これまでの価値観やあたりまえだと思い込んできたものがぶっ壊れたとき、それは大抵傍目から見えない。
たとえば夜は暗くて辺りがよく見えない。明るく見える遠い向こうの街、または輝くお月さまにたどり着いたとしたら何かがあるのかもしれないけれど、はてさて、ほんとにあるかどうかはわからない。暗くてよく見えない夜は、手探りでたしかめながらゆっくり動いたりじっとしていたり気配をうかがったりするもの。なので今はそっと耳をすませる。よく見えないんだから、真昼間みたいにがんがん動かなくてもええやん。
「本当」に焦点を当てると、私の本質は全くエンタメにはできない。人に届けるために作品もエンターテイメントしているし、結局のところ私はその”変換”が大好き。しかし、そろそろ本質にも目を向ける時期がきているとぼんやり感じているこの頃です。作品になるならないに関わらず。これからどこに行くんだろうなあ。
”普通ってなんですか
それを手に入れれば周りから浮かなくて安心しますか
そんな疑問が一度でもわいてしまった人は、もう気づかなかった頃には戻れない
目に見える衝撃や誘惑に気を取られずに、傍目からは見えないような衝撃を大切に、
月を見ながら夜のお散歩するみたいに手探りでじっくり行きましょう”
でも、目先に惑うのは人間らしい。
ひっさしぶりに驚くほど青臭いことをあらためて考えておりました。というか青臭くても自分にとって大切なこと、頭と体でわかっていても実際に身につけるのは超ムズイぜ、というおはなし。
それはそれとして、8日からは天体観測展のウェブショップが販売開始となります(現在はプレビュー画面です)。
また、心臓ブローチのオンライン販売の制作、Creemaの受注分制作も引き続きやっております。いろいろと、楽しみにお待ちくださいませ。この夏もフェルトも暑い、いや熱い。