栗色ホリディ
2008.10/4
思い立って栗の渋皮煮を作っていた。
一から作るのはとても手間のかかるもので 二日を要したが
ピアノのメロディアスな曲に乗っかって根気よく灰汁を取り続け
コトコトと。ちょっと人に自慢できる様な一品に仕上り、満足。
栗を煮た液が良い色で、せっかくだから草木染めをしようと染液にする。
サンプル程度の量だけ、羊毛を染めておいた。
渋皮煮は保存がきくので幾つかラム酒なぞ洋酒に漬けておこうと
思ったはいいが、私はふだんお酒を飲まないし 第一洋酒は苦手である。
よって、ない。・・・残念。
洋酒に浸かった果物などは好きなのだが。
物が沢山ある部屋は好きではない。しかし本はどうしても増えるので
時々古本屋に持って行く。
今日は大きな紙袋いっぱいの本を持って行った。
出来る事ならトランクひとつだけで生きていきたい位だ。
いよいよ本気でテレビも邪魔になってきたな・・・。
ピアノの音はいい。
高校まで習っていたから親しみがあるというのもあるだろう。
素晴らしい演奏に出会うとトリップする。頭の中に映像が浮かんでくる。
黒い鳥、鈍色の空、銀鼠色の海、佇む一人の女...
映画が出来そう。