存在がものすごい力になっています。いつも、本当にありがとうございます。まだまだお返しができていませんが、これからもがんばろうと思います。ウェブショップ、催事共々、どうぞしくお願いいたしますね。

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完売アイテムのうち、こちらの地球と土星のバッグチャームは、JAMPOTにて7/7から始まる天体観測展にて追加納品致します。

天体観測展の後は同じく阪急スークさんにて催事「理科系雑貨研究所」に続けて参加いたします。作品ラインナップは明日か明後日にはUPできるようにがんばりますね。
徹夜明けの今朝、無事こちらの発送を完了しました。GWに東京で参加させていただいた理科系雑貨研究所とはラインナップをガラリと変えてお届けいたします。「ヒツジフエルト縮絨室/ブンシツ(分室)」のお披露目もここで行います。理科系雑貨研究所にもぜひ遊びに来てくださいね。

Porte Bonheur

2017.4/19

幸運を

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実は月よりも小さな星なんですよ。

ラテン語ではPluto。ローマ神話・冥府の王プルートに由来します。太陽系最深部に存在している冥王星を象徴するにふさわしい名前です。
ハート型、または鯨の尾にも似た模様が特徴。きっと、羊の夢を見るシロナガスクジラが住んでいるのだと妄想しています。

発見は1930年。近年までは太陽系第9惑星とされていましたが、2006年に太陽系惑星の仲間から外されました。現在では太陽系外縁天体内のサブグループ(冥王星型天体)の代表として”準惑星”に区分されている天体です。
準惑星になった理由としては、近年の太陽系研究の進歩で冥王星に似た大きさの外縁天体が次々と発見されたことなどが挙げられます。
(※外縁天体=海王星軌道よりも外側を回る、オールトの雲と呼ばれる領域に属する天体のこと)

公転の仕方が他の惑星とは随分と違います。
他の惑星は黄道面と呼ばれる仮想の平面にかなり近い面を公転しており、軌道の形は真円に近いのに比べ、冥王星の軌道は黄道面から大きく斜めに傾いていて離心率が大きいのです。このことにより、冥王星の軌道の一部が海王星よりも内側にくることがあります。

とはいえ、こういった区分は人間が勝手に決めているだけのこと。太陽系第9惑星であろうが準惑星であろうが関係なく、今も昔も変わらず冥王星はただただ存在しているだけで、そのことに私は心を打たれます。冥王星にとっては「何勝手に区分してんのよ」って話ですね。

2015年に探査機ニューホライズンズが訪れるまでは接近観測を行ったことがなく、データ解析も現在進行形で不明な点がまだまだ多い星です。ニューホライズンズが行った撮影によって、ハート型にも似たトンボー領域内にあるスプートニク平原など鮮明な画像が公開されました。それまではぼんや〜りしたアイスの実みたいな画像しかありませんでしたので、「これで惑星コースターにできる!」と、とってもワクワクしたのを覚えています。コースターにはもちろん、特徴的な鯨の尻尾(またはハート)のような模様を入れています。14等級以下であまり明るくない星で、落ち着いた少し明るめのブラウンをベースに仕上げています。
準惑星なので、台紙などのフォーマットは同じですが標本箱セットのみに入れていて、単品販売はしていません。

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久しぶりに復活、太陽系コースターのご紹介。あとは海王星と太陽ですね。宇宙のこと、星のことを学んでいくと、「私たちは何も知らないんだ」ということに改めて気付かされます。知ったふうに過ごしているけれど、私たちは何もわかっていなくて、わからないまま放り出されて生きている。そのことが嬉しいのです。聞きなれない言葉が並んで退屈な方もいらっしゃるかもしれませんが、なるべくわかりやすく書いていきますのでお付き合いいただければ幸いです。

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たまごの秘密展 無事終了いたしました。

お越しいただいた皆様、お買い上げくださった皆様、告知にご協力くださった皆様、JAMPOTオーナーさま、ありがとうございます。
日々の制作を続けるにあたり、個人的に御世話になっている方々にも改めて御礼申し上げます。
“パスハのたまご”は引き続きJAMPOTさんにて販売させていただくことになりました。他にも常設作品のブローチなどいろいろございますので、よろしければご覧くださいね。

JAMPOTさんとはお店のオープン以来の長いおつきあいです。今も変わらず作品をお届けすることができて嬉しいです。年に何本もの企画や百貨店出店など、私たち作家を一人では辿り着きにくい場所へと連れて行って下さいます。
どのショップさまにも言えることですが、私が実店舗に納品し続けるのは、お客様に実際に手にとってご覧いただきたいのが一番。無名の作家を初期からずっとお取引してくださるお店に恩返しがしたいという思い。そして作家としても鍛えられる場であること。
近年は特に若い作家さんたちのセンスやパワー、技術にとても刺激を受けています。素晴らしい作り手さんがたくさんいます。生き残りの競争とまでは言わなくても、ただ長いこと続けてきただけで自己満足してる場合ではないよな、と身が引き締まります。なにごとも勇気