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ヒロタが綴る日々の出来事

敬愛するアーティストの1人、クリスチャン・ボルタンスキーが旅立ちました。

この写真は2019年大阪国立国際美術館で行われた展覧会で撮影しました。”黄昏”というタイトルで、会期中毎日ひとつずつ明かりが消えていく作品です。

3月12日のブログにも行った日のことを書いていました。

あの作品のカウントは止まったんだなぁ、と思うと何とも言えない気持ちになります。死を想い生を表現するアーティスト。彼が好きでした。寂しい。

年2回の恒例イベント夏の天体観測展が始まりました。

画像は初日オープン前の様子です。

ヒロタリョウコ(ヒツジフエルト縮絨室)の作品はJAMPOTさんの店舗に入って右手にございます。

作品をご覧頂き、またお迎え頂きありがとうございます。今回新しく制作した4星座の他にも天体観測展定番の小作品、はくちょう座・つる座・三日月・土星のブローチ、惑星コースターなどありますのでこちらも引き続きお楽しみください。混雑状況によっては外でお待ちいただく事もあるかもしれませんので暑さ対策等十分に、お気をつけていらしてくださいね。

creemaオーダーは第3便を発送完了しました。お待たせいたしました。お受けした順におつくりしていますので、次の第4便をお待ちくださいませ。

連日雨降りです。みなさま無事にお過ごしでしょうか。こちらは無事にしております。

ここしばらくはcreemaのオーダー分をつくっているのですが、スマートフォン&キーケースはウェットフェルトなので乾くのに少し時間がかかっています。第一便は先日お送りし、次の分にとりかかっていますのでお待ちください。

昨晩はインスタライブ配信にお付き合いいただきありがとうございました。海外発送も今後体制を整えていきますね。作品集のお迎え、そして10日から始まる天体観測展、どうぞよろしくお願いいたします。

 

・作品集「FELT FULLING LAB」公式オンラインストア

・天体観測展のお知らせ

 

作品集の中に掲載した作品はJAMPOTさんにお届けしたものが結構多いことに気づきました。本作りの時はただただ必死で意識していませんでした。本の中で言及したブレーメンの音楽隊もJAMPOTさんきっかけなのです。お迎え頂いた作品が実際に載っていることも多いようで、お客様からも感想をいただきます。オープンされた当初からのおつきあいなので長く、メールで作品集の感想を頂戴すると共に久しぶりに出会った時のお話などをしました。作品がつくられた経緯にも物語が存在し、お迎え頂いたお客様との出会い、長年に渡り紡ぎ紡がれた時間、作品集になるまでの物語、それは星と星がつながって星座になるような。わたしにとってものづくりはコミュニケーションです。「作品集は初めてで…」といった方も居られて、みなさん楽しんでくださっているようです(好き)。馴染みのない方も、めちゃくちゃ敷居が低いものなのでぜひ。パラパラ眺めて楽しんでくださいね。

そんなJAMPOTさん・Guignolさんで開催される天体観測展にお届けした作品は店主さまにも過分にお褒め頂き、恐縮ながら光栄です。見てもらえると嬉しいな。どのような時も驚きや楽しさ、わくわくする感覚を今後もみなさまと自分に届けていきます。

近頃の作業BGMは梶浦由記さんが多いです。特にボーカル入りは歌ウマさんやハモリ曲が好きなのもあってよく聴いています。

作品集「FELT FULLING LAB」のためにやってきたあの子、撮影前に球根のチェックを受ける。

「ヒツジフエルト編集室」として集まってくれた縁の下の力持ちは、作品集づくりの立役者です。

「FELT FULLING LAB」オンラインストアでの発売は7月7日(水)、00:00〜になりました!

それに先立ち、メイキング動画を公開しました。詳しくはお知らせをご覧くださいませ。

 

作品が映える撮影、写真のセレクト、それをどう切り取るか切り取らないか、バックの色を付けるか付けないか、フォントはどれにしよう、テキストはどこに置くか、ページの数字を載せるページと載せないページを間違えないように、などなどなど。本は1ページ1ページ、無数の細やかな手仕事で創られています。そんな編集室の丁寧な仕事をどうぞご堪能ください。(映像に出ていない皆さまも、本当にありがとうございます!)

 

7月7日の発売に先立ち、半年前のご予約やInstagramの限定販売で一足早く手に取られたみなさまから多くの感想やメールを頂いております。ありがとうございます!引き続き楽しんでいただけましたらさいわいです。

※creemaのオーダーは、第一便を近日発送いたします。お待ちのお客さま、お受けした順に仕立てております。もうしばらくお待ちくださいね。

 

未来のもの

2021.6/28

ヒツジフエルト縮絨室Instagram

にて、限定30部の販売を開始しました。ご予約のみなさまの分はすべて発送完了しております。到着を楽しみにお待ちくださいませ。

梱包作業と制作とでしばらくわっちゃわちゃになっていますが、とってもしあわせなことだ。「こんなのつくってみたんだけど、どうかな?」と、話しかけるようにつくっていきたいです。これからも。

2000年の初個展の作品や随分前の作品もいろいろと掲載したので「20年の集大成〜」みたいな部分も無きにしも非ず、ですが、未来に向けてのものです。先を想像しすぎると心配にもなってくるけれど、今までの道のりを宝物にしながらちょっと先の未来をみつめて今やりたいこと、できることをやっていこうと思っています。「君にはまだできる事があるんじゃないかい?」と自分に聞きながら歩いていきたいです。

そしてあらためて、ヒツジフエルト縮絨室に関わってくださるすべてのみなさま、ありがとうございます!

 

Creemaストア6月のオーダー分は順次制作中です。もうしばらくお待ちくださいね。

ピカピカのタイトル。表紙の紙の雰囲気もちょっと独特です。

お待たせいたしました!

ただ今発送準備をしております。来週にはお届けできるかと思いますので、あと少しだけお待ちくださいね。

活動を初めてからの20年と、今現在と、これからが詰まった一冊です。さまざまな人達のおかげでここまでやってくることができました。

ずっと変わらず好きなものもあるし、幸運なことに今も新しく興味の湧くものに出会い、「新しいかも」と感じられる作品づくりに向かうことができています。調子のいい時ばかりではありませんが、面白いや好きを探し、人からもおおいに受け取り深める、そんな人生なんだなと思います。

わたしはあまり旅をしません。でも常に頭の中では面白いと好きを探して旅をしていて、人からも受け取って、感じたものを作品としてこの世界に呼び、話します。ものづくりができていると、ちゃんと話ができているみたいにとても安心するのです。または、話をしていなくても安心しているような感覚というか。

こんな自分に関わってくださるみなさまに感謝の気持ちを込めて、本をつくりました。楽しんで頂けましたら幸いです。

夏至過ぎて

2021.6/23

 

しし座のラフ画

夏の天体観測展に出品する黄道十二星座のうちの4星座(しし座、さそり座、おとめ座、おひつじ座)、無事完成しました…。ばたり。後日、このサイトでもご紹介したいです。テーマ、モチーフ、モチーフの神話など掘り進んでいくとやはりおもしろくて、人が創りし神の物語に魂が震えます。内容の無茶加減や、あっちから伝わった話をこっちでこうこじつけて訳分からなくなってるやん、という神話の成り立ちの歴史も好きです。十二星座コンプリート後にも引き続きつくっていきたい。性格的についつい先に目が行きがちで焦りやすいので「まずはひとつずつ、コンプリート目指して」と言い聞かせていきます。

creemaヒツジフエルト縮絨室にて6月の受注を開始しました。お知らせではねこケース各種をフューチャーしていますのでこちらもご覧くださると嬉しいです。

夏至間際は夜の8時近くまでうっすらと空が明るくて、蛍もちらほらと飛んでいて、心からほっとします。小さくても、私はやはり光あるほうがいいな。

天体観測展のフライヤーを届けていただきました。今回も綺麗…

こちらは催事会場のJAMPOTさん・Guignolさんの渾身の作品で、毎回楽しみにしています。オープン当初からの作家は今や私1人なのだそうで…たいへん身が引き締まります。(もうお一人いらっしゃいました!2人だそうです。失礼いたしました)ヒツジフエルト縮絨室のCreemaストアなどで注文いただきましたら同封してお送りしますね。

 

星座をモチーフにして制作をしながら、点と点について考えていました。

空にある星々をつないで星座にし、意味を創り出してきたのが人の心なのだな、と。本来は独立していて偶然のものなのに、古来より人は何かを関連付けて意味があると考える。点と点をつないで意味を心が創り出し新しいものを生み出すのは、たぶん創作活動もそう。「ひとつひとつ丁寧に、ゆっくりと楽しむ」という活動当初のような気持ちであらためて取り組んでいます。初心初心!

 

やぎ座の神話

2021.6/12

やぎ座のラフ

当工房では天体観測展の制作が続いています。羊毛の力をおおいに借り、ヒツジフエルト縮絨室が表現するニードルフェルトの星座世界をお届けします。

今回テーマに据えた黄道十二星座についてギリシャ神話を基に調べており、この物語が面白い。やぎ座は動物の山羊ではなくて、山羊のような角と四足獣のような下半身を持つ半獣神パーンがモチーフだそうです。神話によると、このパーンも含む神々が宴会をしているとき怪獣が襲ってきて、それから逃げるために近くのナイル川に飛び込むぜ!と魚に化けるはずが、慌てすぎて下半身だけ魚になっちゃった、その姿を大神ゼウスが星座にした。と記述があります。そう、やぎ座の下半身はお魚さんなのです。慌てすぎのパーンと、そのおもろい姿をニヤニヤしながら星座にするゼウスのドS具合、イイ…という個人的な妄想がたいへんはかどります。