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ヒロタが綴る日々の出来事

アンナ・カリーナ

2019.12/16

アンナ・カリーナが旅立った。

初めて知ったのは大学生の頃。映画「ANNA」のリバイバル上映を観に行きその可愛らしさと美しさとチャーミングさ、以外と低い声、歌声とのギャップにすっかりやられてしまった1人だ。ゴダールと組んだ一連の映画も何本か観たりして、話はさっぱりわからん、だがアンナ・カリーナめちゃくちゃ魅力的や!!と。「修道女」も観たなあ。クルーネックのカーディガン、ボックスプリーツスカート、黒いコートに赤いマフラー、眼鏡。彼女のファッションも楽しくて自分はどちらかというと映画の内容よりもルックスに惹かれちゃったのだろう。ANNAの劇中で歌った「太陽の真下で」がとても好きでこの曲も入ったサントラは当時のヘビーローテーションだった。物の新陳代謝を活発にしているわたしが今も手元に残しているほどだ。18で田舎から出てきて大学生活を送り、アートを楽しみ、小さな映画館に通い出したあの頃の象徴的な思い出の一つなんだと思う。今現在に至る自分の礎。だからとっても淋しいな。ありがとう、アンナ・カリーナ。

今日はCDを引っ張り出して久しぶりにサントラを聴こう。