Crepuscule (黄昏 )
Terril (ぼた山) - Cristian Boltanski
(こうして撮影できるエリアがあるのも素敵)
大阪の国立国際美術館にて開催中のボルタンスキー展に行ってきました。
DEPART、暗い空間の数々、明滅する電球とともに鳴り続ける心音、胸元へ耳を傾けると聞こえる死者への問いかけ、咳をする男の音声をひたすらヘッドフォンで聴く、だんだんと消えていく黄昏の電球、ボルタンスキーが生きた現時点までの時間を表示し続けている作品(彼の死の瞬間に止まる)、来世、ARRIVEE。人が生きた痕跡とその不在、死を連想させるインスタレーションの数々を十二分に堪能し、自分の個人的な体験や今の状況を映す鏡のように引き寄せても楽しみました。こういうかたちでしかあらわせないものが現実に存在してくれていることは正直、最高の癒しになります。空間全体を使って鑑賞者を没頭させてくれる作品が好きなんだなあということもよくわかりました。お肌つやつやになって帰ってきた気分。
お昼も食べずに没頭していたので、京都に住んでいた頃大阪に納品などに出かけた帰りよく寄っていた川沿いのカフェでピクルスたっぷりのホットドッグとロイヤルミルクティーをいただきました。帰宅して鳥取のおみやげ(うさぎの洋菓子)とカフェオレでおやつ。半身浴をし、林檎とチオビタ。副鼻腔炎の兆候がまだあるので薬を飲んで早めの対処。日記を書き、今夜も早めに就寝予定。もともとおめでたい頭を持っているというのもあるけれど、私が元気だと周りの人も会わない人も安心してもらえると思っており。