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ヒロタが綴る日々の出来事

white box

2018.1/31



このたび工房を引っ越しました。

より制作に集中できる環境と場所を探しいくつも物件を見てまわった中、入った途端「あ、ここいいな」と感じた所に辿り着くことができました。一緒に回ってくれた不動産屋さんも納得の一件。
去年は、踏ん張ること、自分がどこまでやれるのかということ、そして「引っ越す」という明確な意思を持って制作に打ち込んだ一年でもありました。おかげさまで、一つ一つのお仕事に取り組めたかな?というのが実感です。

ずいぶん長い間、「甘ったれ」という言葉と「なんでも一人でやらないといけない」という思いに勝手に取り憑かれていて、それは自分をたくましくしてくれた大切な期間でした。ですが、なんでも一人でやるだなんて傲慢なのではないかとか、人に頼るべきところは頼った方がいいのではないか?とだんだん思うようにもなりました。トリツカレが行きすぎて何でもかんでも閉じ込めてしまった自分を、なんとか出してやりたいと思いました。いいところも、ナイフのように鋭い部分も含めて。閉じ込めたところで意味はない、ということに気づいたからです。
引越し先にも運び込んだ大きな作業台は買った時自分一人で組み立てたのですが、今回解体するのを手伝ってもらった際「こんな重いものを一人で組み立てるのは危ない」と言われて、確かにそうやなあと。当時は頼りたい人はいたけれど頼れる人はいなかったし、一人でやることに意地になっていたのかもしれません。
いろんな期間を過ごしてきたからこそ、今の場所にたどり着けたのだと思います。人の助けによってもここに来れた。ご都合主義かもしれませんが、結果的に最大の恩恵を受けたということだけは事実として受け止めたいところです。

ここからまたどんな毎日を過ごし、どれだけ作品を創り出せるだろうか。変わらず変わってまたはじまり。

日々の制作、催事、納品、ウェブショップなどは通常どおり365日営業しております。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。