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ヒロタが綴る日々の出来事

夏の音

2021.7/19

天体観測展

会場の大阪、暑そうですね。日曜日、入場制限でお待ちいただくこともあるかもしれませんので水分補強や暑さ対策などなさって気をつけてお越しくださいませ。

さて、蠍座。12ある黄道星座で最初に制作しました。節足動物をつくること自体初めてで、ヒツジフエルト縮絨室の新しい何かをご覧いただきたいなと思ったことと、イベントのビジュアル(フライヤー)に使っていただこうというねらいもありました。実際に完成したものは試作から変化して、背中の節ひとつひとつを少し反らせたようなものにしたり、鋏や尾をもっとぷっくりさせたりしています。イメージしていたのは「化石標本」で、バックの色味もベージュ・ブラウン系で考えていましたが、それよりも夜空をイメージできるような色がきっといいし映えると思って今の赤みがかった夜空色になりました。ゴールドのシルクスライバーもミックスさせているので角度によって少しキラキラとします。一等星アンタレスをあらわした心臓部分のスワロフスキーは真紅のバーカンディ。ワインレッドと表現すると分かりやすいでしょうか。蠍座にぴったりな色だと思い選びました。

大阪は暑そうですね、とスマートフォンの天気検索で見て書きましたが、こちらのほうが気温が高かった…。今日は全国どこも暑いようです。私は寒がり且つ暑がりでどちらにもすこぶる弱く、エアコンをかけて体が静まったら足は異様に冷たいということがしばしば起こります。頭熱足寒。「なんで暑いって言いながらそんな分厚い靴下履いてるの?」とよく言われる。体調管理が難しい体質と付き合いつつ、本日も元気です。

天体観測展

好評開催中です。連日たくさんのお越し誠にありがとうございます。

乙女座は、ギリシャ神話、女神、というキーワードから発想を飛ばしてギリシャ彫刻のようにつくりたいなと思いました。また、乙女座の知人が持つ雰囲気からもイメージしました。繊細、細やか、天使、気遣い、頭脳の星座であると同時に感性の星座、頭と体が直通でつながっている、自分と外界について知覚し考え、緻密に判断をする、などなど。いろいろ調べて頭の中に展開していく完成のイメージと、あとは実際に手を動かしてみて出てくるライブ感とで構成されているのが私の作品です。可愛らしくて愛おしい、そんな星座だなと感じました。乙女座さんにも届くといいなぁ。

 

creemaのオーダーは6月の受注分を全て発送いたしました。お待たせいたしました!次回のUPは8月を予定しています。まだ少し受け付けているアイテムもございますので、ご興味ありましたらのぞいてみてくださいね。

敬愛するアーティストの1人、クリスチャン・ボルタンスキーが旅立ちました。

この写真は2019年大阪国立国際美術館で行われた展覧会で撮影しました。”黄昏”というタイトルで、会期中毎日ひとつずつ明かりが消えていく作品です。

3月12日のブログにも行った日のことを書いていました。

あの作品のカウントは止まったんだなぁ、と思うと何とも言えない気持ちになります。死を想い生を表現するアーティスト。彼が好きでした。寂しい。

年2回の恒例イベント夏の天体観測展が始まりました。

画像は初日オープン前の様子です。

ヒロタリョウコ(ヒツジフエルト縮絨室)の作品はJAMPOTさんの店舗に入って右手にございます。

作品をご覧頂き、またお迎え頂きありがとうございます。今回新しく制作した4星座の他にも天体観測展定番の小作品、はくちょう座・つる座・三日月・土星のブローチ、惑星コースターなどありますのでこちらも引き続きお楽しみください。混雑状況によっては外でお待ちいただく事もあるかもしれませんので暑さ対策等十分に、お気をつけていらしてくださいね。

creemaオーダーは第3便を発送完了しました。お待たせいたしました。お受けした順におつくりしていますので、次の第4便をお待ちくださいませ。

連日雨降りです。みなさま無事にお過ごしでしょうか。こちらは無事にしております。

ここしばらくはcreemaのオーダー分をつくっているのですが、スマートフォン&キーケースはウェットフェルトなので乾くのに少し時間がかかっています。第一便は先日お送りし、次の分にとりかかっていますのでお待ちください。

昨晩はインスタライブ配信にお付き合いいただきありがとうございました。海外発送も今後体制を整えていきますね。作品集のお迎え、そして10日から始まる天体観測展、どうぞよろしくお願いいたします。

 

・作品集「FELT FULLING LAB」公式オンラインストア

・天体観測展のお知らせ

 

作品集の中に掲載した作品はJAMPOTさんにお届けしたものが結構多いことに気づきました。本作りの時はただただ必死で意識していませんでした。本の中で言及したブレーメンの音楽隊もJAMPOTさんきっかけなのです。お迎え頂いた作品が実際に載っていることも多いようで、お客様からも感想をいただきます。オープンされた当初からのおつきあいなので長く、メールで作品集の感想を頂戴すると共に久しぶりに出会った時のお話などをしました。作品がつくられた経緯にも物語が存在し、お迎え頂いたお客様との出会い、長年に渡り紡ぎ紡がれた時間、作品集になるまでの物語、それは星と星がつながって星座になるような。わたしにとってものづくりはコミュニケーションです。「作品集は初めてで…」といった方も居られて、みなさん楽しんでくださっているようです(好き)。馴染みのない方も、めちゃくちゃ敷居が低いものなのでぜひ。パラパラ眺めて楽しんでくださいね。

そんなJAMPOTさん・Guignolさんで開催される天体観測展にお届けした作品は店主さまにも過分にお褒め頂き、恐縮ながら光栄です。見てもらえると嬉しいな。どのような時も驚きや楽しさ、わくわくする感覚を今後もみなさまと自分に届けていきます。

近頃の作業BGMは梶浦由記さんが多いです。特にボーカル入りは歌ウマさんやハモリ曲が好きなのもあってよく聴いています。

作品集「FELT FULLING LAB」のためにやってきたあの子、撮影前に球根のチェックを受ける。

「ヒツジフエルト編集室」として集まってくれた縁の下の力持ちは、作品集づくりの立役者です。

「FELT FULLING LAB」オンラインストアでの発売は7月7日(水)、00:00〜になりました!

それに先立ち、メイキング動画を公開しました。詳しくはお知らせをご覧くださいませ。

 

作品が映える撮影、写真のセレクト、それをどう切り取るか切り取らないか、バックの色を付けるか付けないか、フォントはどれにしよう、テキストはどこに置くか、ページの数字を載せるページと載せないページを間違えないように、などなどなど。本は1ページ1ページ、無数の細やかな手仕事で創られています。そんな編集室の丁寧な仕事をどうぞご堪能ください。(映像に出ていない皆さまも、本当にありがとうございます!)

 

7月7日の発売に先立ち、半年前のご予約やInstagramの限定販売で一足早く手に取られたみなさまから多くの感想やメールを頂いております。ありがとうございます!引き続き楽しんでいただけましたらさいわいです。

※creemaのオーダーは、第一便を近日発送いたします。お待ちのお客さま、お受けした順に仕立てております。もうしばらくお待ちくださいね。

 

未来のもの

2021.6/28

ヒツジフエルト縮絨室Instagram

にて、限定30部の販売を開始しました。ご予約のみなさまの分はすべて発送完了しております。到着を楽しみにお待ちくださいませ。

梱包作業と制作とでしばらくわっちゃわちゃになっていますが、とってもしあわせなことだ。「こんなのつくってみたんだけど、どうかな?」と、話しかけるようにつくっていきたいです。これからも。

2000年の初個展の作品や随分前の作品もいろいろと掲載したので「20年の集大成〜」みたいな部分も無きにしも非ず、ですが、未来に向けてのものです。先を想像しすぎると心配にもなってくるけれど、今までの道のりを宝物にしながらちょっと先の未来をみつめて今やりたいこと、できることをやっていこうと思っています。「君にはまだできる事があるんじゃないかい?」と自分に聞きながら歩いていきたいです。

そしてあらためて、ヒツジフエルト縮絨室に関わってくださるすべてのみなさま、ありがとうございます!

 

Creemaストア6月のオーダー分は順次制作中です。もうしばらくお待ちくださいね。

ピカピカのタイトル。表紙の紙の雰囲気もちょっと独特です。

お待たせいたしました!

ただ今発送準備をしております。来週にはお届けできるかと思いますので、あと少しだけお待ちくださいね。

活動を初めてからの20年と、今現在と、これからが詰まった一冊です。さまざまな人達のおかげでここまでやってくることができました。

ずっと変わらず好きなものもあるし、幸運なことに今も新しく興味の湧くものに出会い、「新しいかも」と感じられる作品づくりに向かうことができています。調子のいい時ばかりではありませんが、面白いや好きを探し、人からもおおいに受け取り深める、そんな人生なんだなと思います。

わたしはあまり旅をしません。でも常に頭の中では面白いと好きを探して旅をしていて、人からも受け取って、感じたものを作品としてこの世界に呼び、話します。ものづくりができていると、ちゃんと話ができているみたいにとても安心するのです。または、話をしていなくても安心しているような感覚というか。

こんな自分に関わってくださるみなさまに感謝の気持ちを込めて、本をつくりました。楽しんで頂けましたら幸いです。