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ヒロタが綴る日々の出来事

歩く

2009.10/13

まずはお知らせから。

・今月28日から廣田良子フェルト展「Kitchen」が堺で始まります。詳細はこちらです。

・そして7日よりイベント「秋の雑貨遠足」が大阪の中崎町JAMPOTさんにて始まっております。詳細はこちらです。(JAMPOTさんにお届けしたイベントのための作品は完売しました。ご了承下さい)

秋です。
制作したり、制作したり。結婚式のパーティーに出たり、日帰りで富山までフジ子ヘミングのコンサートに行ったり、JAMPOTさんにお出しした作品が即日完売したり、非常にハードな毎日が続いているおかげで顔はぷっくりむくんでおりますが体重が増える事はなく(笑)、嬉しいこと続きでいい秋だなあと思っています。頭をフル回転させて、つまらないことは考えず、とにかく動こうとしている日々。こんなに幸せ者でいいのでしょうか。ありがとう。っていう気持ちでいっぱいいっぱい。人って優しいのね。フジ子ヘミングもとってもよかった。ピアノを弾いて生きている人なんだなあというのを強く肌で感じました。そして、泣きました。表現することと人生が一緒になっている人は素敵で、且つとても強い人だと思います。私もそんな人になりたい。そして今回は母が誘ってくれたコンサートで、普段離れて暮らしている事もあり、多少ハードなスケジュールでも可能な限り一緒の時間を過ごしたいとも思いました。行って良かった。 そして、結婚式はいつ行ってもいいものです。人同士が出会って結婚しようってなるのはすごい事で、当たり前じゃなくて、素晴らしい奇跡のようなものです。そんな2人のお祝いの場所に自分も呼んでもらえるなんて、嬉しいではないですか。パーティーに身につけるものをあれこれ私が考えるのも、ただ着飾るだけでなく、ちゃんと装うことでもお祝いの気持ちを表すんだなあと気づきました。
11月は仙台のガルソニエールさんのイベントに参加します。そして12月はJAMPOTさんのクリスマスイベントも参加します。こちらのお知らせはまた個展が落ち着いてからご報告しますね。
悩むのは当たり前。迷うのも当たり前。どんなときでも元気に、笑って、自分の頭で考えて歩いていくこと。

不敵な兎

2009.10/5

20091006.JPGのサムネール画像

7日からJAMPOTさんで秋のイベントが始まります。(詳細はここをクリック) 動物と音楽がテーマとして与えられ、さてどうしようかと考えた結果、一点入魂、兎のバッグを制作しました。シンプルでインパクトのある作品に仕上がったと思います。1点ものですので気になった方はお早めに・・・。今回この絵を糸ドローイングするにあたり兎をデッサンしたので、体の作りがわかって面白かった。 やっぱり兎の耳は長い。顔:耳=1:1(約)だもの。そして動物は動くからスケッチが難しい。
nouvelle vague.はもともとフェルトのバッグ制作からスタートしました。「普通の着こなしのポイントになる作品」「持ち歩いて使うアート」というコンセプトです。絵を描く人が紙やキャンバスを使うように、私はバッグで描く。こうやって初心に立ち戻ることはとても大切なことなのだなと感じました。初めて自分の感覚と手に馴染む素材を見つけたときの奇跡的な気持ちを思い起こすことができました。そして、作家は自分の力だけでなく、お店の方々、ファンの方々(なんて言ってしまっていいでしょうか?)に支えられ育ててもらっているということ。決断して動くのは自分ですが、周りの人びとに感謝する気持ちをお忘れなく、と自分に言って聞かせるのでした。

伴美里さんの本「100Things in My Room.」が届いたので、夕刻ちょっと眠気のある頭でぼんやりとそれを観ていました。これは、作者が家の中を見渡して、今まで大切にしてきた物や好きな物、お気に入りの物をデッサンし、それに英語と日本語で文章を付けた書籍形式の作品。東京の本屋さんユトレヒトが刊行したペーパーバックで、シアンとマゼンダとイエローの3色だけを使い構成されています。アートディレクションはDRAFTの福岡さん。
ところで昔から私は人の部屋やお気に入りのものを見るのが好きな子供でした。部屋や持ち物、好きなものを見ると、その人がよく見えてきます。時に本人の言葉や本人よりもその人をよく語ります。そういうものを見ているのが好きでした。きっと今もそうです。おとなになると、私も含め、人は本音や正体を隠すのが上手になります。表面的なお付き合いもうまくなります。それを悪いことだとは思いませんが、ちょっとさびしく感じることもあります。基本、私は寂しがりやなのだと思います。が、そんな中でも、その人の持ち物や部屋を見ると、隠しきれないその人の持つ本質とか、好きなものとか、大切にしていることなどが見えてきて、そういうのが面白いのです。ちょっとうれしくなります。そんな私ですから、この本も好きになりました。

個展の制作は日々、粛々とおこなわれています。もうひとつ、個展以外の制作がありますが、きっと大丈夫です。いい作品をひとつでも多く創り出せるようにがんばります。ゆっくりと、私のペースで、しっかりとやりたいです。そういえば腱鞘炎が起こってしまいました。やっぱり、無駄な力がかかっているのだなあ。もっと、手を痛めない、無理のない動きをマスターしなくてはね。巨匠いわく、正しい動作をしていれば、フェルトメイキングの作業で体を痛めることはないそうですから。

部屋

2009.9/26

作品の納品です。詳細はお知らせをご覧下さい。
始まるまであと1ヶ月、個展のお知らせはこちらです。

朝晩すっかり涼しくなりました。眠るのにとても良い季節です。日中はまだ少し暑いです。作業場兼自宅は建物の最上階(といっても3階)にあり、そのせいかしらと思ったり。小さな空間ですが、南向きで、ベランダがちょっと広めで、玄関のブルーのドアとピンポーンの音が好きで、私にとってはお気に入りの場所。狭いとか言われる事もあるのですが、それ言われちゃうとちょっと傷つくくらい(笑)気に入っています。広さは、単純に予算の都合ということもありますが、自分の身の丈に合った、ちゃんと自分が手がかけられるだけの広さがあればいいかな、と思います。これまで、自分の力で生活して暮らしたなかでは、一番広くてちゃんとした場所なんだ。
ちゃんと進んでいる。 
 

新作お届けしました。詳しくはお知らせをご覧くださいね。

朝から個展の案内状を書いていました。明日には皆様にお届けできるかと思います。 ここの所よく動いているのでそこそこの充実感はありつつも、肩こりがひどくなってきたので今日はゆっくり過ごそうかな。体はちゃんと信号を送ってくれていて、休みたいなと思うのに、同時にまだまだ足りない、もっと努力したいとも思ってしまうのです。こういうときはどっちを優先させたらいいんだろう?はてさて。絵も描きたい。文章も書きたい。紅茶をゆっくりといれる時間もあると嬉しい。人と会う時間も必要。ぼんやりする時間も、遊ぶ時間も、寝る時間も。
毎日いろんなことが起こって、いろんな情報が頭の中に入って来ます。私はできることなら、ひとつひとつに丁寧に対処して、考えて、決断をしたい。だから、いつも時間が足りなくなってしまうのだろうな。もうちょっと良い加減に生きていきたいものです。そして現在の私は、物理的にも忙しすぎるようでいけません。目先の「忙しい」ことにかまけて、やる事があるからと自分に言い訳をして時間を無駄にするより、もっとやったほうがいいものがあるような気がしています。「忙しい」のは構わないのですが、「忙しい」の質を自分にとって正しい方向に導いていきたい。でも、生活だってしていかなければならないしね。いろいろとむずかしいね。 とりあえずの目標は、血色が良くてぷりっとしたお肌を保てるような生活を創り出していくこと。生活もクリエイティブなものですから。そしてもうちょっとふまじめに生きてみよう。
早く気持ちを落ち着けて、楽しき個展の制作へと入って行こうと思います。

「ここはグリーンウッド」、面白いなあ。花とゆめは淡いピンクとブルーのイメージ、りぼんは濃いピンク、なかよしは黄色のイメージがあります。少コミはりぼんよりも若干明るいピンク。どの雑誌も購読していたことがありますが、初めて買った号の表紙はどれもよく覚えています。少女漫画は良いですよ。大人になってから再度読むとまた違った感想が湧いて面白い。
今日はfooさんにお届けするための作品制作で、現在はきのこのガラガラを制作中。個展の制作まで進めたかったけれど、そこまでは行けず残念でした。一日中飲み物ばかり飲みながらもくもく。ヨーグルトとシュウマイ?とおにぎりとスイートポテトも食べたから、今日はよく食事をした方でした。野菜が足りていないね。 制作生活は、集中力の持続と適度な休憩とのバランスがけっこう難しい。午後は材料を買いに行ったり、そのついでに食べ物を買ってみたり。食べたいものがいまいちわからないし見つからない、という時期って誰にでもあるらしいけれど、今の私がまさにそうです。ふいにカレー食べたいと思っても、作る時間を制作に回そうって思ってしまうし、でも買って来たものは美味しくないし、食べに行くのもアレだし、みたいなループです。でも、人が作ってくれたごはんなら何でも良いんだ。茶色い煮物とか無性に食べたくなる。結局そういう温かさが自分にとっての大切な事で、憧れで、記憶で、その気持ちが今回の個展のテーマの根底にあるんだと思います。 まあ茶色い作品は流石に個展には登場せず、彩りある作品になるかとは思いますが。リアルを見せる事と人にビジュアル的に美しく見せる事とはまた違うから。以前は物悲しくなってしまい作品にするなんて考えもしなかった事が自分の中でプラスに変化し、こうやってテーマになるのは感慨深いものがあります。

はなひらく

2009.9/15

月下美人が咲きました。

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もくもく人生

2009.9/13

個展のお知らせはこちらです。

制作の日々。

月下美人の蕾が徐々に膨らんできました。二つあった蕾のうちひとつは駄目になってしまいましたが、もう一つのほうは元気に育っています。植物の生長を日々見守るのはとても楽しく、嬉しい。朝起きた時と夜に観察しています。開花時期について少し調べてみると、日本中の月下美人はその昔一本の木から挿し木されたので同じ日に咲く、と言われてもいるそうです。一年以上経ったものでないと花を付けない、ともありました。
夏から秋にかけて、お客様や友人からお手紙や贈り物、メールなどなど頂いていてなかなかお礼も出来ず申し訳ないなあと思いながらも、感謝しながら日々制作しています。普段もくもくと毎日を過ごしているので、こういったサプライズは本当に嬉しいものです。ありがとうございます。その中から朝は紅茶を、そして眠る前には富山の梅酒をほんのちょっぴりロックで頂くのが楽しみです。日々いろいろとあるけれど、孤独にとらわれる時もあるけれど、そして孤独を心地よいと感じる時もあるけれど、でも決して1人ぼっちではないし、こんなわがままな生き方ができるなんて私はしあわせものなのだろうな。 

豆日

2009.9/9

個展のご案内(正式版)をお知らせにアップしました。
(案内状の発送はもう暫くお待ち下さい)
ぜひご覧くださいね。

DSC00012_2.JPGのサムネール画像

DMはこんな写真も候補にありました。
せっかくなので載せてみます。
制作楽しすぎる。簡単ではないけれど楽しいよ。
個展では思いっきりやりたい事をやれるし、今回は「自分がやりたい事」をはずかしげもなく出せそうな気がしているので余計に楽しい。
個展で作品を展示する事は結果の一つであり、私に必要なのは、制作している時間そのものが楽しく充実していると実感できること。
制作している時間は「自分自身との対話」で、個展は「それらを解放」。

今日はお豆をひたすら作った一日でした。
私は豆が好きだ。
果敢にも今月中に個展用の作品制作のめどを立ててしまおうと思っています。個展は大事、でも通常納品のお店さんへの作品も大事。
JAMPOTさんのイベントの作品も早く作りたいですし。
あれやこれやとお待たせしてしまっている各店舗の皆様、そこから繋がるであろうまだお会いしたことのないお客様、もう暫くお待ち下さい。。。
色々考えてばかりだと前に歩いていけないから、とにかく歩こうとしています。私の考える事といったら今すぐに答えの出ないような事ばかりで何だか無駄だな、と思うので、制作のスタンスとかアトリエの事とかぶつぶつ考えるより、とにかく歩こう動こうと思っています。考えて止まっている時間がもったいない。こんな風に考えられるようになったのも、健康を随分と取り戻し、投薬もなくなった事でぼんやりした頭がクリアになってきたからでしょうか。そして近くにいても遠くにいても変わらず私と接してくれる友人や作家仲間、周囲の人びとのおかげ。
とはいえハードスケジュールは相変わらずで、栄養ドリンクのお世話になっていると人に話すと「体に良くないよ」と皆に言われるのですが、気持ちから来る効果もあるのか割と体が動くようになるのでなかなか止められません。
というより体が動いて作品が作れるならそれでいいのです、私。あまりたくさんのものを求めるのはちょっと贅沢すぎる気がしていて。ものづくりほど贅沢な生き方はないなあ、と思っています。自分の好きな事を仕事にする。これからの目標は、仕事を好きになること。

楽しくあれ

2009.9/4

個展のDMの作品制作や仮撮影。
大体の構図が決まったので、明日撮影本番です。
今日のうちに撮影してしまいたかったけれど
あれこれ試しているうちに陽が落ちて来たので、明日に。
天気予報では明日も晴れるらしく、良い自然光で撮れそうです。
毎回のことながらやりだすときりがない。
しかーし締め切りというのはある。
その中でどこまでやれるか、またはどこで区切りをつけるか。
いつも難しい、決断力と度胸。
そして写真を見過ぎるとだんだんわけが分からなくなってきます。
今日撮った写真にも使えそうなものが2、3枚あるけれど
ギリギリまであがいておきたい。
「これいいんじゃない?」って写真じゃなくて
「これがいい」と言える写真を使いたい。
ああ気持ちが悪い。(←個展前恒例)
とはいえ、気分は盛り上がる。
そんな私はSですかMですか。
女三十代にして、まだまだわからないことばかり。