2020.12/19
2020.12/16
2020.12/8
本日は雨の1日。次の催事と冬のおくりもの展の追加の制作をしています。冬のおくりもの展の追加分は完売していた溜まるブローチで、5色を各1つずつ明日には発送できると思いますのでどうぞ宜しくお願い致します。
わたしは大学卒業後、京都のアヴリルという糸の会社で働いていました。当時は社員も少なく、前社長の出張によく同行させてもらったりしてかなり薫陶を受けたように思います。教えてもらったことで今もよく覚えていることのひとつが「原料が素材になり、製品になる」ということでした。それは当たり前のことですが、自分は今以上にボンヤリすぎていてまったく意識していなかったことでした。「廣田さんが今着ているそのチェックの服の生地も、原料は誰かが時間をかけて育てた綿花で、それをよりあわせて糸にし、染め、縦と横の糸を織り上げて布になっている」。何気なく買っているものが手元に届くまでには気の遠くなるような行程がある。
わたしが扱っている羊毛もそうです。大切に育てられた羊から毛を刈り取り、部位を選別し、洗って染めてスライバーという線維の束になってイギリスから送られてくる。(私が主に使っているのはイギリスのメリノウールです)そこから自分が色を混ぜ、作品の意匠を考え、制作し、できたものを届ける。
ものにはすべて物語があるということ。自分の制作物だって、制作した年齢、時期、今注目しているものによって様々です。「これをつくって欲しい」というお声があってつくるものもあれば、お声があっても自分の中に落とし込めなければつくらない。そして、暗い話ではないけれど、「わたしは永遠には生きていない」。チャンスは自分の手で掴みに行かないといけない。だからこそ作品集をつくろう。そう思っています。
今つくっている作品集も、これまでのわたしの歩みと、作品集づくりに携わってもらっているいろんな方々の物語と力が合わさっています。
ものが手元に届くまでのことを「自分はボンヤリしていて意識していなかった」と書きましたが、日頃から意識して暮らしている人はまだまだ少ないのかもしれない、とも感じています。日々の生活はあまりにあわただしいから。私のつくっている作品や本は、生きるには必要のないものだけど、人はパンのみに生きるにあらず、バラの花も必要であると思っています。なぜなら自分は本に、映画に、アートにとても救われているからです。受け手としてもです。
今の時代だからこそアートの力を発揮したい。
作品集をつくる理由は、何個でも出てきます。皆さんが家でも楽しめるものをつくろう!という意味もあれば、仕事を残すという意味もあれば、国内外にお届けして知ってもらうどー、今後もつくっていくどー!という意味もあります。そんなことも日々考え、今ここを読んでくださっているお一人お一人に作品集が届けばいいなと思っています。
作品集のご予約クラウドファンディングはこちら↓
ヒツジフエルト縮絨室、初めての本づくり。「みんなに楽しんでもらえるフェルト作品集を出版したい!」
何卒ご支援を宜しくお願い致します!
2020.12/7
まずは、今開催中の冬のおくりもの展。この最中にあって様々な作品がお客様のお手元に旅立っているご報告をいただいています。本当にありがとうございます。
「楽しい、わくわく」を作品でお届けできていたら嬉しいです。
素敵な作家さんのアイテムもたくさんあります。会場のKockaさんのInstagramで気になったアイテムがありましたら、kockaさんまでお問い合わせ頂ければ通販も対応いただけるようです。
そして作品集の予約クラウドファンディング【ヒツジフエルト縮絨室、初めての本づくり。「みんなに楽しんでもらえるフェルト作品集を出版したい!」】
も引き続きご支援いただきありがとうございます。完売していた人気のリターン品も追加していますのでどうぞご覧下さいね。
※ご予約クラファンへは画像をクリック!
先日ある方と作品集のお話をしていて、「作品集を見てカタログみたいに注文できるのじゃないと大変なんじゃない?」と言われました。なるほど確かに、と思いました。しかしながら、「これまでのいろんな作品と新作を見ることができ、作品のストーリーを含めて本という形にちゃんと残す」のが今回の作品集のコンセプトなので、そこはブレずに行こうと改めて思いました。考えの違う方の意見を聞くのはとても面白くて、自分がやりたいことがよりくっきりと見えてくる。そしてどちらも間違いではないということ。作品単品で見てもらえることはいつもめちゃくちゃ嬉しいですが、今回の作品集のようにバックストーリーや変遷も見てもらえると作り手としてより嬉しいです。むずかしいことしてるのは重々承知ですが、43歳だしやりたいことを思いっきりやりたい。ちょっとわがままにやってみたい、せっかくだから生き切りたいみたいな気持ちです。
2020.12/6
おはようございます。こちらは本日も制作日和です。
現在、初めての作品集ご予約をクラウドファンディングで行っています。1月11日までの期間限定で、特典ポストカード3点セットが付くのはこのクラウドファンディングでの予約のみとなっています。また、フェルトのアイテムとセットになったものも今回のみ、いつもより割引でご提供しています。
ご予約頂いているみなさま、ありがとうございます。これに伴い売り切れているリターン品(購入品)も出てきていたので、昨晩リターン品を追加しました。
①【追加しました】ねこと一緒に読書セット/フェルトのクロネコしおり付き
作品集にフェルトでおつくりする黒猫のしおりが付いているセットです。本にはさむと顔がぴょこっと出るのがポイント。
作品集と、ヒツジフエルト縮絨室オリジナルキャラクター「猫のファマド」人形(15cm)のセットです。
「猫のファマド」はヒツジフエルト縮絨室はじめての名前をつけた猫です。ぶち模様とブルーとイエローのオッドアイが特徴です。このファマドがティーカップを持ったおもてなしバージョンを、全長15cmのちいさな人形に仕立ててお届けします。
※画像のファマドは参考画像です。一つ一つ手作業のため、仕上がりには若干の違いが出てまいります。
※人形の制作には時間がかかるため、追加分のこちらのファマドは5月のお届けとなりますことをご了承ください。
2020.12/5
おはようございます。
通常受注と年始から始まる催事の制作で毎日あわただしく過ごさせてもらっています。
晴れているとそれだけで気持ちが良い。
2020.11/30
おはようございます。
今週もスタートしましたね。ヒツジフエルト縮絨室の近況としては、催事・受注制作が続いています。
◆ご予約ページへは画像をクリックして下さい◆
初めての作品集ご予約クラウドファンディングの経過です。11/30現在、前回のご報告より増えまして、¥234,465のご予約を頂いております。ありがとうございます!
クラウドファンディング内の文章もこれまでを知る方、知らない方、いろんな方に向けて一生懸命書きました。読んで頂けると嬉しいです。
今回のご予約に限り、ポストカード3種セットがついてきます。ヒロタの作品をプロの方にポストカードへと落とし込んでもらい、送ってよし、飾ってよし、記念品としてよしのアイテムへと仕上げていただいているので、楽しみにしていてくださいね。
また、PR特別企画の動画も多くの反響を頂いていて「自分が当たり前のようにやっていることも、まだまだ知られていない。できるかぎり紹介していこう」と気づく機会になりました。
これまでの記念本としての側面もありつつ、国内外の方たちへもヒツジフエルトを知っていただく機会としても良い本になるよう、進めていきます。ヒツジフエルト縮絨室という小さな小さな船だから、自分から声をあげてアピールしていかないとと思っています。「ここにいます」と。今更かっこつけている場合でも斜に構えている場合でもないというか…。かっこつけているから若い頃は苦しかったような。今は素直に言いたい。「良い本つくるからみんな見てー!」って。
ご予約という形で熱意をかっていただけていると信じて、コツコツ制作する日々を信じて、今日も制作スタートします。
2020.11/28
11/28(Sat)-12/20(Sun) 冬のおくりもの展 Kocka(Osaka)
本日初日です。
作品ラインナップは上記リンク先で紹介していますのでご覧くださいませ。
繁忙期でかなり慌ただしくしています。このようなときこそいつも通りに、ひとつひとつの作品に丁寧に。皆様の元へお届けしていきたいと思っています。受注の皆様、もうしばらくお待ちくださいませ!
そして、
こちらも温かいご支援(本のご予約)ありがとうございます。あらためて御礼申し上げます。
あと44日、引き続きどうぞ宜しくお願い致します!
2020.11/25
こんばんは。昨日冬のおくりもの展の発送を無事済ませて、今日は受注アイテムをひたすら進めていました。
さて、現在公開中「ヒツジフエルト縮絨室の作品集づくりプロジェクト」PR特別企画として、Instagramでウェットフェルトの制作過程を動画で特別公開しています。ストーリー「Wet felt 1」で見ることができます。
短く編集していますが一連の流れがよくわかるようで、今までになく「ずっと見ていられる」「興味深い」などなどたくさんのメッセージを頂いています。UPしてよかった〜。ウェットフェルトはこんな風につくられているんですよ。面白いでしょ?
そして、目下ご支援募集中の、
2020.11/23
おはようございます。冬はストーブでお湯を沸かしながらフェルト作業ができるので便利です。お湯を使うことでフェルト化をよりスムーズに進めることができます。繊維って不思議だ。
クラウドファンディングのあれこれをやりつつ催事の追い込みをしつつ受注制作をしつつ。ここのところcreemaの受注が増えていて、ありがとうございます。クラウドファンディングで見つけやすくなっているのもあると思いますし、何よりギフトシーズンですものね。丁寧におつくりして受注順にお送りしています。お待ちの皆さま宜しくお願いいたします。
毎日の制作もまた作品集の制作につながっていきます。作品集もまたひとつの作品。このあらたな取り組みにお力添えいただけると嬉しいです。みなさまの温かいご支援の気持ちを乗せて、海外にも本をお届けいたします。