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ヒロタが綴る日々の出来事

かさなりかさなれ

2016.3/10


これしか取り柄がなかったもので、と、続けてきた理由を後ろ向きに考えればきりがない。でも、表現する事で生計を立てようとするなんて、根が楽観的で前向きでなければ続けていられないだろう。
(あるいは単純に、引き返せないところまできてしまったからか)
本当は後ろ向きでネガティブ、でも本当は楽観的。本当は自信がない、でも本当は自信がある。本当に才能ないなあと思う、でも本当は才能があると思う。そんな風にいくつもの「本当は」をミルフィーユ状に重ねながら、ふとしたきっかけでサクサク崩れてしまいそうな、でも案外簡単にくずれなさそうな、そんな中で生きている。重なった思いの中にいるままでも続けていけばそれなりにどっしりしていく。