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ヒロタが綴る日々の出来事

ラムココア

2018.2/3

さて土曜日。10年ぶりかに家でココアが飲みたくなって、バンホーテンのココアを買って夜な夜なミルクパンで魔女の如くココアを練っている。マグカップに移しやすい柳宗理のミルクパンは10年選手で、4度目の引越しにも一緒にやってきた。かき混ぜる泡立て器は確か100円で、学生時代カフェで働いていた友達がうちでミルクレープを作ってくれることになり、挟むクリームを作るために急遽買ってきてもらったものだ。今夜はちょっぴりラムを入れて、ラムココアにした。少し体があたたまるだろう。生きていくことは自分自身も持ち物も年を重ね思い出を重ねるということだ。

新しい工房の台所は換気扇がフード型で、何せ生まれて初めてという世間知らずさで、フィルターなるものがあることを初めて知り、先日フィルターを買ってきて四苦八苦取り付けた。フィルターを知らずに今までよく生きてこれたものだなと我ながら思う。

white box

2018.1/31

このたび工房を引っ越しました。

より制作に集中できる環境と場所を探しいくつも物件を見てまわった中、入った途端「あ、ここいいな」と感じた所に辿り着くことができました。一緒に回ってくれた不動産屋さんも納得の一件。
去年は、踏ん張ること、自分がどこまでやれるのかということ、そして「引っ越す」という明確な意思を持って制作に打ち込んだ一年でもありました。おかげさまで、一つ一つのお仕事に取り組めたかな?というのが実感です。

ずいぶん長い間、「甘ったれ」という言葉と「なんでも一人でやらないといけない」という思いに勝手に取り憑かれていて、それは自分をたくましくしてくれた大切な期間でした。ですが、なんでも一人でやるだなんて傲慢なのではないかとか、人に頼るべきところは頼った方がいいのではないか?とだんだん思うようにもなりました。トリツカレが行きすぎて何でもかんでも閉じ込めてしまった自分を、なんとか出してやりたいと思いました。いいところも、ナイフのように鋭い部分も含めて。閉じ込めたところで意味はない、ということに気づいたからです。
引越し先にも運び込んだ大きな作業台は買った時自分一人で組み立てたのですが、今回解体するのを手伝ってもらった際「こんな重いものを一人で組み立てるのは危ない」と言われて、確かにそうやなあと。当時は頼りたい人はいたけれど頼れる人はいなかったし、一人でやることに意地になっていたのかもしれません。
いろんな期間を過ごしてきたからこそ、今の場所にたどり着けたのだと思います。人の助けによってもここに来れた。ご都合主義かもしれませんが、結果的に最大の恩恵を受けたということだけは事実として受け止めたいところです。

ここからまたどんな毎日を過ごし、どれだけ作品を創り出せるだろうか。変わらず変わってまたはじまり。

日々の制作、催事、納品、ウェブショップなどは通常どおり365日営業しております。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

やりたいこと

2017.12/2

くまキーケース-ソラマチ.jpg
くまキーケースも並んでいます。

1/26~2/22 神保町いちのいち東京ソラマチ店単独出店
現在、好評開催中です。作品ラインナップおよび詳細を更新しております。どうぞご覧ください。

空の街とは素敵な呼び名だ。

420

お正月は過ぎましたが、引き続き幾つかお鏡餅のオーダーを頂いていて制作中。
大きなサイズで(高さ12cm)串柿も作って欲しいとのことで、そのようにおつくりしました。フルオーダー作品です。串柿は布フェルトの技法でつくり、ホワホワとした仕上げにしました。竹串では風情に欠けるので、柳の枝は乾いたものを仕入れて水に浸けて戻し、枝の形を整えてから再び乾燥。
縁起物としてお鏡餅に串柿を飾るのは関西でよく見られる風習らしく、「ニコニコ(2個2個)仲睦まじく(中に6個)」の語呂合わせらしいです。関西らしい。北陸人の私は知る由もなく、今回依頼を受けて勉強し、初めて知りました。今までにない制作は好奇心を刺激する。
あとは手直しして発送。どうぞ気に入っていただけますように。
さて次は、来月の新百合ヶ丘店催事の追い込みが始まります。たくさんつくろう。

今年もyayoiさんにポートレイトを撮っていただきました。毎年この季節になるのがまたご縁だなと思います。年に一度の定点観測。

天体観測展が始まり、いちのいち多摩センター店出店も始まり、昨日は12/2からの冬のおくりもの展の納品を済ませ、個別オーダーの作品3件を制作・発送し、今日は心臓ブローチの追加分制作でした。こうして日々のカオスを整理して書いてみるとなかなかのスケジュール。心臓ブローチ、血管が小さくて細かいので時間はかかるけれど「ゆっくり、速く」を思い出しながら一つ一つ形にしています。明日にはケリをつけなければ。
作品を発表するときはいつも本当に怖いです。表現の世界って怖いです。
この怖さをこれからも大事にしたいなと思います。

今年一年もおかげさまでやることがたくさんあり、答えは出ないとしても考え続けることも複数あり、搭載量オーバー気味で歩いてきましたが、そんなことはどうでもいいやと思えます。それは「好き」の搭載量もたくさんだからかもしれません。守り守られる間柄はそこここにきっと。

根っこは単純なのですが、どうやらややこしい部分もある自分とどう関わるか模索しながら関わってくれる人たちというのが存在していたりして、その気遣いをしていただいているという自覚を持って人と接していきたいなと思う昨今です。あとは無力であることを自覚すること。これからものづくりを続けていく上でも、生きていく上でも、人と関わることは真剣に考えて実行していかないといけない、かもしれないなあ。

さかさま白鳥

2017.11/21

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はくちょう座のブローチ
久しぶりに復活。今回は右の翼に一粒光る石がポイントです。
時間のかかる作品ではありますが、マイナーチェンジをしながらつくり続けていきたい。
11/24-12/25天体観測展のお知らせをUPしました。
12/11からは地球バッグチャームを東急ハンズ心斎橋店さまにて販売開始します。また、遠方の方にも手にとっていただけるようにJAMPOTさんのウェブショップでも地球バッグチャームのみ通販をいたします。通販は12月上旬予定からオープンです。日時の詳細はまたお知らせいたしますね。
先週は天体観測展の締め切りや友人の一周忌などいろいろありました。今週も追い込みで、来週にはkockaさんの冬のおくりもの展の締め切りがあったり、ウェブショップの受注分の制作があったり、心臓ブローチの追加制作があったり。冬のおくりものは3年連続でお呼びいただいて、毎回楽しみにしている展示のひとつです。
こうやって日誌に書いてやることを整理しているような。
先日北海道から届いたじゃがいもをおすそ分けしていただいたので、今日は肉じゃがにしてみました。

とは、中根東里の言葉。
「楽しむ」の中にはきっと苦悩も含まれるのでしょう。

ひたすらに手元を見、脳内の地平を見てだけいる気がします。
空を見て森を見て冬の浜辺を見ることに憧れていても、憧れを実現するにはもっと力が要ります。
先のことはわかりません。さてさて

なるべく健康に、なるべく長生きするつもりですので、どうぞよろしくお願いいたしますね。

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スマートフォンケース
池袋店で完売してしまったポケットタイプのねこくまケース、今回もお作りしました。
(お早めのお越しがおすすめです。)
そんなこんなで、
詳細と作品ラインナップをUPしました。画像のアイテムはこちらに並びます。上記リンクよりご覧くださいね。


お腹が空いたら土鍋でご飯を炊いて食べて、あとはゆで卵を茹でるのだ。
十一月第2週めはウェブショップに新作をUPして、天体観測展の追い込みに集中します。今回は中崎町本店と東急ハンズ心斎橋店での同時開催。ハンズでの作品展開は初となるのでドキドキしています。いっぱい作ろう。

十一月は特別な月。

アルパカパカ

2017.11/4

天体観測展、冬のおくりもの展、いちのいちグランスタ丸の内展催事の追い込み前の、ウェブショップの新作制作日。大学の先輩から受け継いだ大量のジャコブがなくなったので、アルパカのストックを使って試作してみた。ウールを混ぜなかったけれど羊毛と同じくらいしっかりと縮むし、ぬめり感のある質感に仕上がって面白い。素材はちゃんと聞くとごまかしなく答えてくれる。

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夜の博物館展、終了いたしました。

「心臓のブローチ」完売しました。
本当に本当にありがとうございます。

「技術がないとできない造形で、私ならではの表現でとてもよかった」と店主さまに言っていただき、結果もあわせて本当に作ってよかったなあと思います。思いがけないご褒美のように言葉で伝えていただけると勇気が湧いてきますし、励みになります。
お問い合わせもたくさんいただきましたので、今後も引き続きJAMPOTさんとJAMPOTさんのウェブショップで心臓ブローチを取り扱って頂くことになりました。とても手間のかかる作品ですので少々お時間をいただきますが、納品について詳細が決まりましたらお知らせいたします。どうぞよろしくお願いいたします!
神保町いちのいち池袋店さまに続き、11/17からはいちのいち多摩センター店さまにて単独出店の催事が始まります。本日大量の作品たちを無事発送しました。今回も盛りだくさんで130点あまりお届けしています。作品ラインナップはまた近日中にお知らせいたしますが、注目作品はお正月のお鏡餅(大・小)。昨年末にウェブショップで受注を行いご好評を頂いたアイテムでしたので、いっちょたくさん作ってみようかなと思いまして。気に入っていただけるといいな。
神保町いちのいちさまとのお取引はここ2年ほどで、毎回たくさんの作品を作らなければならないのでものすごく鍛えられます。数をこなすっていうことはそれだけ技術が上がるということ。大きな出会いのひとつです。
ウェブショップにて、お客様から感想と届きましたメールをいただくことが増えてきました。一言一言がとっても嬉しいです。もちろん、さらりと買ってさらりとお届けする便利なツールとしてウェブショップを気軽に使っていただければ、と思っていますが、改めて言葉で感想を頂けてわかることがとても多いです。ありがとうございます。
ただただ作品をつくる日々。この日々を続けて続けて、どこに行けるんだろう。立派な目標も目的もなく、なくてもよくて(あるとしても内緒で)、何がしたいのかといえば「つくっていたい」。そして好きな人たちと心地よい時間を過ごす。
私もまた、まっとうに生きようとした結果真面目に生きることをやめたのかもしれない。

 昨日10/23(月)の午前にお花のブローチについてお問い合わせいただきましたお客様。お送りした返信メールがこちらに返ってきてしまいました。もしこちらをお読みいただけましたら、恐れ入りますがご連絡のつくメールアドレスをお知らせいただけますよう、お願い申し上げます。