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ヒロタが綴る日々の出来事

ガラスの仮面

2022.6/24

ここいらでは強風が多い。

雨と風と元気いっぱいのカエルの合唱を聴くの好き。

新調したベッドリネン一式もだいぶ馴染んできて、すべてが揃っている色合いに満足している。

今日は受注の第一便を発送して、梱包しきれなかった分は明日送ろう。

たくさんの漫画を読んできたが、わたしが薫陶を受けたのは小学生の頃友達の家で読み耽ったガラスの仮面かもしれないなとふと思う。その子がわたしに「(登場人物の)速水真澄に顔似てるよ」と言って、めちゃくちゃ面白いとすすめてくれた。とても仲良くしてくれて、しょっちゅう遊びに行っていて、おばあちゃんお手製の梅ジュースを飲んだり、飼ってたウサギにごはんをあげたりした。速水真澄に似ているかは当時も今も分からないけれど、自分の根幹を成しているのはあのいわゆる昭和のスポ根イズムかもしれない。主人公とライバルの関係は映画アマデウスのモーツァルトとサリエリのようで、それは鎌倉殿の13人における源義経と梶原景時の関係とも似ている(今年どハマりしている)。天才に対する凡人は、だいたいこじらせて闇落ちしたりしかけたりするパターンが多いが、そんな中ガラスの仮面のライバル亜弓さんは嫉妬の感情も憎しみもちゃんと受け止め苦悩し乗り越え、なおかつ努力の人で、たいへん誇り高い。1975年から連載スタートしている漫画なので表現に思わず笑ってしまうのも含めて素晴らしい作品。白目の文化は最高です。

りぼん、なかよし、少女コミック、花とゆめ、マーガレット、その後はサブカル系、昔からの名作、と割と王道な漫画道を通ってきた中で、今も忘れられないのはガラスの仮面、あとは萩尾望都や山岸凉子の作品たち。またゆっくり読みたいなと思う。