人形をつくっています。頭部だけだとちょっとホラー。瞳は初めて使う真紅のガラスです。
ボディーをつけて現在はこんな感じ。まだ途中なのでこの雰囲気は今だけだろうな、と思い撮影しました。ここからしばらく寝かせて次の制作に入ろう。(締め切りがある)
ニードルフェルト、ウェットフェルト、絵を描く、これらを交互にしていかないといずれの感覚も取り戻すのに時間がかかるし単一作業は身体に負担がかかるので、いろんなことを並行してやるのが好き。
ところで、ジョージ・フレデリック・ワッツの絵画「希望」がじんわりと心に染み入るようになりました。というか、最近やっと作者とタイトルを検索してたどり着きました。たった一本の弦が残った竪琴に耳をぎりぎりにまで近づけ、その微かな音を聴いている目隠しをした少女の絵です。まだ残っている微かなものは希望かしらと。残っているものを聴こうとする、気付こうとするたくましい心。絶望と希望は表裏一体で、あなたはどこに目を向けるのか。または残っているのに「もうないのだ」と目を向けようとしないのか(見ないと決めるのか?)。見ないで悲しんだりするのは余裕があるからできることだよな、残っているものがあると本当は知っているからだよな、とか。いろいろな気持ちになります。寓意画って結構好きなんだなと気づきました。