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ヒロタが綴る日々の出来事

あれこれ

2011.3/14



京都、本日は晴れのち薄曇り。夕方からは雨の予報も。


被災地以外にお住まいの方々のなかで、調子を崩されているひとびとがおられる声を、ちらほらと聞くようになりました。


テレビやパソコンを見すぎないこと。
とにかく気になる、情報を知りたい、何かできる事はないか焦燥を感じる、やりきれない、何もできない自分に対してはがゆさ・怒りを感じる、そういった時もあるかと思います。そんなときは思い切って電源を消して、なるべく静かな環境に身を置く事も、ときには大切な気がしています。

普段の生活を送れていることに罪悪感を持たないこと。
帰れる場所があり、蛇口をひねれば水が出て、ガスもつき、ご飯が食べられる、そんな、普段意識しなければ当たり前に感じるものごとに、罪のような、申し訳ないような意識が生まれることもあります。でも、今は、それらのことすべてに感謝して、大切に日常を過ごされる事がだいじだと思っています。いざ、自分にできることがわかったときに、体調を崩していては、何にもなりませんし、よけいに、日本の元気がなくなります。普通の生活を送り、お金を使い、社会をまわしていくことが、大切です。

体をあたたかくする。
体が冷えると、心も縮こまって冷えます。逆もまた然り、なのです。お湯が使える事に感謝して、きちんと入浴して(個人的には半身浴がおすすめです。無理なら足湯を。)、英気を養うのが、よいと思っています。

自分の感情をうけとめる。
悲しいとか、やりきれないとか、胸が痛むとか、そういった感情におちいる自分を許すことができたらいいなと思います。

無理に食べなくても大丈夫。
食欲が落ちている人も、いるみたいです。そんなときは、無理して食べなくてもいいと思います。食べられそうなものを、少しずつ頂いて、温かい飲み物はなるべく飲んで。わたしは、以前からの日課で、10分くらい湧かした白湯を飲んでいます。感謝して頂けば、よい感じです。

全体的に言うと、自分自身をいたわるという事なのかなあ、という気がして来ました。被災された方々は、身も心も傷ついておられるなか、必死に生きようとなさっています。そして、被災地以外で心を痛めておられる方々も、傷ついています。どうかご自分をいたわって、近くに気持ちを話せる人や共有出来る人がいるという方は、お話しして、そうじゃないお話もして。ひとに助けを求めることに、躊躇しないように。いない方は、ひとり心静かになれる時間をつくるようにして。また、多くの人が、多かれ少なかれ傷ついているので、それにも気遣いをして。「こんな大変な時に、何を言っているんだ!」と思われる方もおられるでしょうが、まずは自分ありきです。そう強く感じています。

つよさとか、よわさとか、たくましさとか、そんなことはこの際手放して、まずは落ち着くこと。
そのためのあれこれを、被災地以外の場所に住む人間として、勇気とともに書いてみました。
不快に思われた方がいらしたら、申し訳ありません。


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私のあれこれを、というと、すこし落ち着きを取り戻してきたところです。普通の生活を送れることが、こんなにありがたいのかと、思い直しています。ときどき息が浅くなったりしますが、それはそれとして、受け止める方向で。新しいお取引先のお話がでてきたり。手元には作品があって、触れると心が安らぎます。羊毛ってすごいなあと、改めて感じています。
毎日のお仕事を、より集中して丁寧に行ったり。
日課や、家事を、ひとつひとつ感謝してやる気持ちが強くなったり。
あとは・・・無音で過ごす時間が増えました。音楽はときどき、聴いたり。
自粛ムードの中、各地のイベントの中止を決めた人達、あえてイベントをおこなうと決めた人達それぞれの想いを感じたり。
(もともとインドアではありますが)なるべく外に出ずに静かに過ごしたり。
いろいろです。

アドバイスみたいに、えらそうに書いたけれど、自分に言い聞かせているところもあるんだろうな。

拙い文章に最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。