SR400をカスタムして乗っていた大学時代の知人は、点きの悪いコンロの火を安定して点火させるのが上手なひとだった。「こうやって付けて、ゆっくり離すのよー」とかなんとか。未だにそのコツがよくわからぬまま、時折イラッとしながら私は火を点けている。(うまくいく日もある)
マフラーやらハンドルやらタンクのデザインやら、それぞれのチョイスは最高だったし、カスタマイズしたい人の気持ちはなんとなくわかるのだが、わたしはバイク乗りではないので「そのままでもいいのに」とも思っていた。クラッチにコツが要るらしいバイクに乗る人はコンロの火を点けるのもまたうまいのだろう。