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ヒロタが綴る日々の出来事

やぎ座の神話

2021.6/12

やぎ座のラフ

当工房では天体観測展の制作が続いています。羊毛の力をおおいに借り、ヒツジフエルト縮絨室が表現するニードルフェルトの星座世界をお届けします。

今回テーマに据えた黄道十二星座についてギリシャ神話を基に調べており、この物語が面白い。やぎ座は動物の山羊ではなくて、山羊のような角と四足獣のような下半身を持つ半獣神パーンがモチーフだそうです。神話によると、このパーンも含む神々が宴会をしているとき怪獣が襲ってきて、それから逃げるために近くのナイル川に飛び込むぜ!と魚に化けるはずが、慌てすぎて下半身だけ魚になっちゃった、その姿を大神ゼウスが星座にした。と記述があります。そう、やぎ座の下半身はお魚さんなのです。慌てすぎのパーンと、そのおもろい姿をニヤニヤしながら星座にするゼウスのドS具合、イイ…という個人的な妄想がたいへんはかどります。