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ヒロタが綴る日々の出来事

いっぷく

2019.11/2

自家焙煎の珈琲豆屋さん・máni coffeeに行ってきました。庄川の道の駅内にあります。道の駅で買った糀のプリンは濃厚でやわらかタイプのもので美味。昔ながらの固めプリンもあるといいなあ。(希望)

道の駅のフードコートでもこちらのコーヒーが飲めました。酸味が少なくてさっぱりとおいしい。

庄川の特産品柚子のロールケーキ。あっさりと甘み少なめで好みでした。次はチーズケーキを食べよう。フォークも素敵です。

今月の制作は3店舗分。おしりに火がついた日々の中にありつつもこんな時間を持ててほっとしました。好きなものを見つけて教えてもらって自分を守る。知る。動物たちのブローチはもう何年も創り続けていていますが飽きることはなく、動物の表情にもっと集中して「いい顔」を探求しています。美しい、静か、といったキーワードが今の心の中にあって、そこをやりたい。

まるい光の正体は、薄くなって穴が空いてきた障子からの日差しだった。張り替えなきゃ、でもちょっと惜しい。

田舎の暮らしは朝、昼、夜の雰囲気がまったく違います。夜は真っ暗で怖いものなんだ、という動物的な感覚を久しぶりに体感しました。もこもこのベッドに潜り込んでよく眠り、自然と早起きになる。お天気のいい朝の美しさには胸を打たれます。

グランスタ丸の内店さまの制作が始まりました。ここのところは黒猫づくり。白猫もつくりたい。

お引越し

2019.10/27

賃貸ではオブジェと化していたパーフェクションストーブは幾度となく住まいを替えながらも一緒に連れてきていました。ようやく使えるようになりうれしい。芯も交換済みで暖かく快適です。

この度、富山に住まいと工房をお引越ししました。静かな環境の中で毎日を過ごしています。暮らしと制作に集中していきたいなと何年か前から思っていて、様々な条件とタイミングが合わさり今回のお引越しとなりました。関西で仲良くなったいろんな人たちに送り出してもらったことがとても心強く、自分の軸がしっかりとある感覚です。自然に囲まれた環境でお客さまにより楽しんでいただけるようなものをつくっていけたらなあと思っています。

さあ、今日は何をつくろう。

秋のすがた

2019.10/22

神保町いちのいち神保町店さま催事、そして夜の博物館展、無事終了しました。ご来店くださったみなさまありがとうございます。次は12月に神保町いちのいちグランスタ丸の内店さまにて単独出店させていただきます。詳細はまたUPしてまいりますので楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。

今日は即位礼正殿の儀でしたね。古事記や日本書記、枕草子、源氏物語、そして宮中の着物などが好きなのでかなりしっかりと中継を見ていました。あとはお洗濯と納屋の掃除と庭木の剪定と新しい工房の窓ガラス拭きをしました。内側からと、外側からも三脚を立てて本気掃除。窓をぴかぴかに磨くと気持ちもすっきりします。無心で体を動かして結果の出る作業はシンプルに元気が湧いてくるものです。明日はオーダーの制作が2件。グランスタ丸の内店さまの制作も始まります。今期も静かに飛ばしていきたい。これは最上の喜び。あとは取っておいたグラタンを明日こそ食べる予定なので本気で楽しみにしています。

ねずみ年 2020年賀状受付スタート(11/24 24:00まで40%早期割引)のお知らせをUPしました。

今回もモチーフの制作をさせていただきました。ねずみらしさとおめでたいイメージをポップな作品へと仕上げていくのはとても楽しい。チーズねずみ合わせて全部で9種類のデザインからお選び頂けます。11/24の24時まで注文いただくと40%offとなります。どうぞよろしくお願いいたします!

ÉCHIRÉ

2019.10/13

フランスのエシレバターのお菓子をいただきました。エシレがお菓子を作っていることを初めて知ったのと同時に懐かしくなりました。

田舎で生まれ育った私は、オリーブという雑誌で木のカゴに入ったバターというものがあることを知りました。十代の終わり頃だったでしょうか。「こんな可愛らしい感じで?バターが?」あるらしい。田舎にエシレバターを置いているお店はそうそうなく、大学進学で引っ越してきた京都の明治屋でエシレバターの実物を見て芸能人に会ったときのごとく興奮したのを思い出します。見た目よく味も良くたまげました。田舎になかったものが現実にあるんだというドキドキは年齢とともに随分と落ち着き、それは少し寂しくもありますが、ここからは引き算と選択が進んでいくのかなという予感がしています。でも、街で欲しかったものでも手に入れられなかったものはたくさんあってそれが悔しいという思いも強く残っています。力及ばないとか、タイミングとか。いろいろな悔しさをバネにしてまた10年ギラギラとしてみたい気持ちもあります。どうなるかはさっぱりわかりませんが、わかりませんと言い切りたい。

白い秋

2019.10/11

実家に行くと、庭には白い花が咲き乱れていた。名前もわからないその花は、私が何年か前に母の誕生日に贈った鉢植えを地植えしたものだそうだ。根を下ろし、増えてゆき、毎年秋になると咲くようになったらしい。
居間から見えるその風景に、切り花にして玄関に活けるのも勿体ないような気がしてそのまま風に揺れ雨に降られている白い花を見ていた。
先だっての台風で落ちに落ちた柿の葉を竹箒でてみに集め庭の草木が植わる場所に肥料として撒く。腐葉土となり栄養となっていくだろう。
わたしは自分を守るためなのか真面目な話になるのが照れくさいのか時に道化のように茶化すことがある。大人はやさしいのでここ何年もその事を指摘してはもらえないし、されたくなさ過ぎて何年もわたしはそれをなるべく避けてきた。気まずい。しかし家族は家族なのでそれを忌憚なく指摘する。

此処にもわたしが住まいを変える意味があるのかもしれない。白い花は変わらず揺れている。

夜の博物館

2019.10/11

夜の博物館展開催中です。赤の心臓ブローチは完売しました。ありがとうございます!その他のアイテムはまだございますのでじっくり見ていただけると嬉しいです。

※明日12日は台風接近のため臨時休業となります。13日は営業予定とのことですのでお気をつけ下さい。どうぞよろしくお願いいたします。

心臓のブローチは3年ほど前にデビューさせて現在に至ります。ショパンの心臓がワルシャワの教会に眠っているということを知り、また「心臓ってすごいよ、こんな風なしくみで動いている。臓器ってよくできてる」というお話を聞いてむくむくと興味が湧き、つくろうと思いました。画像や写真はたくさんあれど、立体感がよくわからなかったので理科模型を入手して研究。ブローチにした時のサイズ感や立体感、色などあれこれ考えて3色展開となりました。静脈・動脈のパーツを5つつくり、ベースの心臓に取り付けてバランスや形を見ながら良い感じに仕上げます。

そして肺のブローチは今回初出しの新作です。臓器シリーズ第二弾がやりたいなあというのが最初の動機でした。肺の表面は段々になっていて、上葉・中葉・下葉とそれぞれ名前が付いています。

画像だとちょっと見えにくいですが、実物を見ていただくとうっすら段々がついているのがわかるかと思います。

体内では両肺のあいだ辺りに心臓があります。心臓は左に寄っているのでその関係で右肺に比べて左肺がちょっと小さくへこんでおり、そこも意識してつくりました。

あと、心臓・肺ともに言えるポイントとして「静脈・動脈・気管支の切り口」という地味ポイントがあります。ここの色もぜひご覧いただけるとうれしい。

ヒツジフエルト縮絨室のくま・ねこスマートフォンケースはポケットが付いているだけ。そのかわり(?)、フェルトの動物たちが前面に主張しています。これは正直に言うと自分自身がファスナーとかボタンとか付いていないシンプルなほうが出し入れしやすい、というズボラな精神から来ているのだろうなと思います。このアイテムはスマートフォンのお家というか、居場所というイメージ。作りはしっかりと長持ち仕様で、付属のメンテナンス書をご参考にお手入れすれば更に長く使うことができます。

・超シンプル

・でもなんか目立つ

・作りはしっかり

というこだわり。

スマートフォンケースから始まって、今ではサイズを変えてiPadケースやMacBookケースのオーダーもよくいただくようになりました。今はcreemaだけでオーダーをお受けしていますが、工房引っ越しと繁忙期が落ち着いたらヒツジフエルトのウェブショップでも出していきたいなあと思っています。

(もちろん蓋つきハンドル付き、ポシェットタイプなどご依頼があればそういったタイプを作ることはあります)

そんな(作家が)ズボラなスマートフォンケースは神保町いちのいち 神保町店催事にて期間限定で展示販売中です。10月3日までですので、よろしければぜひぜひ遊びにいらしてくださいませ。

羊の庭

2019.8/31

実家で仕上げ作業をしたので、いつもと違う撮影ができました。

今日の晩御飯は何を食べましたか?わたしは心太と梅ひじきのご飯、そして麦茶を飲みました。今日は野菜の日だったそう。次の制作に向けてあれこれご連絡と新作のモチーフをリサーチ、オーダーの内容をノートにまとめて今日はぼちぼちと進みました。ネットを見ていたら「ミルクコールドブリュー」なるものの作り方が載っていたので今夜仕込んで寝るとします。