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ヒロタが綴る日々の出来事

“命が病のように取り付いて”

2013.10/6


こんな表現と出会えることがあるから、作品を観る行為は楽しい。

「ヒツジフエルトのブローチ展」at carbon、無事終了。
お客様に、きれいな花束のお見舞いをいただきました(!)。とっても嬉しかったです。
ありがとうございました。

昨日の仕入れで無理に歩いたからか、若干痛みが強め。少しずつ腫れは引いているよう。昨日から、紐をゆるくしてスニーカーが履けるようになった。それでも長い時間は履けない。まだ引き摺って歩く。午前中は引きこもって「ドライヴ」「007 スカイフォール」を鑑賞。どちらも好みな映画だった。ドライヴは、主人公の"ドライバー"が非常に魅力的で、鑑賞中「かっこいい〜」を連発。カースタントマンであり、裏では逃し屋家業を行っている無口で孤独なドライバー、そのプロフェッショナルな仕事っぷり、孤独感、幸せ、人生は後戻りできないのだという切なさ、がっつりバイオレンス。心がひりひりとした。ライアン・ゴズリングの佇まいがとにかくかっこいい。007 スカイフォールは、派手なアクションはがっつりとありながら、長い間親しまれて来た007シリーズの「もう時代遅れなのかな・・・?」感と、ボンドの老い感が重なる作りになっていて、それでもシリーズを続けることの意味を模索し続けるかのような物語。個人的にも自分の作家活動と重ねて観ていた。ほんと、他人事ではない。
Qには勿論、心から萌えさせてもらいました。
キンケイドの「スコットランドへようこそ!」には笑わせてもらった。

いろんなジャンルの作品を観ることは単純に楽しいことだし、作家としても必要なことでありながら、つくることに追われ、また「そんな暇があったら作れ」と自分で自分の首を絞めていることがよくある。これはおそろしいことだ。こんなにしっかりと映画を観る事が出来たのは、怪我の功名というやつか。