Blog

ヒロタが綴る日々の出来事

本日のシロクマを作り終えた。

表現をする人の多くは、「素材」が命を持った「存在」になっていくことに魅力を感じて制作しているのではないだろうか。こんなポーズにしよう、表情はこんな感じで、と下絵を描いて制作を始めるけれど、作っていくとだんだん自由に動き始め、思ってもみない方向に行くこともしばしばある。そしてそんな作品はとても正直で、むき出しで、これなら人にお見せしても大丈夫、と思える。こういう状態は、例えるなら「人同士の関係というものの中で、ほんの一瞬”今なんか繋がった!”と感じられる瞬間に出会った」ような感覚と少し似ている。

ここに文章を書く時もそうで、こんなことを書こう、となんとなく決めて書き始めているのに言葉が勝手にやってきて、思いもかけない方向に転がり出すことが多い。思考そのものを言葉に置き換えることは難しくて、だいたい数ミリから数センチずれる。でも時々、ばっちり合う瞬間もある。

最近のブームはアメリカンドックで、セブイレのアメリカンドックが一番美味しいように思う。100円でお腹いっぱいになるコストパフォーマンスの高さもいい。
髪が伸びて冬場の首筋が暖かい。年中風邪をひくわけにはいかないので、よい予防になりそうだ。夏にかけたウェーブはまだ残っているし前髪は自分で切るからこちらもコストパフォーマンスがよい。
これが自分の選んだ自分の道だ。でも、ファーストピアスは小さな粒のダイヤモンドと決めている。

本日の作業用BGM
Nina Simone-Ain’t Got No… I Got Life

20170120.jpeg

シロクマアンド鮭

他にも色々なシロクマがいますが、あとは見てのお楽しみ。ぜひ実際に会いに来てくださいね。

羊毛がだんだんと動物の形になっていき、一頭一頭が性格や心のある「何か」になっていくことは、毎回驚きであり喜びである。自分のしているこの仕事とはなんだろう。答えの出ない疑問をいつも感じながら、解決されないまま、しあわせである。
体は魂の乗り物か。魂に体が宿るのか。こういうことをなんとなく考えるのは好きだ。身体に気をつけて明日も作品とともに過ごそうと思います。

白い背中

2017.1/8

20170108.jpg


2/4〜2/19 carbonにてシロクマ博覧会 という展覧会をやります。carbonセレクトのシロクマ雑貨とともに、シロクマたちを展示販売します。
正式なインフォメーションはまた改めていたしますので、2月のご予定にぜひ入れてくださいね。

King Harvest
今日の作業BGM

20170107.jpg

2017年一発目のイベントはしろくま。

このしろくまのように自信を持ってお届けしたく、日々取り組んでいます。
詳細を楽しみにお待ちいただけましたら幸いです。

ふゆ

2016.12/25

「ふゆ」ってかわいい

5.jpg
JAMPOT天体観測展本日が最終日です。
冬至も過ぎて寒さ本番の今日このごろ、ウールのチャームやブローチを100%楽しめる季節です。ぜひ日々の中に加えてくださいね。

週明け発送の特別パッケージをデザインして印刷し、ラッピング完了。
明日はギフトラッピングを仕上げて梱包も終えたいところです。
受け取られたお客様が楽しい、自分もやっていて楽しいという状態がベストで、そうなるよう工夫をするのはまた楽しい。作業そのものもそうですが、手間や時間をかける細部に神は宿る。
ウェブショップもいろいろリクエストをいただいたのでまたつくっていきたいところながら、1月後半〜2月にまた大きな納品が控えています。スケジュール的にも体力的にも、「今ががんばりどき」が通常営業になるようにしていくのがさしあたって目指す場所です。
再来年春までのスケジュールがほぼ埋まりました。また各所にお世話になります。頑張るのでよろしくお願いいたします。

去年の12月は何をしていたか振り返ってみると、AVRILでのワークショップ、冬のおくりもの展(今年も参加することができました!感謝。)、carbonの16thイベントなど。先日旅立った友人に呼んでもらった集まりに初めて足を運んだのも去年の今頃。そして、全体的に何やら小難しいことを考えてんな〜というのが感想です。日誌を書いていていいなあと思うのは、何だか大変そうにしている当時の自分に「いや、それ全然大丈夫だから」と言えることです。
今年は孤軍奮闘する場面が多くあって、そんな中だからこそ周りの人に助けてもらった部分がたくさんありました。

20161224a.JPG

20161224.JPG

お正月の準備に追われています。
たくさん並んでいる様子を眺めるのはとてもいいものですね。

クリスマスにお正月、いろんな文化をイベント化するのは好きな方です。街中のきらきらを見ているだけで楽しくなってくる。私も楽しくするぞい、とテンションも密かに上がっているのです。(そうは見えないと思いますが)
極度の照れ屋だからかついテンション低めになってしまうようで、いい大人がそんなことでどうすると日々叱咤激励しています。今の所あまり効果はありません。今年の下半期は「素直な人になる」がキーワードだったので、あともうひといき素直にいろんなことを喜びたいもんです。
先月誌面に掲載していただいたクリスマスリースのサンプルも台所に飾ってみました。

久しぶりに本日の作業BGM。クリスマスなので楽しい音楽を。
Fantastic Mr. Fox (Soundtrack)
ウェス・アンダーソンの素敵なキツネ映画(そんなジャンルはない)のサントラです。

それではみなさん、Merry merry happy X’mas!

おかがみ2017

2016.12/18

229d.jpg

プチお鏡餅2017
※ご予約受付は終了いたしました。ご注文ありがとうございます!

複数注文で○個はギフトラッピングしてくださいという方がかなりいらっしゃいまして、確かにもらったら嬉しいだろうな〜、とみなさんのギフトアイデアに感動しております。学ぶことが本当に多いです。

ご予約は本日22時までですが、予定個数に達した時点で終了します。(ま、早期終了ってことはそうないと思います。)ヒロタが運営するヒツジフエルト縮絨室のみのスペシャルプライスですので、お見逃しなく。

また、友人知人から直接「欲しいんだけどいい?」という連絡もあったりするので、直接お渡し可能な友人知人は遠慮なくわたしまでご一報を。

大きなお鏡餅のオブジェや本物の立派なお鏡餅を飾る程じゃないし・・・
っていう方(わたしも含め)のために作ってみようかな?と思ったのがきっかけです。
個人的なことを言うと、ささやかなこと(単に季節ものを作るってことだけではなく)でも季節を楽しみたいと思っているし、そいうのってとっても大事なことなんだー!と、力強く自分に言いきかせていたりするのです。

北欧の色

2016.12/16

20161216a.jpg

ヒツジフエルト縮絨室にスマートフォンケースをUPしました。

シンプルで飽きのこない形、グラデーションや点々模様がきれいなお品です。手触りの良い上質なメリノウールを使い、二倍のサイズの型紙からしっかりと縮めました。じっくりとご覧くださいませ。ご購入に際してご質問がございましたら、ヒツジフエルトのお問い合わせより承ります。実物が見られない分「ここはどんな感じなのかな?」という疑問が出てくることもあるかと思いますので、お買い物の際にお役立てくださいね。

北欧では、フェルトは工芸品としても有名です。そして北欧のインテリアは明るい鮮やかな色が特徴的で可愛いなあと思います。(そうではないインテリアもあるのかな?)
北欧の冬は、地域にもよりますが1分も太陽の昇らない「極夜」だそうで、昼も暗い。だからこそ室内には明るいきれいな色の家具やファブリックを使うのだと聞いたことがあります。そんなことを考えながら色あいをお作りしました。

20161119e.jpg

「かじき」の星座があることをご存知でしたか?

主に南半球で見られる南天の星座なので、知らない方も多いかと思います。私も星座を調べるまでは知りませんでした。ちょっと(だいぶ?)風変わりなブローチなのですが、シュッと細長いフォルムで小ぶりなのと、色味がシックなのとで意外に付けやすいと思います。まずはトートバッグやリュックに付けてみるといいかもしれません。
星座のブローチはどれもIAU星図に基づいて、星の配置をビーズ刺繍しています。カシミアやラメの糸を使って背びれや尾びれにも刺繍を施しています。

作品について「手触りの良さ」について言ってくださる方も多いので、素材のことと作品作りのコンセプトについて今一度書きたいと思います。よろしければお付き合いくださいね。

羊毛は主に手触りの良いメリノ種のウールを使っています。作品によってはざらりとした質感に仕上がるジャコブ種や、メリノでも比較的番手の大きい(毛が太い)南米やフランスメリノを使うこともありますが、いずれも質の良い羊毛を使っています。
刺繍には主にカシミアを使用しています。カシミアというだけあって繊維が細く、細かな模様をつけることが可能です。
そして触っていただくと分かりますが、かなり固くしっかりとフェルト化させています。そうすることで丈夫で長持ちします。洗濯してしまったという報告もちらほらありますが、お洗濯前と変わらないんだけど、と言っていただけます。そのくらい丈夫です。また、経年劣化によるお直しも承っています。(万が一洗濯でフォルムが変わった!という方がおられましたらその際もご連絡を。)

これは、現在から未来へと受け継がれて、アンティークになっていけるまでの作品を目指して制作しているからということに尽きます。
そのため、あまり流行を追うこともありません。
いずれお買い上げ頂いた方の手を離れても、飽きたからと捨てられることなく、誰かに譲られたり、アンティークショップにひっそりと佇んでいられたりするようなものになれば、人のために存在していることになるのかなあと思っております。

もう少しお話ししますと、若い頃に参加したワークショップでフェルトのパオ(モンゴルの移動式住居)を建てて、フェルトの小物を作って、そのそばでは羊の丸焼きが焼かれていてそれをみんなで食べる、というものがありました。それに参加した時、余すことなく命をいただくってこういうことなんだと衝撃を受けました。羊毛も大切な素材ですし、私の作るブローチで言えば裏に使っている本革も命を頂いているものです。そういうわけで、素材のためお客様のため、ちゃんと長く持つものを作らないとな、ということを実感しました。

とはいえまだまだ至らない点もあるかと思いますので、まだまだ勉強を続けていきたい、ということで、どうぞ天体観測展をよろしくお願いいたします!

JAMPOT天体観測展

彼女の

2016.12/12

20161211.jpg

ぽってりフォルムのプロダクト×手書き文字の白いマグカップ。
ドーナツコースターに似合うと思ってた。

今日は、大根をおろす時は力を入れすぎず軽いタッチでおろすと荒すぎない大根おろしが出来上がるということを学びました。なんでも力任せにやればいいってもんじゃないのですな。