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ヒロタが綴る日々の出来事

雑貨作家cotylifereまゆみんのアトリエに遊びに行く。

お土産には柳月堂のパン。

丁度お昼時に行ったので、ランチをご馳走になりました。
おうちにおじゃまして、作ってくれたごはんを食べるのは
とても楽しい。そしてとても美味しい。

テーブルセッティングが終わると食べることもそこそこに
撮影大会に入ってしまうのはもう定番。

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メニューは野菜沢山のトマト煮込み、サラダのアボカドディップ添え、
そしてパンたち。いれてくれた冷たい紅茶も美味でした。

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撮影するまゆみんをさらに撮る。

ものづくりを生業とする友人がまわりに多く彼女もその一人なのですが
作品に対する真摯な姿勢やこだわりにはいつも頭が下がる思いです。

ものづくりを生業としているからこそ見えてくる物事。
例えばものを大切にすること。
無駄のない暮らしでありながらも心のゆとりを忘れないこと。
日々を楽しむ努力。
穏やかでゆっくりとした時間を大切にしようとするには
並々ならぬ覚悟とこれまた並々ならぬ努力が要ること。

これらのことは私たちが共通する想いでもあります。
努力と勇気と覚悟の果てにあるものが
本当の意味での「ゆとりある、日々を楽しむ暮らし」なのだと。
ただのんびりしているだけでは
ほんとうのゆとりある暮らしは創ることはできない。
自分にとって何が無駄で何が無駄でないのかを日々見極めて
例えばテレビは要らなくてもテーブルクロスは必要であるとか
美しいものを部屋に置くことは必要だとか そういった
自分自身のものさしを創っていくことが大切なのではないかなあ。
世の中で「それは普通だろ」と思われている価値観(ものさし)って
案外脆いもの、根拠のないものであったりします。

そんな話や他のお話、あれこれ楽しい会話を楽しみつつ
制作のことも話しつつ、ゆっくり時間をかけて食事を頂きました。

また遊びに行くね。
そして今度は私の家で和食を食べましょう。

言葉にしなければならない物事があるような気がして
でもそれが一体なんなのかが分からない時もある。

今日は「うたうみずうみ」の象徴ともなる作品にとりかかる。
何回も絵に描いて、考えて、でも
実際に作業にとりかかるのは正直怖い部分もあった。
これは鞄の制作で、鞄となると使う人のことだとか
使い勝手だとか様々なことを考えなければならない。
また、作品は考えようと思えばどこまでも考えられるから
「果たしてこれでいいのだろうか」と自分に問いかけもする。
けれど時間は無限ではないから、どこかで線引きをしていかなければ
永遠に作品は出来ない。
この線引きにいつも苦労する。
夜になって決心がつき、じっくりと丁寧に作業を進めていった。
大体のフォルムは決まったから、明日はこれに模様を入れよう。
納得できる作品になりますように。
たったひとりでもいい、誰かに伝わりますように。
祈るような気持ち。

世の中に便利なものが増えると、一見生活が楽になるようにみえて
実はその分やることが増えて余計に忙しくなるような気がする。
私は忙しいのは好きではないから
自分に必要なもの いらないもの
がんばる時間、ぼけーっとする時間、眠る時間
いつも毎日を見つめながら暮らしていきたい。
なんだかそんなふうに思った今日でした。

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DM用の写真が約50枚上がってきた。
さくさくと選んだのは5枚くらい。
DMにはならないにしても写真として気に入ったものも数枚あった。
これくらいの枚数を撮って使えそうなのはいつも1〜2枚。
今回はちょっと多いので嬉しい。
この5枚から更に推敲しなくては...
悩むー。

夜は夜でラーメンズの”プレオープン”での台詞
「おがくずで〜す」が脳内から離れず、これまた悩む。
世の中には同じ時代に生きてて良かったなーと思える人達が
何人かいるけれど、彼らはそのうちの二人。
そして昨夜アパートの玄関先で見たシュールな光景も頭を離れず。

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私のたんぱく源はほぼお豆腐。
元気の源は豆製品と甘いものと美味しい紅茶。
今日の夕ご飯は鰹節がけの冷や奴と、たたいた梅を乗せた冷や奴でした。

お豆腐、お醤油、塩、砂糖はなるべくよいものを選びますよ。

今日は仮写真撮影、事務仕事、作品のデッサン。
これをちゃんとやらないと制作には進めませんものね。
事務作業は苦手だけど、がんばってます。たぶん。 デッサンは好き。

夜は個展のために制作した立体作品の形を修正。
気に入ったフォルムができるまでスチームをあてていく。
DM用の作品でもあり、明日本撮影予定なのでおめかしです。
DMは人に展覧会のイメージを伝える大切なもの。気合いが入ります。
見た人にはよく大きな作品だと言われるのですが
私の創る立体の中では小さい方。
大きい作品はそれだけで目立つし、雄弁に語りやすい作品になる。
小さいサイズの作品でどれだけ人に伝わる空間構成ができるか・・・
良い課題をもらったと思っています。

こんばんは。
今日も暑い一日でしたね。
周りでは夏風邪が流行っているようです。くれぐれもご自愛下さいね。

先日納品したお店さんがたが、作品のご紹介をして下さいましたよ。
お知らせのページでご覧下さいませ。

暑くても移動手段は専ら のんびり自転車。
暑くたって、音楽を聴きながら川沿いを走れば気持ちがいいのです。
電車移動だと遠出は楽しいけれど、ちょっと四条まで という時
あっという間に着いてしまって、何だか風情が感じられない。

夜、外の気温は下がるのに、室内の気温はあまり下がりません。
北と南の窓を開けて風は通り道を確保しているはずなのに
建物そのものが熱を溜め込んでいるのでしょう。
それでも制作・掃除・料理をしていなければあまり暑いと感じないので
今年もなるべくエアコンなし生活で行きたいと思います。

こういう暮らしをしていると時々思うことなのですが、
友達の多くは結婚をし、出産をし母になり 父になり
会社勤めも長くなって昇進したり忙しくなったりと
私が思う「大人」になっているように感じます。
私自身は、会社勤めをしたこともあるけれど 
現在は もう何年も変わらず 制作をする日々。
いわゆる”普通の社会生活を送る”という能力が欠落している。
制作は私にとって自己表現手段であり、生業でもあるもの。
私がここに居てもいいという証。
たまに道楽で創る作品もあるけれど
ものづくりは遊びじゃあない。
隣の芝生は青く見えるもの。
私だって隣の芝生は青々と茂って見える。
だから、どっちも同じなんだと思います。
自分の選んだ道に責任を持って一生懸命歩いていくこと。
隣の芝生を羨む前に、やるべきことがあるはず。

Run

2008.7/9

実家から京都へ。
気持ちの切り替えがスムーズにできる人間ではないのですが
今回は割と早めに京都モードに戻ることができました。

富山での打ち合わせは実りあるものでした。
そして楽しさが増した分だけ、責任や気合も増しました。
スタッフ皆さんが良い方で
久し振りに訪れた織館の空気はやっぱりよくて
心配していた什器もいろいろと使えそうで、嬉しい。
心地いい空間にするために展示方法をしっかり考えなければ。
悩み所、考え所、頑張り所です。

乗り越えられない試練を天は与えないらしい。

無駄な力は抜いて
無駄のない力を作品に注ぎ込もう。

sleep and keep.

2008.7/8

近くなればなる程に、
人同士は本当の気持ちを話せなくなる気がする。
それがいいことなのかどうなのかはわからない。

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穴はふさぐものではなく のぞき込むもの
(河岸忘日抄より。)

展覧会の打ち合わせを兼ねて富山へ行ってきました。

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夜になると蛍が集まってくる

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何せこのような所です

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帰り際に
庭の紫陽花を生けてきました

go to Toyama

2008.7/6

2008年7月6日、3:06AM
昼間は用事があって身動きとれず。真夜中になって、ようやく打ち合わせのために富山へ行く荷造りをする。作品ファイル、作品写真、参考作品、資料、会場の様子を撮るためのカメラ2台、スケッチブック、アトリエの更新書類、洋服、化粧品少し、洗面道具、常備薬、本。大きな荷物になり閉口する。持っていく作品が思いのほか大きいのだ。立体だし。実家から(勝手に)もらって帰るお土産を入れるスペースはあるのか? それからもっさんの水を多めにやっておく。洗い物もしておかないといけない。 はあ。 旅に出るのは好きだが、どうしても億劫になってしまうのは準備が苦手だからだ。それでも何とか荷造りを終えた。すごく疲れた。 そして明日の朝食で、冷蔵庫に入っているものを食べてしまわなければならない。すごく眠い。気を失いそうだ。明日起きられるか不安である。

Prose

2008.7/5

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布 糸 素材 染める
そして羊毛で 私が観たいと思うものを創る

心に残し 刻みつけておかなければならないものたちを
ずっと在り続けるものを
淡いひかりで曖昧に優しく包む存在を
見えないもので包まれている事を
微かな切ない望みを

創るという行為はとても贅沢で我侭な事。

一本の道が、今なら見えるし
本当は以前からちゃんとその道に立っていた。

生きている限り終わることのない日常への
切なさと愛おしさを込めて

こんばんは。
今、作品に使う布を染めていました。
きれいに染め上がる事を願いつつ 嬉しいことがあったので
真夜中の書きもの。

sajiことサジマミキは、大学からの友人であり
2002年から始まった 参加型お手紙ユニット”クレイヨン郵便”の相方です。
彼女がsaji letterに私のリニューアルサイトのこと、作品のことを
書いてくれました。

ここに書いてくれている通り、
お馬鹿なことから真面目な話まで出来る最高の友人です。
私がどんなにへなちょこでも おまぬけでも
遠くで または近くで応援してくれる。

伸びやかに弧を描く絵筆が心地よくて、色づかいがふわりと楽しく
時々出てくる不思議なキャラクターたちが笑わせてくれる。
やわらかく幸せな気持ちになる世界を描きます。

大学で美術を学んでも、
卒業すると多くの人が表現者とは違う職業に就きます。
そんな中で、彼女はイラスト、私はフェルトを通して
時には立ち止まりながらも、互いにずっと表現の道を模索してきました。
だからこそ生まれた クレイヨン郵便。

・・・さて。

夜も更けてきました。
私もがんばらなくては。