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ヒロタが綴る日々の出来事

2008.12/27

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オーダーその二。モバイルケース。
型は新たに起こす。素材は上質のメリノウール。
紐もループも本体部分と一体化、縫い目なし。
美しいモカのレース地をフェルトに絡ませて、
フェルトメイキングの技法をふんだんに使用。
オーダー作品は普段、サイトに載せないのだけど
(Webではオーダーをしないので)
たまにはいいか、ということで。
載せていない作品ってかなりあるんだよなあ。

作品が仕上がったのちの、
まだ乾いていない時の匂いが大好きだ。
あたたかいウールの匂いは、
干し草に似ている気がする。

手仕事があるなら、きっと私は生きてゆける。 
悲しい出来事も、切ない物事もすべて天に昇ればいい。
私は沢山のものごとを抱えられる質ではないのだから。
見つめるのは現在と、少し先の未来。

 

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今年最後の制作その一。
某ご隠居様からのご注文で、パイプ煙草に草を詰めるときに使う
タンパーと呼ばれる棒を入れるケース。
その方のタンパーは何とも色気があるデザインで、
女性のふくらはぎからつま先までの足の形をしていた。
木工の作家さんの作品とのこと。

自分で染めた羊毛と、染めていない茶色の羊毛をそのまま使って制作。
蓋を開けると濃いブラウンが見えます。ちょっと不思議な形。

パイプ煙草の似合う方ってなかなか素敵。
(市販の煙草よりも煙たいのですが。笑。)
私はパイプは嗜まないけれど、
今度フランスに行ったら紙巻き煙草をしてみたい。

日本じゃちょっと似合わない感じ。

何はともあれ

2008.12/24

 
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浮かれるのも素敵なことです。
皆様、良きクリスマスイブをお過ごしください!

しわっす

2008.12/23

↑どこかからパクった12月の挨拶。
躊躇せず、元気に言うのがポイント。

旅の疲れがなかなか取れません。
流石に二十代とは勝手が違いますね。
瞬時に判断し行動する、センサーが鈍ります。

クリスマスイブは明日なのに、
早々と差し入れのケーキ第一便やタルト、お菓子を頂き
もうクリスマスを堪能したような気分。
サンタクロースは何人も居るようです。笑。嬉しいな。
なんだかんだいっても、やっぱり毎年楽しみ。

「もう今年も終わりですね〜」

何処かしこで、この台詞が挨拶がわりの様になっています。
この挨拶とほぼセットになって、テレビの話を振られます・・・
まったくわかりません。

制作は勿論
音楽を聴いたり映画を観たり
洗濯機の水のまわる音や
外を車が通っていく音
コトコト煮物の煮える音を聴いたり

色々と忙しいのです。

「今ぼんやりしてるから忙しい。」

子供の頃、母がよく言っていました。
その性格は受け継がれている様で。
母は今のほうが、ちゃきちゃきしています・・・すこし残念。

豆まめ日

2008.12/20

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旅の目的の場所

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お豆と野菜がたっぷり入ったキッシュ

中味

ひよこ豆
里芋
玉ねぎ
じゃがいも
パプリカ
芽キャベツ
ベーコン   などなど

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お豆と茸の具沢山スープも

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みんなで作って、食べる。

生きるって、こういうこと。

日々はたらいて、
美味しいもの作って、食べる。
で、寝る。

心のかよった食べ物は、ひとを幸せな気持ちにする。
自分にとっての心のかよった暮らしとはどんなだろうかと考える。

何かをクリアすると、次の何かがほしくなる。
欲とは尽きないものなのだということを、あらためて知る。
それってゆるされるものなのかしら?(何に対して?)

旅にでた

2008.12/19

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フレンチのビストロにて

パナシェ
鴨のポアレ
豚足と野菜のサラダ
うさぎ肉とプルーンのテリーヌ
ワイン 赤と白
久しぶりの再会
フランス有線
お喋り
赤い風船のポスター
クリスマスの賑わい

金曜日の夜

東京。

I am dedicating it.

2008.12/18

オーダー作品数点(※新規ではお受けしておりません。すみません。)
新しいお仕事
お店さんからの宿題
2月の親子ワークショップのこと
それから。

やること一杯で頭がいっぱいになってきた。
ある種の恐怖(と言ったら大げさだけど)を感じつつも
それをいつだって見つめていたい。何事も逃げないということ。
しかしながら、これはしあわせなことなのだ。
私は、やりとげたい。
そして、いそがしいさなかでも、
すこやかな心と体に自分自身を持っていけるように。
ここはがんばりどき。

うまく言葉ではあらわせないことがたくさんある。
自分がどこに根を張っているのか、とか。
心は何処にあるのか、とか。
大切なもの、とか。
けれど、わかってはいるのだと思う。
この生き方に身を捧げて、
それによって返ってくるものすべてうけとめて、
旅は続くし始まるし。

心の中で起こる様々な事象の多くは、

自らがつくりだしている。

和風ポトフを作りながら

切り干し大根を干しながら

掃除をしながら

仕事をまとめながら

ラム酒の入ったチョコレートに酔った頭で(禁酒中)

そんなことを考える。

知恵熱は去った模様。

ジミツリー

2008.12/14

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窓辺に吊るしてあるユーカリに飾りつけたアイテムは、
錆びた鳥のオーナメントとか、金色に染まった蚕の繭の欠片とか
いわゆるクリスマスっぽいモチーフとは無縁ですが
気は心ということで。
一応わが家のクリスマスツリー。
地味なのが好きだから、これっくらいでちょうどいいのです。

多分私はとても欲張りで、
個人的にやりたいこと、をがまんしたくない。
ので、いろいろ終わった真夜中に、
こういうことをやっちゃうのでした。

早く眠らないとまたぶり返すぜー、風邪。
↑と、もうひとりの自分は囁く。

お知らせに、fooさんに先日納品した作品画像を追加しました。

今週はまさかの風邪っぴきウィーク。
咳→くしゃみ→鼻がぐずぐず と、日々少しずつ症状が増えていき
「風邪菌め〜、日々盛り上がってきやがったな〜」と思っていて
ふらりと熱が出そうな勢いだったのですが、
これではいかんなぁと思い、昨日は鍋しました。野菜もりだくさん。
調子が悪い時ほどいろいろ食べて、暖かくしないといけませんね。
おかげで熱が出るところまでは行かず沈静化してきた様で、
今朝起きたら随分と体調がすっきりしていました。
よく眠りました。

制作に対しても、いろんな人との関わりに対しても
なにごとにも、もう随分と長いことかたくなになっていたのですが、
ここ数ヶ月で柔らかになってきた気がしています。
「わがままと言われても、創りたい作品を、創るのだ。」
そう決めてから、逆に柔らかな頭になってきました。
縺れていた心の中の糸を丁寧にほどくという作業をしてきたから・・・
だと思います。 非常に根気の要る作業で、 
とても時間がかかってしまいましたが。

やわらかく、かるく、日々漂う様々なかけらをひゅうとつかまえて
自分の眼で観る。

自分に素直で居ると、心が開いてきて、自分に優しくなれて、
人に対してもやさしくなれる。
(誰彼かまわず優しくは出来ませんが。不都合も出てくるので。笑。)
しょんぼりすることがあっても、ちゃんと立ち上がれる。

いつも以上にとりとめのない文になってしまいましたが、
素直な気持ちで、素直な言葉を発したいです。
素直でまっすぐなことばは、きっと芯の強いことば。